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大学野球と就活:資格はどれから履歴書に書けばいい?

  • 就職活動
2025年06月27日

大学3年生で、野球部に所属しながら就職活動に備えている方から、資格取得についてのご相談がありました。「そろそろ就職活動が本格的に始まるので、資格取得について間違わないように前もって覚えておきたい」とのこと。現在お持ちの資格は仏検5級、英検準2級、ワープロ検定4級。今後取得予定の資格は、仏検3級、TOEIC、簿記検定、MOS、キータッチ2000、Access、社会保険労務士とのことです。どの資格から履歴書に記載すべきか、悩まれているようです。わかります!就活は本当に不安ですよね。一緒に考えていきましょう。

履歴書に書く資格はどれを選べばいいの?

まず、結論から言うと、「資格の級」よりも「その資格があなたの応募する企業や職種にとってどれほど役立つのか」が重要です。 英検準2級やワープロ検定4級は、必ずしも履歴書に書く必要はないかもしれません。しかし、それらがあなたの強みとなり、企業の求める人物像に合致するなら、記載しても良いでしょう。例えば、営業職を目指していて、英検準2級で培ったコミュニケーション能力をアピールできるなら、記載する価値はあります。逆に、事務職を目指していて、ワープロ検定4級のスキルが活かせないなら、記載は控えた方が良いかもしれません。

例えば、私の友人で、大学時代に野球部とアルバイトを両立しながら、簿記検定2級を取得した人がいます。彼は、その資格を履歴書に記載し、経理事務の職種に内定を得ました。彼は、野球部での経験で培った忍耐力やチームワークに加え、簿記検定2級のスキルをアピールすることで、採用担当者に彼の能力を効果的に伝えることができたのです。大切なのは、資格そのものよりも、その資格があなたの能力をどのように示せるかということです。

あなたの今後の資格取得計画を見てみましょう。社会保険労務士は、専門性の高い資格であり、人事部や労務管理に携わる職種であれば、大きな強みになります。TOEICも、グローバルな企業を目指すなら高得点を目指すべきでしょう。簿記検定やMOS、Accessも、職種によっては非常に有効な資格です。しかし、これらの資格は、取得するだけでなく、その知識やスキルをどのように活かせるかを明確に示すことが重要です。

野球部の経験は就活でどのように活かせるの?

大学野球での経験は、就活において大きな武器になります。「体力」「精神力」「協調性」「責任感」といった、企業が求める多くの能力を野球部活動を通して培っているからです。 履歴書や面接では、具体的なエピソードを交えて、これらの能力を効果的にアピールしましょう。

例えば、「厳しい練習を乗り越えた経験」や「チームメイトと協力して目標を達成した経験」、「試合で逆境を乗り越えた経験」などを、具体的な数値や結果を交えて説明することで、あなたの能力を客観的に示すことができます。 また、野球部でのリーダーシップ経験があれば、積極的にアピールしましょう。キャプテンや副キャプテンを務めた経験、チームをまとめるために工夫したことなどを具体的に説明することで、あなたの高いコミュニケーション能力やリーダーシップを証明できます。

さらに、野球部での経験を通して培われた「時間管理能力」も重要なアピールポイントです。学業と部活動を両立させるためには、綿密な計画と時間管理が不可欠です。この経験は、社会人になってからも役立つスキルであり、企業にとって魅力的な人材であることを示すことができます。 面接では、具体的な時間管理方法や工夫した点を説明することで、あなたの能力を効果的にアピールしましょう。

中小企業への就職:野球経験を活かせる可能性

野球経験を活かして就職活動を進めたいと考えているなら、野球に理解のある中小企業も視野に入れてみましょう。中には、社会人野球クラブチームを支援したり、現役選手としての活動を応援したりする企業もあります。 一般社団法人大学野球支援機構では、そうした企業との連携にも力を入れています。もちろん、就職活動は企業選びが全てではありませんが、あなたの情熱を理解し、応援してくれる企業を見つけることは、充実した社会人生活を送る上で非常に重要です。

中小企業は、大企業と比べて、社員一人ひとりの個性や能力を重視する傾向があります。野球部での経験を通して培った能力は、中小企業においても高く評価される可能性が高いでしょう。 また、大企業に比べて、アットホームな雰囲気の企業も多いので、人間関係を重視する方にもおすすめです。 就職活動では、企業の規模にとらわれず、自分の能力を最大限に活かせる企業を見つけることが大切です。

就職活動は、自分自身と向き合い、将来のキャリアプランを真剣に考える貴重な機会です。 焦らず、じっくりと準備を進め、あなたにぴったりの企業を見つけてください。応援しています!

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