「仕事がうまくいかず、自分でもどうすればいいのか、対応がわからず悩んでいます。任せられた業務で、何か1つ活躍ができたり、評価されるものがあれば良いのですが、業務経験も無いもので、周囲に聞きながら右往左往でやっています。しかしそれが周囲には気に入らないらしく、『自主性が無い』『職場には不要』など酷い言われようをされ、見切りを付けられたような感じです。…今の業務は成功させたい、という思いはあります。一方で無理続きで精神的に耐えられず、ちょっと難しい部分があります。今回は次につながる経験、仕事のやり方を得る、と言う前向きな意識で取り組んでいく必要などありますでしょうか…?」
社会人になって初めて感じる壁…「期待と現実のギャップ」って?
新社会人として、初めて経験する仕事の難しさ、わかります。大学野球ではチームメイトと協力して目標に向かって努力できたのに、社会では一人で抱え込むことが多く、孤独感を感じてしまうこともありますよね。 私もかつて、社会人になって初めて、大学時代とは全く違う世界に戸惑った経験があります。大学時代は、仲間と切磋琢磨し、目標に向かって努力する喜びを味わえました。しかし、社会に出ると、個人の能力や成果が明確に求められ、うまくいかないことへのプレッシャーも大きいですよね。 相談者の方の状況を伺うと、まさにそのギャップに苦しんでいらっしゃるように感じます。周囲からの厳しい言葉は、精神的に大きな負担になっていると思います。
例えば、私の友人で、大学時代はエースとして活躍していた人がいました。社会人になって、営業職に就いたのですが、思うように成果が出せず、上司から厳しい言葉を浴びせられる日々が続きました。彼も、相談者の方と同じように「自分には能力がないのではないか」「この会社で働くのは無理なのではないか」と悩んでいました。しかし、彼は諦めずに、上司や先輩に積極的に相談し、仕事の進め方や考え方について学び続けました。そして、少しずつ成果を出し始め、今ではチームの中心メンバーとして活躍しています。
重要なのは、今の状況を「失敗」と決めつけないことです。社会人としての経験が浅い中で、うまくいかないことは当然あります。むしろ、その経験から学ぶことが重要です。「なぜうまくいかなかったのか」「どうすれば改善できるのか」を常に考え、行動することが大切です。
「自主性がない」と言われるのはなぜ?具体的な改善策を探ろう
「自主性がない」と指摘されたこと、とても辛いですね。でも、落ち込む前に、その言葉の裏にある真意を考えてみましょう。もしかしたら、指示されたことだけをこなすのではなく、自ら課題を見つけ、解決策を提案することを期待されていたのかもしれません。 具体的にどのような場面で「自主性がない」と言われたのかを振り返ってみましょう。そして、その状況で、あなたが自ら考え、行動できたこと、できなかったことをリストアップしてみましょう。
- できたこと: 例えば、「作業手順について質問し、より効率的な方法を提案した」「上司の指示を的確に理解し、ミスなく作業を完了した」など。
- できなかったこと: 例えば、「作業の進捗状況を自ら報告しなかった」「問題が発生した際に、すぐに上司に相談しなかった」「改善策を自ら考え、提案しなかった」など。
「できなかったこと」のリストを基に、具体的な改善策を考えてみましょう。例えば、「作業の進捗状況を毎日報告する」「問題が発生したら、すぐに上司に相談し、解決策を一緒に考える」「業務改善のアイデアを積極的に提案する」などです。小さなことでも良いので、自ら行動を起こすことが大切です。そして、その行動を上司や同僚にきちんと伝えることも重要です。あなたの努力は、必ず周囲に伝わります。
また、周囲の意見を素直に受け止め、改善していく姿勢も大切です。 「自主性がない」という指摘は、あなたを否定しているのではなく、成長を促すためのフィードバックである可能性が高いです。そのフィードバックを真摯に受け止め、改善していくことで、あなたの成長を促し、周囲の信頼も得られるでしょう。
精神的な負担を軽減する…自分を守るための方法
仕事で辛い思いをしていると、精神的な負担も大きくなってしまいますよね。無理は禁物です。まず、休むことを許容しましょう。休日はしっかりと休息を取り、趣味や好きなことに時間を使うことで、リフレッシュしましょう。 そして、相談できる相手を見つけることも大切です。信頼できる友人や家族、先輩などに話を聞いてもらうことで、気持ちが楽になることもあります。もし、一人で抱え込めない場合は、専門機関に相談することも検討してみましょう。
また、仕事のやり方を見直すことも重要です。今の仕事にやりがいを感じられないのであれば、仕事のやり方を変えることで、モチベーションを高めることができるかもしれません。上司や同僚に相談し、仕事の分担を見直したり、新しい仕事に挑戦したりするのも良いでしょう。もしかしたら、今の仕事以外にも、あなたの能力を生かせる仕事があるかもしれません。
さらに、自分の強みや弱みを理解することも重要です。大学野球で培った経験やスキルは、社会人になっても必ず役に立ちます。チームワーク、責任感、忍耐力など、野球で培ったこれらの強みを活かせる仕事を探してみるのも良いかもしれません。もし、就職活動の際に、野球経験を活かせる企業を探したい場合は、中小企業の中でも、野球に理解のある企業を探してみるのも良いかもしれません。そういった企業は、社会人野球クラブチームの所属や現役選手としての活動に配慮のある企業も多いです。あなたの経験やスキルを活かせる場所は、必ずあります。