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大学野球と就職活動:内定の給与明細を見て不安…大丈夫?

  • 就職活動
2025年06月27日

先日、大学4年生の男性から、内定先の企業の給与明細について相談がありました。「初任給(住宅手当含む)月給20万2100円」という内定通知を受け、家賃や社会保険料を差し引くと手取りが12万円台になる可能性があり、少なすぎるのではないかと不安に感じているとのことでした。住宅手当込みの給与表示について、疑問を感じているようです。一緒に考えていきましょう。

内定先の給与明細、本当に少なすぎる?

「初任給20万円台…少なすぎる?」そう感じる気持ち、すごくよくわかります。特に、大学生活で培ってきた経験や、野球部活動での努力を考えると、もっと高い給与を期待していたかもしれませんね。私もかつて、就職活動で似たような不安を抱いた経験があります。

まず、重要なのは、提示された金額が税金や社会保険料を差し引く前の金額なのか、差し引いた後の金額なのかを確認することです。多くの場合、内定通知書に記載されている金額は、税金や社会保険料を差し引く前の額です。つまり、20万2100円から税金や社会保険料が差し引かれた額が、実際の手取りになります。

ご質問にあるように、家賃5万円を差し引くと15万2100円、さらに厚生年金3万円を差し引くと12万2100円…確かに、生活していくには厳しい金額かもしれません。しかし、この計算には、いくつかの抜けがある可能性があります。

例えば、厚生年金は給与の約8%が拠出額となります。20万2100円から計算すると、約1万6000円程度です。3万円という数字は、もしかしたら健康保険料なども含めた金額かもしれません。また、所得税や住民税も差し引かれることを忘れてはいけません。

正確な手取り額を知るためには、内定先の担当者に直接確認することが一番です。 給与明細の見方や、税金・社会保険料の計算方法について丁寧に説明してもらうようにしましょう。疑問点を解消することで、不安も軽減されるはずです。

住宅手当込みの給与表示は問題ない?ブラック企業?

住宅手当込みの給与表示についてですが、これは必ずしも「ブラック企業」を意味するものではありません。多くの企業で、住宅手当は給与に含まれて表示されるのが一般的です。ただし、住宅手当の金額や支給条件は、企業によって大きく異なります。

例えば、ある企業では、社宅を提供している場合、住宅手当は支給されないこともあります。また、地域や職種によって、住宅手当の金額が異なるケースも珍しくありません。

重要なのは、住宅手当込みの給与額だけでなく、手取り額、そしてその金額で生活できるかどうかを総合的に判断することです。 もし、手取り額が生活していく上で厳しいと感じるのであれば、内定先企業に相談してみるのも良いでしょう。生活に支障がない範囲で、給与体系について交渉できる可能性もあります。

もちろん、企業の規模や福利厚生、社風なども考慮すべき点です。給与明細だけでなく、企業説明会や面接での情報、社員の方々の雰囲気などを総合的に判断して、自分にとって本当に良い企業かどうかを見極めることが大切です。

大学野球経験を活かせる就職活動とは?

大学野球で培った経験は、就職活動において大きな武器になります。「責任感」「チームワーク」「忍耐力」「目標達成能力」など、野球部活動を通して磨かれたこれらの能力は、多くの企業が求める人材像と合致するからです。

例えば、私の友人で、大学時代に野球部主将を務めていた人は、その経験を面接で効果的にアピールし、大手企業の内定を得ることができました。彼は、主将としてチームをまとめ、目標達成に導いた経験を、仕事におけるリーダーシップや問題解決能力と結びつけて説明していました。

就職活動では、自分の経験をどのように企業が求める能力と結びつけて説明できるかが重要です。 野球部での経験を具体的に説明し、企業が求める能力と関連付けることで、あなたの強みを効果的にアピールすることができます。

もし、就職活動で悩んでいる場合は、一般社団法人大学野球支援機構のような、野球経験者への就職支援に力を入れている団体に相談してみるのも良いかもしれません。 彼らは、野球経験者ならではの強みを活かせる就職活動のノウハウや、野球に理解のある企業の情報を持っている可能性があります。 もちろん、最終的な判断はあなた自身が行うべきですが、様々な選択肢を検討することで、より良い就職活動を進めることができるでしょう。

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