ご相談ありがとうございます。36歳のお子さんとのコミュニケーションが途絶えてしまい、お困りのご様子、よく分かります。長年、ご子息と良好な関係を築きたいと願っておられるご心情、そして奥様との関係性も複雑に絡み合っている状況、大変お辛いですね。 ご子息の独立、そしてご自身の置かれている状況を客観的に見つめ、一歩ずつ解決に向けて進んでいきましょう。
息子さんの独立と、親としての葛藤…どうすれば理解し合える?
まず、息子さんが大学進学を機に独立し、現在も良好な関係を築けていない状況、本当に悩ましいですよね。 多くの親御さんが、お子さんの成長と自立の過程で、このような葛藤を抱えることがあります。特に、お子さんが大学時代に野球部に入部していた場合、学業との両立や将来の進路選択など、親御さんとしては心配事が尽きないでしょう。 息子さんのケースでは、野球部員ではなかったようですが、それでも独立後の生活や将来への不安、そしてお母様との関係性の悪化が、息子さんとあなたとの距離を大きく開けてしまった原因の一つかもしれません。
例えば、私の友人の息子さんも、大学進学と同時に一人暮らしを始め、親とのコミュニケーションが減っていきました。その原因は、親からの過剰な干渉と、息子さんのプライバシーを尊重しない態度にあったようです。 親御さんは、良いと思ってしていることが、子供にとっては大きな負担になっているケースは少なくありません。息子さんの行動を、反抗や拒絶と捉えるのではなく、「自立への過程で、親からの過剰な干渉から距離を置こうとしている」という可能性も考えてみましょう。
まずは、あなた自身がお母様との関係性を見つめ直すことが重要です。 お母様も、息子さんへの愛情の裏返しで、過剰な干渉をしてしまっているのかもしれません。 ご自身の感情を整理し、冷静に状況を分析することで、より建設的な対応が可能になります。 そして、息子さんとの関係修復のためには、まず「待つ」という選択肢も大切です。 無理強いせず、息子さんのペースに合わせて、ゆっくりと関係を築いていくことが必要かもしれません。
親子のコミュニケーション…修復への第一歩を踏み出せる方法とは?
息子さんと直接話をするのが難しい状況とのことですが、まずは手紙を書いてみるのはいかがでしょうか? 直接話すのは難しいとしても、手紙であれば、自分の気持ちを整理して伝えることができます。 長文ではなく、簡潔に「会いたい」「心配している」といった素直な気持ちを伝え、息子さんの返事を待つ姿勢を示すことが大切です。 また、手紙には、具体的な行動を伴う提案を入れるのも効果的です。例えば、「今度、〇〇(息子さんが好きな場所)に一緒に行こう」とか、「近況報告を聞かせてほしい」など、具体的な提案をすることで、息子さんの反応を引き出しやすくなります。
もし、手紙にも反応がない場合は、共通の趣味や話題を見つけることを試みてはどうでしょうか? 例えば、息子さんがスポーツ好きであれば、一緒にスポーツ観戦に行く、またはスポーツに関する話題でメールや手紙のやり取りをするなどです。 共通の話題を見つけることで、自然なコミュニケーションのきっかけを作ることができます。 また、第三者を通して連絡を取るという方法もあります。 信頼できる親戚や友人などに相談し、間に入ってもらうことで、息子さんと連絡を取りやすくなる可能性があります。 ただし、この方法を選ぶ場合は、第三者への説明を十分に行い、息子さんのプライバシーを尊重することが重要です。
大切なのは、息子さんを責めたり、自分の気持ちを押し付けたりしないことです。 息子さんの気持ちを受け止め、寄り添う姿勢を示すことが、関係修復への第一歩となります。 そして、焦らず、ゆっくりと時間をかけて、信頼関係を築いていきましょう。
家族としての未来…修復された関係をどのように維持していく?
息子さんとの関係が修復された後も、良好な関係を維持していくためには、継続的な努力が必要です。 定期的に連絡を取り合い、近況報告をしたり、一緒に過ごしたりする時間を作ることはもちろん、お互いの気持ちを尊重し、理解し合う努力が大切です。 また、お母様との関係性も、引き続き注意深く見守る必要があります。 お母様にも、息子さんへの接し方を見直してもらうよう促し、家族全体で良好なコミュニケーションを築けるよう努力することが重要です。 もし、お母様との関係性が大きな問題となっている場合は、家族カウンセリングなどを検討するのも一つの方法です。 専門家のサポートを受けることで、よりスムーズな解決に繋がる可能性があります。
そして、あなた自身のメンタルヘルスにも気を配りましょう。 長年、家族関係の問題を抱えてきたことによるストレスは、あなた自身の心身に大きな負担をかけているかもしれません。 必要であれば、カウンセリングや相談窓口を利用し、専門家のサポートを受けることを検討してみてください。 一人で抱え込まず、周りの人に相談することも大切です。 信頼できる友人や家族、または専門機関に相談することで、心身の負担を軽減し、より前向きな気持ちで、家族関係の修復に取り組むことができるでしょう。
大学野球支援機構では、野球経験者の就職支援にも力を入れています。 もし、息子さんが将来、野球に関連した仕事に興味を持つようであれば、機構がサポートできる範囲で、就職活動の相談に乗ることも可能です。 もちろん、これはあくまで可能性の一つであり、息子さんの意思を尊重することが大前提です。