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大学野球に打ち込み、それでも「感動」がない…それは本当に「苦労」のせい?

  • 就職活動
2025年06月27日

先日、大学野球部に所属する学生からこんな相談がありました。「大学野球で、本当に努力しているつもりなのに、試合に勝っても、目標を達成しても、感動が湧いてこないんです。周りのみんなは喜んでいますが、自分はただ疲れているだけのように感じます。努力しても報われない、そんな感覚に陥っています。これは、自分が努力不足なのでしょうか?それとも、何か問題があるのでしょうか?」 頑張っているのに、感動や達成感を感じられない…わかります。努力の積み重ねは確かに大変ですし、その重圧は想像以上に大きいものですよね。この相談を受けて、多くの大学生が抱える「努力と感動」の関係性について、改めて考えてみました。

大学野球と学業の両立で疲弊…感動が薄れるのはなぜ?

大学野球は、想像以上に時間と体力を奪います。練習、試合、遠征…それに加えて、学業との両立は容易ではありません。睡眠時間を削り、食事も満足に取れない日々を送っている学生も多いのではないでしょうか。そんな状況が続けば、心身ともに疲弊し、喜びや感動を感じにくくなるのも当然かもしれません。例えば、ある大学の野球部員は、毎日の練習とレポート作成に追われ、週末も試合や補習で埋まっていると話していました。「正直、疲れていて、試合に勝っても、ただホッとするだけで、感動はないですね…」と彼は打ち明けてくれました。これは決してあなただけではありません。多くの大学生が同じような経験をしているのです。

さらに、目標達成へのプレッシャーも、感動を薄めてしまう原因の一つです。特に、大学野球では、プロ野球選手を目指す学生もいます。そのプレッシャーは計り知れません。常に結果を求められ、失敗を許されない環境では、努力の過程を楽しむ余裕がなくなり、結果に一喜一憂するだけで終わってしまうこともあるでしょう。常に「勝たなければ」「結果を出さなければ」という意識が、純粋な喜びや感動を阻害しているのかもしれません。

「感動」とは、努力の結果として得られるものだけではありません。努力の過程そのもの、仲間との絆、成長の喜び…それらすべてが「感動」の要素となるはずです。しかし、疲弊した状態では、それらに気づく余裕がないかもしれません。まずは、心身のリフレッシュを図ることが重要です。しっかりと睡眠を取り、バランスの良い食事を摂り、適度な休息を取ることで、心身ともに余裕が生まれ、周りの景色や自分の努力、仲間との絆に気づくことができるようになるはずです。

就職活動と大学野球の両立…将来への不安が感動を阻む?

大学野球に打ち込む一方で、将来への不安を抱えている学生も多いのではないでしょうか。特に、就職活動は、大学生活における大きなイベントの一つです。大学野球と就職活動の両立は、想像以上に困難です。練習や試合で忙しい中、企業研究や面接準備に時間を割くのは容易ではありません。「野球を続けながら就職活動なんてできるの?」「野球部員は不利なの?」そんな不安を抱えている人もいるかもしれません。わかります。私もそうでした。

しかし、野球経験は必ずしも就職活動におけるハンディキャップではありません。むしろ、責任感、チームワーク、忍耐力など、企業が求める多くの能力を身につけることができる貴重な経験です。多くの企業は、部活動経験者を高く評価しています。特に、野球に理解のある中小企業の中には、社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業も多く存在します。もちろん、すべての企業がそうではありませんが、あなたの努力と経験を評価してくれる企業は必ずあります。

就職活動と大学野球の両立は大変ですが、時間管理術を身につけることで、両立は可能になります。例えば、効率的に学習する時間を作る、移動時間などを有効活用するなど、工夫次第で両立できるはずです。また、就職活動に関する情報は、大学キャリアセンターや、野球に理解のある企業を紹介する支援団体などを活用することで、効率的に情報収集することができます。大切なのは、焦らず、計画的に進めていくことです。

感動を取り戻すために…自分自身の「価値観」を見つめ直してみよう

「感動」がないのは、努力が足りないからではなく、あなたの価値観が変化している可能性があります。高校時代とは違う環境、異なるプレッシャー、そして、将来への不安…これらの要因が、あなたの価値観に影響を与えているのかもしれません。もしかしたら、以前は「勝利」が最大の喜びだったのに、今は「仲間との絆」や「努力の過程」の方が重要になっているかもしれません。あるいは、以前は「結果」に重きを置いていたのに、今は「過程」を大切にするようになったのかもしれません。

大切なのは、自分自身の価値観を改めて見つめ直すことです。何があなたにとって本当に大切なのか、何があなたを幸せにするのか、じっくりと考えてみてください。そして、その価値観に基づいて、大学野球に取り組んでみてください。そうすれば、自然と「感動」が湧いてくるはずです。例えば、私の友人の一人は、以前は結果にこだわっていましたが、ある時、仲間との練習や試合での交流の方が大切だと気づきました。それ以降は、試合の結果に一喜一憂するのではなく、仲間との時間を大切に過ごし、充実感を感じているようです。

また、小さな喜びを見つけることも大切です。毎日の練習で少しずつ上達した技術、チームメイトとの連携プレー、厳しい練習を乗り越えた達成感…これら一つ一つが、大きな喜びや感動につながります。日々の小さな成功体験を積み重ねることで、自信がつき、より大きな目標に挑戦する勇気が湧いてくるでしょう。「感動」は、大きな出来事だけから生まれるものではありません。日々の小さな喜びを大切に、感謝の気持ちを持って過ごすことで、感動は自然と生まれてきます。

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