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大学野球と研究活動の両立は可能?修士論文と社会人生活のリアルな比較

  • 就職活動
2025年06月27日

先日、大学院の修士課程2年生の方から、研究室での厳しい研究活動と将来の社会人生活への不安についてご相談を受けました。「修士の研究室は体力的にきつい、それに対し社会人は精神的にきついといったイメージがあるのですが、実際はどのようなものなんでしょうか? 修士2年のこの時期なのでそろそろ修論を書く時期に入ったのですが、それ以前に私の研究室では1週間に1回ほど、研究報告をA4で4枚分ノルマとして書かされるので、いつも追い込まれた状態でへばっています。自分のペースで研究を進めることができる他の研究室をみるとたまにうらやましく感じます。(このまま社会人として30年以上もやっていけるか不安に感じている今日この頃です。)」とのお悩みでした。 このお気持ち、本当に良く分かります。大学生活と野球、そして将来への不安…多くの学生が抱える葛藤ですよね。

研究室のプレッシャーと社会人のストレス、本当に違うの?

まず、研究室生活と社会人生活のストレスの違いについてお話ししましょう。確かに、研究室では時間的な制約ノルマに追われる日々を送ることは多いです。週に4枚の研究報告、それは相当な負担ですよね。わかります。私もかつて研究室に所属していた時、似たような経験をしました。徹夜でレポートを書いたことも何度もあります。しかし、社会人生活もまた違った種類のストレスがあります。研究室では、自分のペースで研究を進められる部分もある一方で、社会人では、チームや組織の中で成果を上げることが求められ、周囲との協調性や責任感が重要になります。 例えば、締め切りに追われるプレッシャーは研究室と社会人生活の両方で共通していますが、その内容や重圧のかかり方は異なります。研究室では、自分の研究テーマに集中できますが、社会人では、複数のプロジェクトを同時進行したり、予期せぬトラブルに対応したりする必要があるかもしれません。

重要なのは、どちらが良い悪いではなく、それぞれのストレスへの対処法を学ぶことです。研究室での厳しい環境は、時間管理能力や問題解決能力を養う絶好の機会になります。この経験は、将来、社会人として様々な困難に立ち向かう上で大きな力となるでしょう。例えば、A4 4枚の報告書作成を、単なるノルマではなく、自分の研究成果を分かりやすくまとめる訓練、プレゼンテーション能力向上のためのトレーニングと捉えてみるのも良いかもしれません。 また、他の研究室の状況を羨ましく思う気持ちも、よく分かります。しかし、それぞれの研究室には、それぞれの良さ、そして課題があります。自分の研究室の良さを再発見し、課題を克服していく努力をすることで、成長できるはずです。

修士論文執筆と就職活動の両立は可能?

修士論文の執筆と就職活動の両立は、確かに大変です。時間管理が鍵となります。まず、論文の執筆スケジュールを立て、逆算してタスクを細分化しましょう。そして、就職活動のための時間を確保するために、論文執筆の時間を効率的に使う必要があります。例えば、集中できる時間帯に論文執筆を行い、他の時間帯に就職活動に充てるなど、自分の時間の使い方を工夫することが重要です。 また、就職活動と論文執筆の両立を理解してくれる企業を探すことも大切です。近年では、大学院での研究活動に理解のある企業が増えています。企業説明会や面接の際に、自分の研究活動について積極的に説明し、理解を得られるように努力しましょう。 さらに、周りの人に協力を求めることも重要です。研究室の仲間や教授に相談し、アドバイスを求めることで、スムーズに両立を進めることができるでしょう。 私の友人で、大学院で研究活動を行いながら、複数の企業の選考を受けて内定を獲得した人がいます。彼は、時間管理を徹底し、周囲の協力を得ながら、両立を実現しました。彼の成功例は、修士論文執筆と就職活動の両立が可能であることを示しています。

もし、就職活動において、野球経験を活かせる企業を探したいと考えているのであれば、一般社団法人大学野球支援機構が、野球に理解のある中小企業を紹介するお手伝いができるかもしれません。社会人野球クラブチームへの所属や現役選手としての活動に配慮のある企業とのマッチング支援も行っています。もちろん、就職活動は個々の状況に合わせて柔軟に対応していくことが重要です。

将来への不安を解消するために、今できること

将来への不安は、誰しもが抱えるものです。しかし、その不安を解消するために、今できることはたくさんあります。まず、自分の強みや弱みを理解することが大切です。研究室での経験を通して、あなたはどのようなスキルを身につけましたか? 時間管理能力、問題解決能力、プレゼンテーション能力など、多くのスキルを磨いてきたはずです。これらのスキルは、社会人生活においても必ず役立ちます。 次に、積極的に人と交流し、情報を集めることも重要です。先輩や社会人の方々と話をし、社会人生活のリアルな話を聞くことで、不安を解消することができます。 そして、自分のキャリアパスについて真剣に考えることも大切です。どのような仕事がしたいのか、どのような人生を送りたいのか、じっくりと考える時間を取りましょう。 将来への不安は、決して悪いことではありません。むしろ、将来への期待と可能性を示唆しているとも言えます。この不安をバネに、前向きに未来に向かって進んでいきましょう。

大学野球支援機構では、大学野球経験者のキャリア支援にも力を入れています。もし、将来について迷っていることがあれば、まずは自分の強みや経験を整理し、将来像を具体的に描いてみましょう。そして、その実現に向けて、どのようなステップを踏むべきか、じっくりと考えてみてください。 あなたの未来が明るく、希望に満ちたものになることを心から願っています。

大学野球支援機構は野球と仕事の両立をサポートします

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