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大学野球経験者は就活で不利?専攻コースの記載で悩むあなたへ

  • 就職活動
2025年06月27日

先日、大学野球部に所属する学生からこんな相談を受けました。「履歴書を作る上での学歴で、高校の普通科『専攻コースあり』を卒業したのですが、この場合、高校名と普通科とだけ書くのでしょうか?自分が普通科で入っていたコースは今回の就職の業種とは全く関係ない介護関係のコースです。」 多くの大学生、特に大学野球に打ち込んできた学生は、学業と部活動の両立、そして将来のキャリアプランに悩むものです。この相談のように、一見些細な履歴書の書き方ひとつにも、不安が隠れていることをよく理解しています。そこで今回は、大学野球経験者にとっての就職活動、特に履歴書作成における悩みに焦点を当て、具体的な解決策をご提案します。

履歴書に専攻コースは書くべき?書き方と注意点

履歴書の学歴欄、悩みますよね。特に、高校時代に専攻コースに所属していた場合、そのコース名を記載すべきか迷う方も多いのではないでしょうか。今回の相談者の方のように、就職希望の業種と全く関係のないコースだった場合、余計に迷ってしまう気持ち、よくわかります。私の友人で、高校時代に文芸コースに所属していたのに、就職活動では全く関係のないIT企業を目指していた人がいました。彼は結局、コース名を記載せず、普通科とだけ記述しました。その結果、特に問題はありませんでした。

一般的に、履歴書は簡潔で分かりやすく、採用担当者に必要な情報を効率的に伝えることが重要です。コース名が就職活動に直接役立つ可能性が低いと判断した場合は、省略しても問題ないでしょう。ただし、卒業した高校名と普通科であることは必ず記載しましょう。これは、学歴の基本情報であり、省略すると不自然に感じられてしまう可能性があります。

もし、コース名があなたの個性や強みをアピールできる要素だと感じ、かつ、企業の求める人物像と合致する可能性がある場合は、記載しても良いでしょう。例えば、介護関係のコースで培った人間関係構築力やコミュニケーション能力が、就職希望の業種で活かせる可能性があるなら、簡潔に「普通科(介護専攻)」のように記載し、後日の面接でその経験を活かして説明するのも一つの方法です。ただし、面接で深く掘り下げられる可能性も考慮し、事前に準備しておきましょう。

重要なのは、嘘偽りのない正確な情報を記載することです。採用担当者は、履歴書の情報をもとに、あなたの人物像を判断します。不必要な情報や誤った情報は、マイナスの印象を与えてしまう可能性があります。自信を持って、あなた自身の経験を正直に伝えられるように、事前にしっかりと準備しておきましょうね。

大学野球経験は就活でどう活かす?アピールポイントの探し方

大学野球経験は、企業にとって必ずしもプラスに働くとは限りません。むしろ、「学業がおろそかになっていたのではないか?」「協調性があるのか?」といった懸念を抱かれる可能性もあります。しかし、適切にアピールすれば、大きな強みになるはずです。大切なのは、単に「野球部でした」と言うのではなく、具体的なエピソードを交えて、あなたの経験から得られた能力を明確に示すことです。

  • 責任感:チームの目標達成のために努力し、責任を負ってきた経験を具体的に説明しましょう。例えば、「主将としてチームをまとめ、リーグ優勝に貢献しました」といった実績を挙げ、その過程でどのような困難を乗り越え、どのような成長を遂げたのかを説明することで、あなたの責任感を効果的にアピールできます。
  • 協調性:チームスポーツである野球は、個々の能力だけでなく、チームワークが不可欠です。チームメイトと協力して目標を達成した経験を具体的に説明することで、あなたの協調性を効果的にアピールできます。例えば、「チームメイトと協力して厳しい練習を乗り越え、互いに高め合うことでチームのレベルアップに貢献しました」といったエピソードが効果的です。
  • 忍耐力・精神力:厳しい練習や試合を通して培ってきた忍耐力や精神力は、企業にとって貴重な資質です。挫折経験やそれを乗り越えた経験を具体的に説明することで、あなたの忍耐力や精神力を効果的にアピールできます。例えば、「怪我で思うように練習ができなかった時期もありましたが、リハビリを続け、チームに復帰することができました」といったエピソードは、あなたの粘り強さを示す上で効果的です。
  • 時間管理能力:学業と部活動の両立は、高い時間管理能力が求められます。どのように時間管理を行い、両立を実現してきたのかを具体的に説明することで、あなたの時間管理能力を効果的にアピールできます。例えば、「部活動と学業の両立のために、綿密なスケジュール管理を行い、効率的に時間を活用してきました」といったエピソードが効果的です。

これらの能力は、面接で具体的に説明することで、より効果的にアピールできます。事前に想定される質問を準備し、自分の経験を踏まえて、自信を持って回答できるように練習しておきましょう。また、企業の求める人物像を事前にしっかりと把握しておくことも重要です。企業の理念や事業内容を理解し、あなたの経験がどのように企業に貢献できるのかを明確に示すことができれば、採用担当者に強い印象を与えることができます。

中小企業への就職活動:野球経験を活かせる企業選び

大学野球経験者にとって、野球を理解し、サポートしてくれる企業を見つけることは、非常に重要です。社会人野球クラブチームへの所属や、現役選手としての活動を支援してくれる企業は、あなたの情熱を理解し、尊重してくれる可能性が高いです。そのような企業を見つけるためには、企業研究を徹底的に行う必要があります。企業のホームページや採用情報だけでなく、OB・OG訪問を通じて、社風や雰囲気を直接確認することも有効です。例えば、地域密着型の企業や、社員間の交流が盛んな企業は、野球経験者にとって働きやすい環境である可能性が高いです。

一般社団法人大学野球支援機構では、野球に理解のある中小企業との連携を強化し、就職支援を行っています。野球経験者を積極的に採用する企業の情報提供や、就職活動に関する相談窓口も設けています。もちろん、就職活動は、企業選びだけでなく、自己分析や面接対策など、様々な要素が絡み合っています。まずは、自分の強みや弱みを理解し、目標とする企業像を明確にすることから始めましょう。そして、あなたの経験や能力を最大限に活かせる企業を見つけるために、積極的に行動を起こしていくことが大切です。

就職活動は、長く、大変な道のりですが、決して一人で戦う必要はありません。友人や家族、そして、大学野球支援機構のようなサポート体制を活用しながら、前向きに進んでいきましょう。あなたの努力が実を結び、希望する企業に就職できることを心から願っています。

大学野球支援機構は野球と仕事の両立をサポートします

「野球を続けたい学生」の就活のお手伝い、
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私たちは野球と仕事双方を充実させる未来に向けてサポートをしています。