大学1年生、就活で何を話せばいいの?将来の夢と今の不安を解消する方法

  • 就職活動
2025年06月03日

「大学1回生で、就職活動について悩んでいます。面接で話せることがほとんどなくて、何をしたらいいのかも分からず困っています…」こんな相談を受けました。将来はアナウンサーを目指しているものの、英語力に不安があり、大学生活も部活動には所属せずアルバイト中心。趣味も一般的なものばかりで、面接でアピールできるものが少ないと悩んでいらっしゃいます。確かに、まだ1年生ですし、焦る気持ちもよく分かります。でも、大丈夫!今からでもできることはたくさんあります。一緒に考えていきましょう。

大学1年生からでもできる!就活準備の第一歩は?

まず、「何もない」と感じるのは、まだ準備を始めたばかりだからです。多くの就活生が、1年生の段階で完璧な自己PRを用意できているわけではありません。むしろ、1年生の段階で将来のキャリアプランを明確に描けている人は、ごく少数です。大切なのは、今から少しずつ準備を進めていくことです。焦らず、一歩ずつ着実に準備を進めていきましょう。

例えば、相談者の方のように、アルバイトで培った経験は立派なアピールポイントになります。野球場やサッカー場の売り子として、接客スキルや責任感、状況判断力などを磨いてきた経験は、多くの企業が求める能力と合致します。面接では、具体的なエピソードを交えながら、これらの経験を通して何を学び、どのように成長したのかを説明しましょう。例えば、「お客様とのコミュニケーションを通して、相手のニーズを的確に捉えることの大切さを学びました」といったように、具体的なエピソードを交えて説明することで、面接官にあなたの能力を効果的に伝えることができます。

また、趣味である野球やサッカーの観戦経験も、面接で活かすことができます。深い知識や情熱を語ることで、あなたの個性や興味関心をアピールできます。例えば、「長年培ってきた野球観戦の経験から、チームワークや戦略の重要性を学びました」といったように、具体的なエピソードを交えて説明することで、面接官にあなたの能力を効果的に伝えることができます。 一見、就活に関係ないように見える趣味でも、あなたの個性や強みを表現する材料になります。深く掘り下げて考えてみましょう。

さらに、英語力については、今からでも遅くありません。英会話スクールに通うのも良いですが、オンライン学習アプリを活用したり、英語のニュースや映画に触れたり、少しずつでも英語に触れる時間を増やすことで、英語力を向上させることができます。「英語が苦手」という弱点を「英語力を向上させるために努力している」という強みに変えることも可能です。努力している過程を具体的に説明することで、あなたの意欲や成長意欲をアピールできます。

自己分析ってどうすればいいの?具体的な方法と注意点

自己分析は、就職活動において非常に重要なステップです。しかし、「自己分析」という言葉に、漠然とした不安を感じている方も多いのではないでしょうか?私もそうでした。自己分析の本を読んでも、結局何がしたいのか分からなかった経験があります。そこで、私がおすすめするのは、「自分の経験を振り返り、具体的なエピソードを書き出す」ことです。

例えば、相談者の方であれば、高校時代の野球部マネージャー経験、現在のアルバイト経験、趣味である野球やサッカー観戦、読書など、様々な経験を振り返ってみましょう。それぞれの経験で、どのような役割を担い、どのような成果を挙げ、どのような課題に直面したのかを具体的に書き出してみましょう。そして、それらの経験を通して、自分がどのような能力や強みを持っているのか、どのような価値観を持っているのかを分析してみましょう。

自己分析は、「自分探し」ではなく「自分整理」だと考えてみてください。すでに持っている経験や能力、興味関心を整理し、それらをどのように活かしていきたいかを考える作業です。完璧な答えを出す必要はありません。まずは、自分の経験を振り返り、書き出してみることで、徐々に自分が見えてくるはずです。

自己分析を行う上で、「強み」と「弱み」を両方認識することが重要です。自分の強みを活かし、弱みを克服するための努力を続ける姿勢を示すことで、企業はあなたの成長可能性を感じ取ります。また、「興味」と「得意」を区別することも大切です。興味があることと、得意なことは必ずしも一致しません。自分の得意なことを活かしながら、興味のある分野に挑戦していくことで、より充実したキャリアを築くことができるでしょう。

大学1年生でもできる!就活に役立つ活動とは?

相談者の方が考えている「①地元のPRガール?のようなやつ②サークルに今更入る③ボランティアに行く④とりあえずインターン」どれも有効な選択肢です。それぞれにメリット・デメリットがあるので、ご自身の状況に合わせて選んでいきましょう。

  • ①地元のPR活動:地元の魅力を発信する活動は、コミュニケーション能力や地域貢献への意識をアピールできます。地域に密着した企業への就職を希望する場合には特に効果的です。ただし、活動内容によっては、就活に直接的に役立つとは限らないため、活動内容をしっかり吟味しましょう。
  • ②サークル活動:大学生活を充実させるだけでなく、他者との協調性やコミュニケーション能力を磨くことができます。ただし、今更サークルに入ることに抵抗がある場合は無理強いする必要はありません。他の活動でこれらの能力を磨くことも可能です。
  • ③ボランティア活動:社会貢献活動を通して、責任感や協調性を高めることができます。しかし、大学の先生がおっしゃる通り、漫然と参加するだけでは効果は薄いです。明確な目的意識を持って取り組み、その経験を自己PRに活かすことが重要です。
  • ④インターンシップ:企業の実際の業務を体験することで、業界や職種について深く理解することができます。また、企業の人事担当者と直接話をする機会を得られるため、就職活動に役立つ貴重な経験となります。1dayや2dayのインターンシップから参加してみるのも良いでしょう。参加したインターンシップの内容をしっかり自己分析し、次の活動に活かすことが重要です。

これらの活動に加え、「自己PR」や「面接対策」のためのワークショップやセミナーに参加することもおすすめです。多くの大学では、キャリアセンターがこのような支援を行っています。積極的に活用しましょう。また、OB・OG訪問も効果的です。先輩の経験談を聞くことで、就職活動への不安を解消し、モチベーションを高めることができます。 特に、アナウンサーを目指しているのであれば、現役のアナウンサーや、業界で活躍するOB・OGに話を聞くことは非常に有益です。彼らの経験から、就職活動のヒントや、業界の現状について知ることができるでしょう。

そして、大切なのは、行動することです。完璧な準備が整ってから行動を起こすのではなく、まずは行動を起こし、その中で学び、成長していくことが重要です。失敗を恐れず、積極的に行動することで、あなた自身の可能性を広げることができます。 もし、就職活動で行き詰まった時は、周りの人に相談してみましょう。友人や家族、大学のキャリアセンターの職員など、相談できる相手はたくさんいます。一人で抱え込まず、周りの人に相談することで、新たな視点や解決策が見えてくるかもしれません。

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