大学1年生、部活を辞めるべき?時間と将来、そして心の葛藤…

  • 就職活動
2025年06月03日

「大学1年生です。部活動を辞めるか迷っています。体育会の部活動に所属していて活動日は週2回、自主練込みで1週間のうち5日程は部活に時間を費やしています。辞めたい理由は時間的拘束がきつい、毎年行われる合宿や強化練習がきつい、勉強が疎かになっている、出費が多い、大会が多すぎて疲れる、上手くならない自分や選考であぶれる自分が嫌で病んでしまうことなどです。辞めるか迷っている理由は、友達ができた、先輩が良い人ばかりで辞めづらい、部活の競技自体はとても楽しい、部活動は就職に有利、大学生活で熱中するものがあった方がいい、部活を辞めたところで新しい目標を持てるか心配、ここまで続けてこられたならあと3年頑張った方がいいのではないか、などです。高校3年間も運動部だったので耐えられると思ったんですが、高校時代よりも精神的にも肉体的にも大変です。バイトもしているので、1週間が忙しすぎてもっとゆったり大学生活を送ろうと思っていたので正直大変です。葛藤していてどうしたらいいか悩んでいます。」 このお気持ち、本当に良く分かります。大学生活と部活動の両立は、想像以上に大変ですよね。

部活の負担、本当に大丈夫?自分の限界を見極める方法

まず、現状の負担を客観的に見てみましょう。週5日も部活に費やし、バイトもしているとなると、睡眠時間や勉強時間、そして自分自身の休息時間はどれくらい確保できていますか? 睡眠不足や疲労は、学業成績だけでなく、精神的な健康にも大きな影響を与えます。 例えば、私の友人で、同じように部活動とアルバイトを両立していた学生が、過労で体調を崩し、大学を休学したケースがありました。 無理をせず、自分の限界をきちんと認識することが大切です。

具体的に、1週間のスケジュールを書き出してみましょう。そして、各活動に費やした時間と、その時の自分の気持ち(疲れている、充実しているなど)を記録してみてください。そうすることで、時間の使い方の偏りや、精神的な負担の大きさを可視化できます。この記録は、後々の判断材料にもなります。

また、「本当にこの負担を続ける必要があるのか?」と自問自答してみましょう。部活動は確かに楽しい部分も多いと思いますが、それがあなたの健康や学業、将来のキャリアプランに悪影響を及ぼしているなら、見直す必要があるかもしれません。 「楽しい」という感情だけで続けるのは危険です。 将来の目標を達成するために、今何をすべきかを冷静に考えましょう。

学業とキャリア、部活動との両立は可能?将来設計を見据えて

「部活動は就職に有利」という話を聞いたことがあるかもしれませんが、それは必ずしも真実ではありません。企業は、部活動経験そのものよりも、そこから得られた経験や能力を評価します。 責任感、チームワーク、忍耐力、目標達成能力…これらは部活動以外にも様々な経験から身につけることができます。

例えば、ボランティア活動や、サークル活動、アルバイト、インターンシップなどを通して、これらの能力を磨くことも可能です。 むしろ、多様な経験を持つ学生の方が、企業から高く評価されるケースも多いです。 部活動に費やす時間を、これらの活動に充てることで、より多くの経験を積むことができるかもしれません。

さらに、将来のキャリアプランを具体的に考えてみましょう。どのような仕事に就きたいのか、そのためにはどのようなスキルや経験が必要なのかを明確にすることで、部活動の継続・引退の判断がより容易になります。もし、将来のキャリアプランに部活動が必ずしも必要ない、もしくは邪魔になるようであれば、引退も一つの選択肢として真剣に検討する価値があります。 将来の自分を想像し、今の選択がどう影響するかを考えてみることは、とても大切です。

もちろん、部活動を通して得られる経験も貴重です。しかし、それがあなたの健康や学業、将来のキャリアを犠牲にするものであってはなりません。バランスを大切にし、自分にとって最適な選択をしましょう。

部活を辞めた後、何をすればいい?新たな目標を見つけるヒント

部活動を辞めることに不安を感じるのは、当然のことです。今まで熱中してきたものがなくなることで、喪失感や将来への不安を感じるのも、ごく自然な反応です。しかし、部活動を辞めることは、人生の終わりではありません。むしろ、新たなスタートを切るチャンスです。

まず、自分の興味や関心を改めて見つめ直してみましょう。部活動以外に、何か興味のあることはありますか? 新しい趣味を始めたり、サークルに参加したり、ボランティア活動に参加したり…様々な選択肢があります。 今まで挑戦したことがないことに挑戦することで、新たな自分を発見できるかもしれません。

また、就職活動についても、早めの準備を始めましょう。大学で学ぶ専門分野を活かせる仕事を探したり、興味のある業界について研究したり… 時間的な余裕が生まれることで、より充実した就職活動ができるでしょう。 早期に就職活動の準備を始めることで、精神的な負担を軽減することもできます。

もし、就職活動で困ったことがあれば、大学キャリアセンターや、一般社団法人大学野球支援機構のような機関に相談することもできます。 彼らは、学生の就職活動をサポートする様々なサービスを提供しています。 特に、野球に理解のある中小企業への就職支援に特化している機関もありますので、そういった機関を利用してみるのも良いかもしれません。 もちろん、これはあくまで選択肢の一つです。 焦らず、じっくりと自分のペースで進めていきましょう。

大切なのは、「部活を辞める」という選択を、ネガティブなものではなく、ポジティブな転換期と捉えることです。 この機会に、自分の本当にやりたいことを見つけ、充実した大学生活を送ってください。 そして、将来の夢に向かって、自信を持って進んでいきましょう!

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