先日、就職活動中の大学院生の方から、OB訪問のお願いメールを作成する際に、大学名や学部名などの謙譲語の使い方が分からずお困りだというご相談がありました。「本学」を「弊学」とすべきか、また研究科や専攻、研究室についても同様の謙譲語を使うべきか、といったご質問でした。 就職活動は、準備段階から多くの壁にぶつかるもの。メール1通の作成にも、こんなに悩むことがあるんですね。わかります…私もかつてそうでした。
「本学」「弊学」…そもそも謙譲語って必要?
まず、結論から言うと、「本学」「本学部」「本研究科」などを「弊学」「弊学部」「弊研究科」と置き換える必要はありません。「本学」は既に謙譲の意を含んだ表現です。 企業の採用担当者の方々は、学生からのメールに過剰な謙譲語を求めていません。むしろ、堅苦しく感じてしまう可能性もあります。 大切なのは、誠実で丁寧な言葉遣いです。 過度な謙譲語は、かえって不自然で、あなたの真面目さを伝える妨げになるかもしれません。例えば、私の友人で、就職活動中に謙譲語を過剰に使用したために、逆に採用担当者に「よそよそしい印象を受けた」と指摘された人がいました。 彼はその後、言葉遣いを修正し、より自然体で親しみやすいメールを送ることで、内定を獲得することができました。
もちろん、丁寧な言葉遣いは必須です。しかし、それは謙譲語の多用によって実現するものではありません。敬語と丁寧な言葉遣いを使い分けること、そして、相手に分かりやすく、簡潔な文章で伝えることが重要です。 例えば、「貴社」や「御社」といった言葉は、丁寧な表現ではありますが、使いすぎると堅苦しく感じられる場合があります。「貴社」を使う場合は、複数回使わないように注意しましょう。 また、メールの冒頭と結びには、丁寧な言葉遣いを心がけ、本文は簡潔で分かりやすい表現を心がけることが大切です。
OB訪問のお願いメール…どんな点に注意すればいいの?
OB訪問のお願いメールは、第一印象を左右する重要なツールです。 簡潔で、要点が明確な文章を心がけましょう。 具体的には、以下の点を意識してみてください。
- 自己紹介:氏名、大学名、学部・学科、専攻などを簡潔に記載します。
- 訪問の目的:OB訪問を通して何を学びたいのか、具体的に記載します。「貴社の事業内容について詳しく知りたい」「先輩社員のキャリアパスについて伺いたい」など、明確な目的を示すことで、相手も快く対応してくれます。
- 希望日時:複数の日時を提示することで、相手への配慮を示せます。
- 連絡先:メールアドレスと電話番号を記載します。
- 感謝の言葉:お時間を割いていただいたことへの感謝の言葉を添えましょう。
例えば、以下のような構成でメールを作成すると良いでしょう。
〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 〇〇です。
この度は、就職活動の参考にさせて頂きたく、貴社OB/OG訪問のお願いをさせて頂きたくご連絡いたしました。
貴社の[事業内容]に大変興味があり、[具体的な理由]を伺いたく存じます。
つきましては、[希望日時]に[場所]にて、30分ほどお時間を頂戴できますでしょうか。
ご多忙のところ恐縮ですが、何卒ご検討の程、よろしくお願い申し上げます。
就職活動で役立つ!大学野球支援機構がサポートできること
就職活動は、本当に大変ですよね。 特に、大学で野球部に所属していた方は、練習や試合で忙しく、就活準備に時間を割くのが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。 大学野球支援機構では、野球経験者の方の就職活動をサポートする活動も行っています。 野球に理解のある企業を紹介したり、面接対策のアドバイスなども行っています。 もちろん、強制ではありません。 もし、就職活動で困ったことがあれば、気軽に相談できる窓口として、機構の存在を覚えておいていただけたら幸いです。
例えば、ある学生は、野球部活動と学業の両立に苦労し、就活準備が遅れていました。 彼は機構を通じて、野球経験者を受け入れてくれる企業を見つけ、スムーズに就職活動を進めることができました。 彼の経験からもわかるように、早期からの準備と適切なサポートは、就職活動の成功に大きく貢献します。
就職活動は、自分自身と向き合い、将来のキャリアを考える貴重な機会です。 焦らず、一つずつ丁寧に準備を進めていきましょう。 そして、もし行き詰まった時は、一人で抱え込まず、周りの人に相談することも大切です。 周りのサポートを受けながら、自信を持って就職活動に臨んでください。