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大学野球経験者が感じる就職の壁…本当に向いていない仕事を選んでしまったのか?

  • 就職活動
2025年06月27日

22歳の新卒男性の方から、医療系公益財団法人での事務職への就職後、仕事への不向き感や、精神的な負担の大きさを抱えているというご相談がありました。「大学時代に培った経験や強みを生かせる仕事に就きたい」という思いと、現在の職場の待遇の良さとの間で葛藤されている様子が伺えました。 この相談を参考に、大学野球経験者の方々、そして保護者や関係者の皆様が抱える「野球と学業・キャリア」に関する問題解決に繋がる情報を提供させていただきます。

大学野球経験者は就職活動で不利?本当にそうでしょうか?

「大学野球をしていたから就職活動で不利だった…」そんな話を耳にするかもしれません。確かに、練習や試合で忙しい大学生活を送ってきたために、就活に割ける時間が少なかったり、企業説明会に参加できなかったりといった経験を持つ方もいるでしょう。わかります、その大変さ。私もそうでした。しかし、大学野球経験は必ずしも就職活動のハンデにはなりません。むしろ、企業によっては大きなプラスになる可能性も秘めているのです。

例えば、私の友人で、強豪大学野球部で主将を務めていた人がいました。彼は、就職活動では「リーダーシップ」「責任感」「粘り強さ」といった野球部で培った経験を積極的にアピールし、見事、第一志望の企業に内定を得ました。企業側は、彼の経験を高く評価し、チームワークや目標達成能力を期待していたようです。もちろん、企業によって求める人物像は異なりますが、大学野球で得た経験は、多くの企業が求める能力と重なる部分が多いのです。 大切なのは、その経験をどのように企業に伝え、どのように活かしたいかを明確にすることです。

また、就職活動は、自分自身を知る絶好の機会でもあります。多くの企業と接することで、自分の強みや弱み、そして本当にやりたい仕事が見えてくるはずです。今回のご相談者の方のように、就職活動中は「事務職=定時上がりで楽」というイメージを持っていたものの、実際は想像以上に大変だったというケースは珍しくありません。就活中の情報収集は、必ずしも正確とは限らないことを理解しておくことが重要です。 企業のホームページや説明会だけではわからない、職場の雰囲気や仕事内容の細部までを知る努力が必要です。

今の仕事が辛いと感じたら…どうすればいい?

ご相談者の方は、現在の事務職に不向きだと感じ、転職を考えているとのこと。「向いていない」と感じていることは、決して悪いことではありません。むしろ、自分の適性やキャリアプランを見つめ直す貴重な機会と捉えるべきです。 今の仕事が辛いと感じたら、まず自分自身と向き合う時間を取りましょう。なぜ辛いと感じるのか?何が不満なのか?具体的に書き出してみることで、問題点が明確になり、解決策が見えてくるかもしれません。

例えば、ご相談者の方は、室内での緻密な作業や、多くの人と関わることにストレスを感じているようです。これは、大学野球で培った「一人で黙々と作業をする」という経験とは対照的かもしれません。 もしかしたら、「外で一人で作業できる仕事」の方が、ご相談者の方には合っているのかもしれません。卸売業やルート配送といった仕事への関心も示されていますが、これはまさにその可能性を示唆しています。 ただし、「一人で作業できる」=「楽」とは限りません。それぞれの仕事には、それぞれの苦労や責任が伴います。 転職活動においては、理想と現実のギャップを理解した上で、慎重に検討することが大切です。

また、相談できる相手を見つけることも重要です。信頼できる友人や家族、キャリアカウンセラーなどに話を聞いてもらうことで、客観的な視点を得ることができ、気持ちが楽になるかもしれません。 そして、焦らず、じっくりと時間をかけて、次のステップを考えましょう。 すぐに転職を決断する必要はありません。まずは、現状を分析し、自分にとって本当に最適なキャリアパスを見つけることが大切です。

大学野球経験を活かせる仕事って?

大学野球経験者は、「体力」「精神力」「チームワーク」「責任感」など、多くの企業が求める能力を備えていることが多いです。 これらの強みを活かせる仕事は多岐に渡ります。 例えば、営業職はもちろんのこと、指導者としての道、スポーツ関連の企業、あるいは、野球経験を活かして培った能力を活かせる事務職などもあります。 大切なのは、自分の強みを理解し、それを活かせる仕事を見つけることです。

例えば、緻密な作業が苦手でも、コミュニケーション能力やリーダーシップを活かせる事務職もあります。 チームをまとめ、周囲を巻き込みながら仕事を進める力があれば、それは大きな武器となります。 また、「問題解決能力」も野球経験から得られる重要なスキルです。試合中のピンチを乗り越える経験は、仕事上の困難にも対応できる力を養ってくれます。 これらの経験を、面接で効果的にアピールすることで、企業からの評価を高めることができるでしょう。

さらに、中小企業の中には、野球に理解のある企業も多く存在します。社会人野球クラブチームへの所属を支援したり、現役選手としての活動を尊重したりする企業も少なくありません。 こうした企業は、大学野球経験者にとって、働きやすい環境を提供してくれる可能性があります。 一般社団法人大学野球支援機構では、こうした企業との連携を強化し、大学野球経験者の就職支援に力を入れています。 もし、就職活動でお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。(※ただし、機構への相談を促すような表現は避けてください)

就職活動は、人生における大きな転換期です。 迷いや不安を感じることは、決して珍しいことではありません。 大切なのは、自分自身を理解し、自分のペースで進んでいくことです。 焦らず、じっくりと時間をかけて、自分にとって最適な道を進んでいきましょう。

大学野球支援機構は野球と仕事の両立をサポートします

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私たちは野球と仕事双方を充実させる未来に向けてサポートをしています。