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大学野球部員からの就職活動相談:志望理由書、どんな紙で書けばいいの?

  • 就職活動
2025年06月27日

先日、大学4年生で野球部に所属する学生から、就職活動に関する相談がありました。「今度ある企業に志望理由書を提出するのですが、どの紙を使って書けばいいのか分からず、困っています。提出書類の欄には『志望理由書1枚 A4縦版(横書き)(800字程度)』と書かれているのですが、大きめの便箋のようなものに書けばいいのでしょうか? 因みに、ワープロではなく、手書きにする予定です。」とのお悩みでした。就職活動は、野球の練習と同じくらい、あるいはそれ以上に大変な準備と努力が必要ですよね。わかります。私もかつては同じような悩みを抱えていましたから。

志望理由書の手書き、どんな紙が適切?

まず、落ち着いてください。志望理由書の用紙選びで悩むのは、決してあなただけではありません。多くの就活生が同じように頭を悩ませています。企業が求めるのは、あなたの個性や能力、そして熱意を伝える内容です。用紙は、あくまでそれを伝えるための「手段」に過ぎません。完璧な用紙を探すよりも、内容を丁寧に、そして心を込めて書くことの方がはるかに重要です。

さて、企業が「A4縦版」と指定しているということは、一般的なA4サイズの用紙を使用することが前提です。大きめの便箋は、サイズが合わない可能性が高いので避けた方が無難でしょう。 手書きで提出するとのことですので、上質で書きやすい紙を選ぶことが大切です。

具体的には、以下の点を考慮して選んでみてください。

  • 紙の厚さ:薄すぎると透けたり、書きにくい場合があります。中厚程度の紙を選びましょう。あまり厚すぎると、インクが裏に透けたり、印刷機に詰まる可能性があるので注意が必要です。
  • 紙の色:基本的には白い紙を選びましょう。クリーム色など、少し色付きの紙もありますが、企業によっては好ましくない場合もあります。無難な白を選び、清潔感と誠実さを印象付けましょう。
  • 紙の質感:滑らかすぎるとインクがにじむ可能性があります。程よい摩擦のある紙を選び、書き心地の良さを重視しましょう。万年筆を使う場合は、インクの定着性にも注意が必要です。
  • 罫線:罫線のない無地の紙を選びましょう。罫線があると、デザイン性に欠け、内容が雑然とした印象を与えてしまう可能性があります。

例えば、高級感のあるクリーム色の便箋ではなく、白くて少し厚みのあるコピー用紙がおすすめです。高級な紙を使うことよりも、字が丁寧に書かれていて、内容がしっかりしている方が企業は評価します

野球経験をどのように活かす?志望理由書への落とし込み方

志望理由書では、あなたの野球経験がどのように活かせるのかを具体的に示すことが重要です。単に「野球で培った体力や精神力」と書くだけでは、他の応募者と差別化できません。例えば、

  • チームワークを重視したプレー:「チームメイトと協力して目標達成を目指した経験」を、具体的なエピソードを交えて記述しましょう。例えば、重要な試合でチームメイトと連携して逆転勝利を収めた経験など。
  • 困難を乗り越えた経験:厳しい練習や試合で挫折しそうになった経験、そしてそこからどのように立ち直り、成長できたのかを記述しましょう。これは、企業が求める「粘り強さ」や「問題解決能力」をアピールする絶好の機会です。
  • リーダーシップ:キャプテンや副キャプテンなどの経験があれば、その経験を通して学んだこと、そしてどのようにチームを導いたのかを具体的に記述しましょう。
  • 目標設定と達成:具体的な目標を設定し、それを達成するためにどのような努力をしたのかを記述しましょう。これは、企業が求める「目標達成能力」や「計画性」をアピールする上で有効です。

これらの経験を、企業の求める人物像と結びつけて記述することが重要です。企業の理念や事業内容をよく理解し、あなたの経験がどのように企業の役に立つのかを明確に伝えましょう。例えば、中小企業の中には、野球に理解のある企業も多く、社会人野球クラブチームへの所属や現役選手としての活動に配慮のある企業もあります。そういった企業の情報収集も就職活動の一環として有効かもしれません。もちろん、企業選びの基準はあなたの価値観です。じっくりと検討し、あなたにとって最適な企業を見つけてください。

就職活動における時間管理術:野球部員のための効率化

大学野球部員は、練習や試合に多くの時間を費やすため、就職活動との両立が難しいと感じるかもしれません。わかります。私もそうでした。しかし、適切な時間管理と計画性があれば、両立することは可能です。

まず、スケジュール帳やアプリを活用して、練習や授業、就職活動の予定をしっかりと管理しましょう。そして、優先順位を明確に設定し、時間効率を上げる工夫をしましょう。例えば、通学時間や空き時間を活用して、企業研究や応募書類の作成を行うなどです。

また、チームメイトや先輩、保護者、そして大学関係者など、周りの人に相談することも大切です。一人で抱え込まず、困ったことがあればすぐに相談しましょう。周りの人に支えられながら、就職活動を進めていくことが重要です。

さらに、休息も大切です。睡眠不足や疲労は、集中力や判断力を低下させ、就職活動に悪影響を及ぼす可能性があります。適切な休息を取り、心身ともに健康な状態を保つように心がけましょう。

例えば、私の友人で、野球部と就職活動を両立して、希望の企業に内定を得た人がいます。彼は、毎朝早く起きて練習前に企業研究を行い、通学時間には面接対策の参考書を読んでいたそうです。また、週末は、チームメイトと協力して、お互いに面接練習を行っていたそうです。このように、工夫次第で両立は可能です

大学野球支援機構は野球と仕事の両立をサポートします

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