「大学生活が始まり、英語の勉強を始めたいけど、TOEICとTOEFL、どっちから取り組んだらいいんだろう?留学も考えているけど、今はまだ現実的じゃないし…。」そんなお悩み、よく聞きます。大学野球をしながらの英語学習は、時間との戦いでもありますよね。わかります。私も大学時代、野球部と学業の両立に苦労しましたから。
TOEICとTOEFL、どっちが先に役立つ?
「TOEFLは留学用、TOEICは就職活動用」というイメージ、持たれている方も多いと思います。確かに、TOEFL iBTは大学院進学や海外留学を志望する際に必要とされることが多いですし、TOEICは企業が求める英語能力を測る指標として広く活用されています。しかし、どちらが「先」に役立つのかは、あなたの将来の目標によって大きく変わってきます。
例えば、卒業後にすぐに就職活動に臨む予定なら、TOEIC対策を優先するのも一つの方法です。企業によっては、TOEICのスコアを応募条件にしているところもありますし、面接で英語の能力を問われる可能性も高いです。しかし、将来、海外留学や海外での仕事に興味があるのなら、TOEFL iBTの学習を始めるのも良いでしょう。TOEFL iBTの勉強を通して培った英語力は、TOEICにも役立ちます。
あなたの場合は、留学への希望を持ちつつも、現時点では現実的ではないと仰っていますね。これはとても正直な気持ちで、共感します。多くの大学生が同じような葛藤を抱えているのではないでしょうか。まずは、自分の将来像を具体的に描いてみることから始めてみましょう。漠然とした「留学したい」ではなく、「いつ頃、どのくらいの期間、どのような目的で留学したいのか」を具体的に考えることで、TOEICとTOEFL、どちらを優先すべきかが見えてくるはずです。
例えば、私の友人で、大学時代に野球部に所属しながら、TOEICで高得点を取り、卒業後に大手企業に就職した人がいます。彼は、将来的なキャリアプランとして海外勤務も視野に入れつつ、まずは国内で経験を積むことを優先しました。そのため、TOEIC対策に力を入れていたのです。一方、別の友人(彼は野球部ではありませんでしたが)は、大学卒業後に留学し、その後は海外で活躍しています。彼は、TOEFL iBT対策に重点を置いていました。
英語学習、時間がない大学生の現実的な対策とは?
大学生活、特に野球部員は本当に忙しいですよね。練習、授業、レポート、そしてアルバイト… そんな中で、英語学習まで時間を作るのは至難の業かもしれません。わかります。私もそうでした。
そこで大切なのは、効率的な学習方法を見つけることです。例えば、スキマ時間を活用する、集中して勉強する時間を作る、といった工夫が重要です。通勤・通学時間や、練習の合間の短い時間などを活用して、単語帳を見たり、リスニングの練習をしたりするのも効果的です。また、週末にまとまった時間を取り、集中して学習することも大切です。目標を立て、計画的に学習を進めることで、モチベーションを維持しやすくなります。
さらに、学習方法も工夫しましょう。ただ闇雲に問題集を解くのではなく、自分の弱点を見つけて克服していくことが重要です。例えば、リスニングが苦手なら、英語のニュースやポッドキャストを聴く習慣をつけたり、リーディングが苦手なら、英語の小説や記事を読む習慣をつけたりするのも良いでしょう。
そして、学習仲間を作るのもおすすめです。一緒に勉強する仲間がいると、モチベーションを維持しやすくなりますし、お互いに教え合うことで、学習効率も上がります。大学には、英語サークルや学習グループなどがあるかもしれません。探してみるのも良いかもしれませんね。
野球と学業、そして英語学習の両立を実現するためのヒント
大学野球と学業、そして英語学習の両立は、容易ではありません。しかし、不可能ではありません。多くの先輩たちが、この困難を乗り越えてきました。時間管理が鍵になります。スケジュール帳やアプリを活用して、練習時間、授業時間、学習時間、休息時間などをしっかりと計画的に管理しましょう。
また、優先順位をつけることも重要です。どうしても時間が足りない場合は、優先順位の高いタスクから取り組むようにしましょう。例えば、重要な試合が近い場合は、練習を優先し、他のタスクは後回しにするといった判断も必要です。そして、休息も大切です。常に頑張り続けるのではなく、適度に休息をとることで、集中力や学習効率を高めることができます。
もし、就職活動で英語力を証明する必要があれば、TOEIC対策に集中するのも良いかもしれません。しかし、将来のキャリアプランをしっかり見据え、長期的な視点で英語学習に取り組むことが大切です。そして、もしあなたが将来、野球に関連する仕事に就きたいと考えているなら、野球に理解のある企業を探すことも重要です。そのような企業は、あなたの野球経験を高く評価してくれる可能性があります。一般社団法人大学野球支援機構では、野球に理解のある中小企業との就職支援にも力を入れています。もし興味があれば、一度調べてみるのも良いかもしれません。
最後に、参考書についてですが、TOEIC、TOEFL共に様々な参考書が出版されています。書店で自分のレベルや学習スタイルに合ったものを選んでみてください。そして、継続することが一番重要です。毎日少しずつでも続けることで、必ず英語力は向上します。焦らず、自分のペースで頑張りましょう!