「父は理不尽な怒りを誰彼かまわずぶつけてしまいます。バスの運転手さん、薬剤師さん、携帯会社、車屋さん…全て10分から30分は粘着して怒っています。説明を聞いていない、いや、説明聞いたからサインをもらっているはずです。帰って契約書見てください…これが一番使うクレームです。みんなが笑うところ冗談も通じない、言葉の意味を言葉通りに受ける?みたいなところがあります。昔からなので、認知症ではないかなあと…計算や地理は得意です。運転はよく捕まります。会話は苦手です。調べ物はしません。考えません。本は読みません。これは性格ですか?何か病が隠れている可能性ありますか?父の姉も同じモンスターで、叫びながら父の会社にアポなしで乗り込んだことが有名です。なんかいきのが好きな低脳か病気か?可能性を教えてください。精神科とか内科とか、カウンセラーとかなにがいいのか??」
お父さんの怒りの原因は何?可能性を探ってみましょう
このご相談、とても辛い状況だと想像します。わかります。ご家族のことで、しかもこのような状況は、誰にも相談しづらい、そして、どうすれば良いのか途方に暮れてしまう気持ち、よく分かります。
まず、お父様の怒りの原因を特定することが大切です。ご相談内容からいくつか可能性が考えられます。一つは、衝動性のコントロールが難しい状態である可能性です。これは、感情の制御がうまくいかず、怒りが爆発してしまう状態を指します。怒りの感情が湧き上がると、その感情に圧倒されてしまい、周囲への配慮や状況判断が難しくなるのです。これは、性格的な側面もあれば、何らかの精神的な要因が関与している可能性もあります。
二つ目は、コミュニケーション能力の課題です。お父様は、会話が苦手で、要点を伝えられない、相手の話を聞かない、といった傾向があるようです。これは、相手の意図を理解する能力や、自分の考えを明確に伝える能力の不足が原因かもしれません。この場合、コミュニケーションスキルを向上させるための訓練や、専門家によるサポートが必要となる可能性があります。
三つ目は、認知機能の低下の可能性です。認知症は、記憶力や判断力の低下だけでなく、感情のコントロールが難しくなるという症状も伴うことがあります。しかし、ご相談内容では計算や地理に長けている部分もあるため、認知症の可能性は低いかもしれませんが、念のため、専門家による検査を受けることをお勧めします。
四つ目は、特定の精神疾患の可能性です。例えば、反社会性パーソナリティ障害や、気分障害などが考えられます。これらの疾患は、衝動性や怒りのコントロールの困難さ、コミュニケーションの障害などを引き起こす可能性があります。しかし、診断は専門医による診察が必要です。
これらの可能性を踏まえ、まずは医療機関への受診を検討することをお勧めします。精神科医や神経内科医に相談することで、お父様の状態を正確に把握し、適切な治療やサポートを受けることができます。また、必要に応じて、カウンセラーや心理士によるカウンセリングも有効です。カウンセリングでは、お父様の感情のコントロール方法や、コミュニケーションスキルの向上を支援することができます。
お父さんの状態を理解するために、何ができる?
お父様の状態を理解するためには、ご自身も積極的に行動することが重要です。例えば、お父様の行動パターンを記録してみましょう。いつ、どのような状況で怒りが起こるのか、どのような言葉や行動をとるのかなどを詳細に記録することで、怒りのパターンが見えてくるかもしれません。また、お父様とのコミュニケーション方法を見直すことも大切です。一方的に話したり、批判したりするのではなく、共感的に話を聞くことを心がけましょう。そして、ご自身の感情を大切にすることも忘れずに。ご自身も辛い思いをされていると思います。ご自身のメンタルヘルスにも気を配り、必要であれば、ご自身も専門家に相談することをお勧めします。
例えば、私の友人で、父親が似たような症状を抱えていた人がいます。彼は、最初は一人で抱え込んでいましたが、ある時、大学のカウンセリングセンターに相談しました。そこで、父親の行動パターンを記録し、専門家と共有することで、父親の状態を客観的に理解し、適切な対応方法を学ぶことができました。そして、彼は父親とより良いコミュニケーションをとる方法を学び、関係性が改善しました。これは一例ですが、専門家のサポートを受けることで、状況が改善する可能性があります。
大学生活と就職活動への影響、そしてあなたの未来
お父様の状況は、あなたの大学生活や就職活動にも影響を与える可能性があります。精神的な負担は想像以上に大きく、学業や部活動に集中できなくなってしまうかもしれません。また、就職活動においても、面接などでうまく感情をコントロールできない、落ち着いて話せない、といった問題が発生する可能性があります。
しかし、決して諦めないでください。まずは、お父様の状態を理解し、適切なサポートを受けることが大切です。そして、ご自身のメンタルヘルスにも気を配りながら、大学生活や就職活動に臨んでください。大学にはカウンセリングセンターなどがあります。利用を検討してみてください。また、就職活動においては、企業の理解が重要です。企業によっては、個人の事情に配慮してくれるところもあります。大学野球支援機構では、野球に理解のある企業を紹介する活動も行っています。もし、就職活動で困ったことがあれば、相談してみるのも良いかもしれません。もちろん、ご自身のキャリアパスをじっくりと考えることも大切です。大学生活を充実させ、将来の夢に向かって進んでいきましょう。
大切なのは、あなた自身が幸せになることです。お父様の状況は、あなたの人生の一部ではありますが、全てではありません。ご自身の幸せを第一に考え、周りの人に相談しながら、前向きに進んでいきましょう。