大学野球「主務(マネージャー)」「学生コーチ」「アナリスト」を対象にしたアワード開催中!

大学野球部員と就職活動:研究室未定でも大丈夫?ES・履歴書の書き方

  • 就職活動
2025年06月27日

「こんばんは。就職活動中の大学3年、工学部の男です。私の大学は2月下旬から研究室の希望調査があり、4月上旬に研究室配属が調整決定されて4年生から研究室に入ります。しかし、今就職活動していて、エントリーシート・履歴書(企業指定のPDFのもの)等に「卒業論文のテーマ、もしくはゼミで学んだこと」や「卒業研究、修士論文の内容」などを書く欄が設けてあることが多々あり、たまにエントリーの時点でも「研究の内容」「研究室の教授の名前」などの記入を求められることがあります。私の場合はこの類の欄は、「研究室は未定です」と書くか、あるいは記入しなくていいのでしょうか?無理にでも何かしら書くにしても、研究室については大体の違いが分かる程度で具体的なことはほとんど謎なので困っています。先生方が、ウチの研究室を決めるのに参考になるといっている卒業研究発表会も、3月上旬予定なので履歴書の記入には間に合いません。このような場合は、何を書けばいいんでしょう?理系で経験者の方がおられましたらアドバイスお願いします。」 多くの理系大学生、特に野球部員は、研究室配属が就職活動と重なることで、このような悩みを抱えることが多いようです。わかります、その気持ち、よくわかります。

研究室未定でもES・履歴書は書ける?

研究室配属がまだなのに、研究内容について聞かれるESや履歴書…本当に困りますよね。でも、ご安心ください。研究室未定でも、効果的にESや履歴書を書く方法はあります。大切なのは、企業が何を知りたいのかを理解することです。企業は、あなたの「研究能力」そのものよりも、「問題解決能力」「探究心」「論理的思考力」といった、研究活動を通して培われた能力に興味を持っていることが多いのです。

例えば、私の友人で、大学時代に野球部に所属しながら、情報系の研究室を希望していた学生がいました。彼は、まだ研究室が決まっていない段階で、ESには「現在、情報系の研究室を希望しており、〇〇分野に興味を持っています。大学で学んだプログラミングの知識を活かし、将来は〇〇の開発に携わりたいと考えています。」と記述していました。そして、具体的な研究内容が書けない代わりに、過去のアルバイト経験や、野球部での活動を通して培ったチームワークや目標達成能力について詳しく記述していました。その結果、彼は複数の企業から内定を得ることができました。

ポイントは、研究室未定であることを正直に書くこと、そして研究への意欲や、代替となる経験・能力をアピールすることです。研究室が決まっていないことをマイナスに捉えるのではなく、「将来の展望」や「学びへの意欲」を強調することで、企業の印象を大きく変えることができます。

研究室配属前にアピールできるポイントは?

研究室未定でも、アピールできるポイントはたくさんあります!例えば、

  • 授業で学んだ専門知識:講義や実験で得た知識やスキルを具体的に記述しましょう。例えば、「〇〇の授業で学んだアルゴリズムを用いて、野球部の練習効率化を図るシステムを構想しました」など、具体的な例を挙げることが重要です。
  • ゼミ活動:ゼミで取り組んだテーマや、そこで得られた学びを記述しましょう。グループワークを通して培った協調性やコミュニケーション能力もアピールできます。
  • 自主学習:独学で取り組んだ内容や、その成果を記述しましょう。「探究心」や「自主性」をアピールする絶好の機会です。例えば、オンライン講座で学んだプログラミングスキルを活かして、野球部のデータ分析ツールを作成した、といった経験は魅力的です。
  • 部活動経験:野球部での経験は、「目標達成力」「忍耐力」「チームワーク」といった多くの企業が求める能力を証明する強力な武器です。戦略立案やチームマネジメント、困難な状況を乗り越えた経験などを具体的に記述しましょう。例えば、「チームの目標達成のために、独自の練習メニューを考案し、結果的にチーム成績向上に貢献しました」など。

これらの経験を、企業の求める人物像と結びつけて記述することが重要です。企業のホームページをよく読んで、企業理念や求める人物像を理解し、あなたの経験がどのように企業に貢献できるのかを明確に示しましょう。「なぜその企業なのか?」を明確に示すことで、企業の選考担当者に強い印象を与えることができます。

就職活動と研究室配属の両立のコツ

就職活動と研究室配属の準備、どちらも重要で大変ですよね。両立のコツは、計画性と優先順位付けです。まず、就職活動のスケジュールを立て、ESや面接の準備にどれだけの時間をかける必要があるかを把握しましょう。そして、研究室配属に関する情報収集や希望調査にも時間を割く必要があります。両方のスケジュールを把握し、時間管理を徹底することで、効率的に両立を進めることができます。

また、周囲のサポートを積極的に活用することも大切です。大学のキャリアセンターや、先輩、友人、家族などに相談し、アドバイスを求めることで、精神的な負担を軽減し、スムーズに就職活動を進めることができます。特に、野球部の先輩は、同じような経験をしている可能性が高いため、貴重なアドバイスをもらえるかもしれません。彼らの経験談を参考に、あなた自身の就職活動戦略を練り上げていきましょう。

さらに、中小企業への就職も視野に入れてみることをお勧めします。中には、社会人野球クラブチームへの所属や現役選手としての活動に理解のある企業も存在します。大学野球支援機構では、そうした企業との連携を積極的に行っています。もし興味があれば、機構のウェブサイトで情報収集してみるのも良いかもしれません。ただし、あくまで選択肢の一つとして、ご自身のキャリアプランに合った企業選びを優先してくださいね。

大学野球支援機構は野球と仕事の両立をサポートします

「野球を続けたい学生」の就活のお手伝い、
それを支える「ご家族」からのご相談、
私たちは野球と仕事双方を充実させる未来に向けてサポートをしています。