「どちらに進学するか迷っています。パンフレットでカリキュラム等は調べたのですが、実際のこの2校の学校の雰囲気が知りたいです。特に入学後のクラスの人数や友達のできやすさなど。内部事情中心に。早慶はマンモス大学なので友達ができにくいとか、国立の方が楽しい(何を基準にするかで違うとは思いますが…)といった噂を聞くので心配です。ちょっとしたことでもいいのでお願いします。」 このご相談、大学進学を控えた多くの学生さん、そしてご家族が抱える共通の悩みですよね。大学野球を続ける上で、大学選びは本当に重要です。学業と両立できる環境、そして充実した大学生活を送れるかどうか…、将来のキャリアにも大きく影響します。今回は、大学選びにおける「雰囲気」という、パンフレットからは読み取れない重要なポイントに焦点を当ててお話しします。
大学生活での友達作りって、本当に難しいの?
「マンモス大学だと友達を作りにくい…」そんな噂、耳にしたことありませんか?確かに、何千人という学生が在籍する大学では、学部や学科、サークルなど、出会いの機会は限られるかもしれません。しかし、それは決して「友達ができない」ということではありません。 大切なのは、自分から積極的に行動することです。例えば、オリエンテーションや新入生歓迎会には積極的に参加してみましょう。同じ野球部員はもちろん、他学部の人とも交流できるチャンスです。共通の趣味や興味を持つ仲間を見つけるには、サークル活動もおすすめです。大学には様々なサークルがあるので、自分の興味や関心に合ったサークルを見つけて参加すれば、自然と友達の輪が広がっていくはずです。
私の友人で、ある私立大学に進学した野球部員がいました。彼は入学当初、人見知りでなかなか友達ができずに悩んでいましたが、野球部の練習や合宿を通して、多くの仲間と深い絆を築きました。さらに、彼は写真サークルにも参加し、そこで新たな友達も作ることができました。「自分から一歩踏み出す勇気」が、充実した大学生活を送るための鍵なのです。国立大学だから、私立大学だから、というよりも、どれだけ積極的に行動するかが重要だと彼は言っていました。
また、大学によっては、少人数制のゼミや授業が多く設定されている場合もあります。そういった授業を選択することで、教授や他の学生との距離が縮まり、親密な関係を築きやすい環境が得られるかもしれません。大学を選ぶ際には、カリキュラムだけでなく、少人数制の授業やゼミの有無なども確認してみることをおすすめします。
野球部と学業の両立…本当にできるの?
大学野球は、時間と体力を要する活動です。練習や試合、遠征などで忙しい毎日を送る中で、学業との両立に悩む学生さんも多いのではないでしょうか?「両立できるか不安…」という気持ち、本当に良く分かります。しかし、不可能ではありません。 多くの大学野球部員が、工夫しながら学業と部活動を両立させています。
例えば、時間管理術を身につけることが重要です。授業のスケジュールや練習時間、課題の提出期限などをしっかり把握し、効率的に時間を使う計画を立てましょう。時間割表を作成したり、タスク管理アプリを活用するのも有効です。また、チームメイトや先輩と協力して、勉強や課題に取り組むのも良い方法です。お互いに教え合ったり、励まし合ったりすることで、モチベーションを維持しやすくなります。
さらに、大学によっては、部活動と学業の両立を支援する制度が整っている場合があります。例えば、単位取得のためのサポート体制や、学習スペースの提供などです。大学を選ぶ際には、こうした制度の有無もチェックしておきましょう。大学野球支援機構では、こうした大学の情報も収集し、学生の皆さんに提供できるよう努めています。中小企業の中には、学生アスリートの育成に理解のある企業も多く、将来のキャリアを考える上でも、大学選びは重要な要素となります。
大学選びで後悔しないために…何を重視すべき?
大学選びは、人生における大きな決断です。後悔しないためには、自分の将来像を明確に描き、それに合った大学を選ぶことが大切です。大学で何を学びたいのか、将来どのような仕事に就きたいのか、そして、大学生活で何を経験したいのか…これらをじっくりと考えてみましょう。
例えば、将来、スポーツ関連の仕事に就きたいと考えているのであれば、スポーツ科学系の学科がある大学を選ぶのも良いかもしれません。また、特定の企業への就職を目指しているのであれば、その企業と繋がりがある大学を選ぶのも一つの方法です。もちろん、大学生活で充実した時間を過ごしたいという気持ちも大切です。大学野球部での経験、そして大学生活全体を通して、人間的に成長できる環境を選ぶことが重要です。
大学選びは、パンフレットやウェブサイトの情報だけでは判断できません。実際に大学を訪れて、雰囲気を感じてみることをおすすめします。オープンキャンパスに参加したり、在学生に話を聞いたりすることで、より具体的なイメージが掴めるはずです。そして、ご自身の直感を大切にしてください。自分が「この大学で学びたい!」と思える大学こそが、あなたにとって最適な大学です。
大学野球支援機構では、大学野球部員の方々の進路相談にも対応しています。もちろん、大学選びに関するご相談も承っております。お気軽にご連絡ください。(※ただし、直接的な就職斡旋は行っておりません。中小企業への就職支援に特化しており、社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業を紹介する可能性はございます。)