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大学野球と就職活動…卒業時の偏差値低下が就活に影響するってホント?

  • 就職活動
2025年06月27日

先日、大学野球支援機構にはこんな相談が寄せられました。「2018年に偏差値55の大学学部に合格しましたが、2023年に卒業する頃には偏差値が37.5まで下がっていました。就職活動では、最終学歴は偏差値37.5の大学出身として見なされるのでしょうか?それとも、合格した当時の偏差値55の大学学部が最終学歴となるのでしょうか?正直なところ、就活に影響があるかとても不安です。」 多くの大学生、特に大学野球に打ち込んでいる学生は、学業と部活動の両立に苦労し、卒業時の大学の偏差値が下がったというケースも少なくありません。この相談のように、卒業時の偏差値の低下が就職活動にどう影響するか、不安に思っている方も多いのではないでしょうか。そこで、今回はこの疑問について、具体的な根拠を交えながら解説していきます。

偏差値の変動は、就職活動にどう影響する?

結論から言うと、就職活動において、最終学歴は卒業時の大学の偏差値で判断されるわけではありません。 企業の人事担当者は、卒業大学の偏差値だけで合否を決めるようなことはありません。もちろん、大学名や学部名、卒業成績などは参考資料として見られることはありますが、それだけで合否が決まることは稀です。企業は、応募者の人物像、経験、能力を総合的に判断して採用を決定します。偏差値はあくまで大学の学力レベルを示す指標の一つに過ぎず、個人の能力やポテンシャルを完全に反映しているわけではありません。

例えば、私の友人で、大学時代に野球部に所属し、全国大会に出場した経験を持つ学生がいました。彼は、学業との両立に苦労しながらも、リーダーシップや責任感、粘り強さといった貴重な経験を積みました。卒業時は成績は決してトップクラスではありませんでしたが、彼の持つ経験や人となりは、面接で高く評価され、第一志望の企業に内定を得ることができました。偏差値は低くても、その学生がどのような経験をして、どのような人間に成長したのかが、企業にとって重要な判断材料となるのです。

さらに、大学野球支援機構では、野球に理解のある中小企業との連携を強化しており、社会人野球クラブチームへの所属や現役選手としての活動に配慮のある企業への就職支援にも力を入れています。これらの企業は、学生の人間性や潜在能力を重視する傾向が強く、偏差値の変動を過度に気にすることは少ないと言えるでしょう。

大学時代の活動内容をどのようにアピールすればいい?

では、大学時代の学業成績が必ずしも芳しくなかった場合、どのように就職活動を進めていけば良いのでしょうか?ポイントは、大学生活で得た経験やスキルを効果的にアピールすることです。大学野球部での活動は、まさにそのための絶好の材料となります。

  • チームワークやコミュニケーション能力: チームスポーツである野球は、チームメイトとの協力、コミュニケーションが不可欠です。練習や試合を通して培ったチームワークやコミュニケーション能力は、企業においても非常に高く評価されます。
  • 責任感やリーダーシップ: キャプテンや副キャプテンなどの役職を経験した場合は、リーダーシップや責任感、目標達成能力をアピールできます。具体的なエピソードを交えて説明することで、説得力が増します。
  • 困難克服能力: 野球部活動は、厳しい練習や試合を通して、困難を克服する能力を養う場となります。挫折を経験し、そこから学び、成長した経験は、企業にとって貴重な財産です。
  • 時間管理能力: 野球部活動と学業の両立は、高い時間管理能力が求められます。どのように時間管理を行い、両立を実現したのかを具体的に説明することで、あなたの能力を効果的にアピールできます。

これらの経験を、履歴書やエントリーシート、面接で効果的に伝えられるように準備することが重要です。具体的なエピソードを交え、あなたの成長や能力を明確に示すことで、企業はあなたのポテンシャルを理解し、評価してくれるでしょう。例えば、「〇〇大学野球部で主将を務めた経験から、チームをまとめ、目標達成に導くリーダーシップを培いました。特に、〇〇という困難な状況においては、〇〇という戦略でチームを鼓舞し、結果的に〇〇という成果を上げることができました。」といったように、具体的なエピソードを説明することで、より説得力が増します。

就職活動における成功事例と失敗事例

大学野球支援機構では、多くの学生の就職活動を支援する中で、様々な成功事例と失敗事例を見てきました。成功事例の多くは、自分の強みを明確に理解し、それを効果的にアピールできた学生です。彼らは、大学野球部での経験を単なる趣味や活動としてではなく、社会で活かせるスキルや経験として捉え、企業に貢献できる点を明確に示していました。

一方、失敗事例の多くは、自分の強みを明確に示せていなかった学生です。彼らは、大学野球部での経験を漠然と説明するだけで、企業が求める能力との関連性を示すことができませんでした。また、自己PRが不足していたり、面接での対応が不十分だったりするケースも少なくありませんでした。

就職活動は、自分自身をしっかりと理解し、それを企業に伝えるための戦いでもあります。自分の強みを明確に理解し、それを効果的にアピールする練習を繰り返すことが、就職活動の成功に繋がります。大学野球支援機構では、就職活動に関する様々なサポートを行っていますので、お気軽にご相談ください。(※ただし、直接的な就職支援は、機構が連携している企業に限ります)

大学野球支援機構は野球と仕事の両立をサポートします

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