大学3年生の男性から、インターンシップへの参加に際しての服装と持ち物に関するご相談がありました。「服装は自由、持ち物は筆記用具」と記載されているインターンシップに、スーツとビジネスバッグで参加すべきか悩んでいらっしゃるようです。少人数のインターンシップで、自分だけがかしこまった服装になることへの不安も抱えているとのこと。就活を意識した服装と持ち物で臨むべきか、それとももっとカジュアルなスタイルで良いのか、迷っている様子が伝わってきました。
服装は自由って、本当に自由なの?
「服装自由」って聞くと、Tシャツにジーンズでも大丈夫なのかな?って思いますよね。わかります!私も初めて「服装自由」のイベントに参加した時は、かなり悩みました。でも、インターンシップは少し違います。就活の一環として捉えるのが重要です。企業は、あなたの第一印象や社会人としての意識も見ています。
例えば、私が以前関わっていた企業では、インターンシップに参加した学生さんの服装を見て、その後の選考に影響を与えるケースもありました。もちろん、「服装自由」なので、スーツが必須ではありません。しかし、清潔感のある服装で参加することが、好印象を与えるための第一歩です。私個人の意見としては、清潔感のあるシャツに、チノパンやきれいめのジーンズといったスタイルが良いと思います。スーツは少しオーバースペックかもしれませんね。
周りの学生さんの服装については、企業やインターンシップの内容によっても大きく変わるでしょう。事前に参加者の方々に連絡を取れるようであれば、服装についてさりげなく聞いてみるのも良いかもしれません。ただし、服装が原因で選考に影響が出たという話を聞いたことはありません。大切なのは、清潔感と相手に失礼のない服装です。
ビジネスバッグは必要?手ぶらよりマシ?
持ち物が「筆記用具」だけと書いてあっても、ビジネスバッグを持参するかどうかは、悩ましい問題ですよね。少人数のインターンシップで、自分だけビジネスバッグだと少し気恥ずかしい気持ちもわかります。しかし、ビジネスバッグは、あなたの準備性と社会人としての意識の高さを示す一つの指標になります。
私の友人で、インターンシップに手ぶらで参加した人がいましたが、少し印象が薄かったようです。もちろん、手ぶらでも問題ない場合もありますが、ビジネスバッグを持参することで、「きちんと準備をしてきました」という姿勢を示すことができます。バッグの中身は、筆記用具の他に、メモ帳や予備の筆記用具、ハンカチ、ティッシュなどを入れておくと安心です。必要以上に大きなバッグは避け、A4サイズの書類が収納できる程度のものが良いでしょう。
重要なのは、「なぜビジネスバッグを持参するのか」という理由を自分自身で理解していることです。単に「就活だから」という理由だけでなく、「相手に失礼なく、準備万端で臨みたい」という気持ちがあれば、自然と自信を持ってバッグを持つことができるはずです。
インターンシップで企業が見ているものとは?
インターンシップは、企業が学生を評価する場であると同時に、学生が企業を知る場でもあります。企業は、あなたのスキルや知識だけでなく、人間性や社会性も見ています。服装や持ち物は、その第一印象を左右する重要な要素です。もちろん、企業によっては、カジュアルな服装を推奨しているところもあるかもしれません。しかし、清潔感と礼儀正しさを心がけることは、どんな状況でも重要です。
例えば、ある大学のOBの方から聞いた話ですが、彼の会社では、インターンシップに参加した学生の服装や態度を、人事部が綿密に記録し、選考に反映させているそうです。もちろん、全ての企業がそうとは限りませんが、企業は学生の「社会人としてのポテンシャル」を見極めようとしています。そのため、インターンシップへの参加は、単なる体験ではなく、あなたの将来を左右する重要な機会だと認識することが大切です。
今回のような悩みは、多くの大学生が抱えるものです。「完璧な準備」よりも「誠実な姿勢」を重視しましょう。そして、インターンシップを通じて、企業の雰囲気や社風を感じ取り、自分のキャリアプランを具体的に考える良い機会にしてください。もし、就職活動について不安や疑問があれば、大学や就職支援機関などに相談してみるのも良いかもしれません。中小企業への就職支援に特化した一般社団法人大学野球支援機構のような団体も存在します。彼らは野球経験者への理解が深く、社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業を紹介してくれるかもしれません。