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大学野球と就活:自己PRが長すぎる?400字にまとめるコツと魅力的な伝え方

  • 就職活動
2025年06月27日

就職活動中の大学生から、自己PRの文字数に関する相談がありました。「現在639文字の自己PRを400字程度に短縮したい。どこを削ればいいのか、また全体的に変だと思うところがあればアドバイスしてほしい」とのことでした。 野球部活動と学業を両立してきた経験を活かし、魅力的な自己PRを作成するためのポイントを一緒に考えていきましょう。

自己PR、639文字を400字に短縮するには?どこを削ればいいの?

639文字の自己PRを400字に短縮するのは、確かに難しいですよね。わかります!私も以前、似たような経験をしました。大切な経験をすべて伝えたい気持ち、すごくよくわかります。でも、企業側は膨大な数の応募書類を読みますから、簡潔で分かりやすい自己PRが重要です。大切なのは、「何を伝えたいか」を明確にすること。そして、それを効果的に伝えるための構成を考えることです。

あなたの自己PRは、オープンキャンパスの個別相談スタッフの経験を通して「相手の想いを汲み取る大切さ」を学んだことを中心に語られています。これは素晴らしい経験ですし、企業が求める「共感力」や「コミュニケーション能力」を効果的に示せる内容です。しかし、現状の文章は少し冗長で、要点がぼやけてしまっている部分があります。

具体的にどこを削るかですが、まず「受験生のためになりたいという思いで二年次から始めました」や「どうして伝わらないのかと考えていたとき、ふと自分を中心に考えていないかという思いが生じました」といった、導入部分の記述は簡潔にまとめられます。 これらの部分は、結果として「相手の想いを汲み取る」という結論に至るまでのプロセスなので、結論を先に述べて、その根拠となる具体的な行動や成果に焦点を絞ることで、より効果的に伝えられます。

例えば、「オープンキャンパスでの個別相談活動を通して、当初は自分の伝えたいことばかりに意識が向きがちでしたが、受験生のニーズを的確に捉え、より効果的な情報提供を行うことで、感謝の言葉を頂けるようになりました。」のように、結果と具体的な行動を簡潔に記述できます。

また、「具体的に変えたことは次の二つです」以降も、それぞれ具体的なエピソードを短くまとめる必要があります。例えば、「笑顔で話しかけ、相談しやすい雰囲気作りを心がけました」は、「笑顔で積極的に話しかけ、リラックスした雰囲気を作ることで、受験生の悩みを聞き出しやすくなりました」のように、具体的な効果を付け加えることで、より説得力が増します。同様に、「実際に使っている教科書やサークルの写真を見せながら相談に乗ったことです」についても、「視覚的な資料を活用することで、大学生活のイメージを具体的に伝え、理解を深めることができました」のように簡潔に表現できます。

最後に、「この経験から相手の想いをきちんと踏まえることの大切さを学び、その学びを様々な活動の中で実践してきたという自負があります」という締めくくりも、もう少し具体的に、今後の仕事への意欲につなげるように修正しましょう。「この経験から培った共感力とコミュニケーション能力を活かし、お客様のニーズを的確に捉え、最適なサポートを提供していきたいと考えています。」のように、具体的な仕事への意欲を示すことが大切です。

自己PR全体の見直しポイント:企業が求めるものは?

自己PRは、企業があなたの人物像や能力を判断する重要な材料です。単に経験を羅列するのではなく、企業が求める人物像とあなたの経験をどのように結びつけるかが重要です。あなたの自己PRは、コミュニケーション能力や共感力といった、多くの企業が求める能力を効果的に示せる内容です。しかし、それをより明確に、そして簡潔に表現することが必要です。

  • STAR法を活用する:状況(Situation)、課題(Task)、行動(Action)、結果(Result)の4つの要素で構成するSTAR法を用いることで、経験を具体的に、かつ効果的に伝えられます。あなたの経験は、すでにSTAR法の要素を含んでいますので、それを意識して構成を再構築してみましょう。
  • 企業の求める人物像を理解する:応募する企業の企業理念や求める人物像を事前にしっかり理解し、自己PRの内容をそれに合わせて調整しましょう。企業が重視する能力や価値観を踏まえ、あなたの経験がどのように活かせるのかを明確に示すことが重要です。
  • 数字や具体的な成果を盛り込む:例えば、「相談件数〇〇件」「満足度〇〇%」といった具体的な数字を盛り込むことで、あなたの成果を客観的に示し、説得力を高めることができます。あなたのオープンキャンパスでの経験にも、具体的な数字を盛り込める部分があるかもしれません。

例えば、ある企業が「チームワークを重視する」という理念を持っているとします。その場合、あなたのオープンキャンパスでの経験を、「チームメンバーと協力して、受験生への対応をスムーズに行い、高い満足度を得ることができました」のように表現することで、企業の求める人物像とあなたの経験を効果的に結び付けることができます。

大学野球経験と自己PR:どのように活かす?

大学野球部での経験は、自己PRに非常に役立ちます。責任感、忍耐力、チームワーク、目標達成能力など、多くの企業が求める能力を磨くことができるからです。しかし、単に「野球部で鍛えられました」と書くだけでは、説得力がありません。具体的なエピソードを交え、どのようにこれらの能力を培い、活かしてきたのかを具体的に説明することが重要です。

例えば、厳しい練習を乗り越えた経験や、チームメイトと協力して目標を達成した経験などを、STAR法を用いて具体的に記述することで、あなたの能力を効果的にアピールできます。また、野球部での経験を通して学んだ「粘り強さ」や「責任感」といった能力が、就職活動や将来の仕事にどのように活かせるのかについても触れると、より説得力が増します。

例えば、私の友人で、大学時代に野球部で主将を務めていた人がいました。彼は自己PRで、主将としてチームをまとめ、リーグ優勝という目標を達成した経験を詳細に語っていました。その経験を通して学んだリーダーシップや責任感、そしてチームワークの重要性を、将来の仕事に活かしたいという強い意志を明確に示していました。その結果、彼は希望する企業から内定を得ることができました。このように、具体的なエピソードを交え、あなたの経験と能力を効果的に伝えることが大切です。

もし、あなたが野球部での経験を自己PRに活かしたいと考えているなら、どのような経験があなたの成長につながったのか、そしてその経験から何を学び、将来どのように活かしたいのかを具体的に考えてみましょう。 あなたの経験は、きっと企業にとって魅力的なアピールポイントになるはずです。

中小企業の中には、野球に理解のある企業も多く存在します。社会人野球クラブチームへの所属や現役選手としての活動に配慮のある企業も少なくありません。もし、就職活動でそのような企業を探したい場合は、大学野球支援機構が持つネットワークを活用することも検討してみてください。ただし、これはあくまでも選択肢の一つです。まずは、自身の強みや経験を活かせる企業を見つけることに集中しましょう。

大学野球支援機構は野球と仕事の両立をサポートします

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