「子供たちにスポーツを教えています。中学になる頃、部活に入るために辞める子は以前からいたんですが、最近は小学高学年になると子供たちが塾へ通う回数が増え、週に6日ほど塾通いとなりスポーツ教室を辞める子供が最近増えてきています。僕が子供のころと比べて、ご両親が勉強ばかりさせている、させはじめている子供が増えてきているように感じます。勉強をすることで将来に良い職場へ勤めて社会的地位を受けるのは生きていくこととして大切だと思いますが、全ての人が勉強ばかりをしても良い職場に勤めることが出来るわけでも無いですし、エリートと呼ばれる人間が人間らしさを持っているかと言えば疑問に感じます。今の時代は人間らしさが大切ではないかと思うのですが、子供たちは学校が終わり塾に通い自宅に帰れば宿題等で夜中までの勉強を繰り返している子も多いです。そのような勉強ばかりをすることは人として良いことなのでしょうか？※勉強をしないよりは良いとは思います。」　このご相談、多くの保護者の方々が抱える共通の悩みだと思います。お子さんの将来を真剣に考え、最善の道を模索されているご尽力、本当に素晴らしいですね。 確かに、現代社会では「良い大学」「良い会社」への進学・就職が成功の指標になりがちですが、それだけが全てではない、というお気持ち、深く共感いたします。

部活動と学業の両立は本当に難しい？

「部活動と学業の両立なんて、無理ゲーでしょ…」そう思っていませんか？ わかります。私も大学時代、野球部に所属しながら、単位取得に苦戦した経験があります。時間管理に追われ、睡眠不足の日々…正直、辛かったですね。でも、不可能ではないんです。大切なのは、戦略的な時間管理と周囲の理解です。例えば、私の友人で、野球部と学業を両立し、卒業後に希望の企業に就職した人がいます。彼は、授業の合間や練習後のわずかな時間を有効活用し、計画的に勉強を進めていました。さらに、チームメイトや教授との良好な関係を築き、困った時はすぐに相談できる環境を作っていました。 両立の秘訣は、計画性とコミュニケーションにあると言えるでしょう。

大学野球経験者は就職活動で不利？

「大学野球をしていたから、就職活動で不利になるのでは…？」と不安に思われる方もいるかもしれません。確かに、企業によっては、学業に専念できる学生を優先するところもあるかもしれません。しかし、大学野球経験者は、企業が求める多くの資質を備えていることが多いんです。例えば、責任感、忍耐力、チームワーク、目標達成能力など。 厳しい練習や試合を通して培ってきたこれらの経験は、企業にとって大きな魅力になります。 実際、多くの企業は、大学野球経験者の粘り強さや精神力を高く評価しています。 もちろん、就職活動では、自分の強みを明確に示すことが重要です。大学野球での経験をどのように活かせるのか、具体的なエピソードを交えながらアピールすることで、企業への理解と共感を深めることができますよ。

大学野球と将来のキャリアパス：どんな選択肢があるの？

大学野球を経験した後のキャリアパスは、実に多様です。もちろん、プロ野球選手を目指す道もありますが、それはほんの一握りです。社会人野球に進み、競技を続けながら働く道もありますし、一般企業に就職して、野球経験を活かしたキャリアを築くことも可能です。 例えば、営業職では、粘り強さや目標達成能力が、高い成果に繋がります。また、チームワークを重視する企業では、協調性やコミュニケーション能力が評価されます。 さらに、大学野球支援機構のような団体が、野球に理解のある企業を紹介するサポートを行っている場合もあります。 大切なのは、自分の強みや興味、将来のビジョンを明確に持ち、それに合ったキャリアパスを選択することです。 焦らず、じっくりと自分自身と向き合い、将来の夢を実現するための計画を立てていきましょう。

「勉強ばかりさせていることが、人として良いことなのか？」というご質問には、一概に「良い」とは言えません。もちろん、学力は社会生活を送る上で重要な要素です。しかし、それ以上に大切なのは、健康な心身と、豊かな人間性です。 お子さんが、勉強だけでなく、スポーツや趣味を通して、仲間と協力すること、困難を乗り越えること、そして自分自身と向き合うことを経験することは、将来の社会生活において非常に大きな財産となります。 お子さんの個性や才能を尊重し、バランスの良い教育を心がけることが大切です。 勉強と部活動の両立は、決して簡単なことではありませんが、お子さんの成長にとって貴重な経験となるでしょう。 お子さんの将来を真剣に考え、色々な選択肢を検討し、お子さんと一緒に未来を描いていってください。