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大学野球経験者は就活で不利?過去の職歴の書き方とキャリア戦略

  • 就職活動
2025年06月27日

先日、大学野球部員の方からこんな相談を受けました。「友人が転職活動中で、過去の職歴について悩んでいます。10年ほど前に正社員として約1年間働いていた職場を履歴書に書かずに、フルタイムのアルバイトだったと伝えるつもりですが、バレますか?また、フルタイムのアルバイトでも社会保険や厚生年金に加入できますか?全く違う職種で、地域も変わっているのでバレないだろうと考えているようです。」 確かに、過去の職歴をどのように扱うかは、就職活動において重要なポイントですよね。特に、大学生活と野球に多くの時間を費やしてきた学生にとっては、複雑な問題かもしれません。今回は、この相談をきっかけに、大学野球経験者にとっての履歴書の書き方、特に過去の職歴の扱い方について、詳しく解説していきます。

過去の職歴を隠しても大丈夫?就活における嘘の危険性とは?

まず、結論から言うと、過去の職歴を隠すことは、非常に危険です。 たとえ10年前のこと、職種も地域も違うとしても、採用担当者は様々な方法で経歴を調査します。嘘がバレた場合、採用が取り消されるだけでなく、今後の就職活動にも大きな悪影響を及ぼす可能性があります。 わかりますよね、せっかく努力して掴んだチャンスを失うのは、本当に悔しいですよね。 私の友人で、過去にアルバイト経験を偽って就職活動をした結果、内定が取り消された人がいました。彼は深く反省し、その後は正直に経歴を説明することで、無事に就職活動を終えました。彼の経験から、正直に話すことの大切さを改めて感じました。

例えば、ある企業では、応募書類に記載された情報と、過去の勤務先への確認を徹底的に行うところもあります。また、近年ではSNSの活用も盛んで、過去の投稿から情報が漏れる可能性も否定できません。 「バレないだろう」という安易な考えは、大きなリスクを伴います。 誠実さを重視する企業も多いので、嘘をつくよりも、正直に説明し、その経験をどのように活かしていくかをアピールする方が、はるかに効果的です。

さらに、仮に嘘がバレなくても、心の負担は相当なものになりますよね。常に不安を抱えながら働くことは、想像以上に辛いものです。 就職活動は人生の大きな転換期。 嘘で塗り固めたキャリアでスタートするよりも、自分の経験を正直に伝え、納得のいく就職活動を進める方が、きっと良い結果に繋がるはずです。

大学野球経験をどのように活かす?履歴書の書き方と面接対策

では、過去の職歴を正直に書く場合、どのように書けば良いのでしょうか? 特に、大学野球に多くの時間を費やした経験は、どのようにアピールすれば良いのでしょうか? ポイントは、野球経験から得られたスキルや経験を、企業が求める能力と結びつけることです。例えば、チームワーク、責任感、目標達成能力、忍耐力、コミュニケーション能力など、野球を通じて培った能力を具体的に説明しましょう。

例えば、「大学野球部で主将を務め、チームをリーグ優勝に導いた経験があります。その中で、メンバーの個性や能力を理解し、チーム全体をまとめるリーダーシップを磨きました。この経験は、企業においても、チームをまとめ、目標達成に向けて努力する上で役立つと確信しています。」といったように、具体的なエピソードを交えながら説明することで、説得力が増します。 数字や具体的な成果を添えると、さらに効果的です。例えば、「4年間で通算○○安打を記録しました。」など。

また、職歴欄には、正社員経験もアルバイト経験も、全て正直に記載しましょう。 期間や職種、業務内容を簡潔に記述し、面接で詳しく説明する機会を設けるのが良いでしょう。 面接では、過去の職歴について、正直に説明することが大切です。 なぜその職場で働いたのか、どのような経験をしたのか、そしてそれらの経験から何を学んだのかを明確に伝えましょう。 面接官は、あなたの経験そのものよりも、あなたがそこから何を学び、どのように成長してきたのかに興味を持っていることが多いです。 過去を反省し、そこから学んだことを活かして前向きに未来を描いている姿を示すことが重要です。

もし、10年前の職歴が、現在の志望する職種とは全く関係のないものであっても、そこから得られた経験やスキルを、どのように活かせるかを説明できれば、プラスに働く可能性があります。例えば、責任感や忍耐力、コミュニケーション能力などは、どの職種にも求められる普遍的な能力です。

中小企業への就職活動:大学野球経験者の強みと支援

大学野球経験者は、責任感や忍耐力、チームワーク、目標達成能力など、多くの企業が求める能力を備えています。特に、中小企業では、これらの能力を高く評価してくれる企業も多くあります。 中小企業の中には、社会人野球クラブチームを支援したり、現役選手としての活動を理解してくれる企業も存在します。 もし、野球を続けながら働きたいと考えているのであれば、そのような企業を探してみるのも良いかもしれません。

一般社団法人大学野球支援機構では、野球に理解のある中小企業との就職支援を行っています。 企業選びの相談や、履歴書の添削、面接対策など、就職活動に関する様々なサポートを提供しています。 もちろん、強制ではありません。ご自身のペースで、就職活動を進めてください。 もし、就職活動で悩んだ際には、気軽に相談できる窓口があると心強いのではないでしょうか。 一人で抱え込まず、周りの人に相談することも大切です。

大切なのは、自分の経験を正直に伝え、それを活かしてどのように貢献できるかを明確に示すことです。 大学野球で培った経験は、あなたの大きな強みです。 自信を持って、就職活動に臨んでください。

大学野球支援機構は野球と仕事の両立をサポートします

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