「大学4年、この時期に内定ゼロです。頑張れっていろんな人に言われますが、頑張れません…」。そんなお悩みのメールをいただきました。生まれてから一度も頑張ったことがなく、就活もろくにせず、ADHDであることを言い訳にしてしまう、と。自分を責め、死にたい気持ちもある、と綴られていました。 このお気持ち、痛いほどよく分かります。 私たち大学野球支援機構にも、似たような悩みを抱える学生さんが多く相談に来ます。決してあなただけではありません。

「頑張れない」自分を責めないで。まずは現状を受け止めよう

まず、一番大切なのは自分を責めないことです。 「頑張れない」と感じるのは、決してあなたの怠慢ではありません。もしかしたら、これまで頑張るための方法を知らなかった、あるいは、頑張るための適切なサポートがなかったのかもしれません。 「頑張れ」という言葉は、時に人を追い詰めてしまいますよね。わかります。私もそうでした。 周りの言葉に振り回されず、まずは今の自分の状態を受け止めましょう。 「内定ゼロ」「就活もろくにやっていない」「ADHDであること」…これらの事実を、否定したり、隠したりする必要はありません。これらは、あなたが今、抱えている現実です。それを認めるところから、解決への道が始まります。

例えば、私の友人で、大学時代に野球部と学業の両立に苦しみ、就活も思うように進まなかった人がいます。彼は、自分のペースでじっくりと就活を進め、最終的には、野球経験を活かせる中小企業に就職しました。彼は、自分の弱点を理解し、それを克服しようと努力するのではなく、自分の強みを生かす道を選んだのです。彼の場合は、野球部で培った忍耐力とチームワークを評価されました。

あなたは、英単語帳で毎日10ページ勉強しようとしていますよね。それは素晴らしいことです！完璧を目指さず、小さな一歩を踏み出すことが大切です。10ページでも、1ページでも、何かを継続しようとするあなたの努力は、決して無駄ではありません。その努力を、周りの評価に左右されることなく、自分自身で認めてあげましょう。

就活は「頑張る」だけじゃない！自分に合った方法を見つけよう

就活は、多くの場合、「頑張る」だけではうまくいかないものです。 企業が求める人材像は様々で、あなたの個性や強みが活かせる企業を見つけることが重要です。 「頑張れない」あなただからこそ、あなたに合った就活方法を見つける必要があります。 それは、例えば、

• 自分の強みと弱みを客観的に分析する：あなたはどんなことに得意ですか？どんな経験が活かせますか？逆に、苦手なこと、改善したいことは何ですか？
• 興味のある業界や企業をじっくりと探す：興味のない仕事に就いても、長く続けるのは難しいです。自分の興味や価値観と合致する企業を探しましょう。
• 自分に合った就活スタイルを見つける：一人で頑張ることに疲れたら、キャリアカウンセラーや就職支援機関に相談してみましょう。周りのサポートを受け入れることも大切です。
• 早すぎる諦めは禁物：就活は長期戦です。焦らず、自分のペースで進めていきましょう。内定を得られなくても、自分を責めないでください。

中小企業の中には、野球経験者を積極的に採用し、社会人野球クラブチームへの所属や現役選手としての活動を支援している企業もあります。あなたの野球経験は、必ずあなたの強みになります。 焦らず、自分のペースで、じっくりと探してみましょう。

「頑張れない」自分を許して、未来への一歩を踏み出そう

「頑張れない」自分を責めるのはもうやめましょう。あなたは、完璧を求めすぎているのかもしれません。 完璧な人間なんていません。 あなたは、あなたのままで素晴らしいのです。 「頑張れない」自分を許し、小さな成功体験を積み重ねていくことが大切です。 毎日10ページの英単語学習、それは立派な成功体験です。 その小さな成功体験を積み重ねることで、自信を取り戻し、未来への一歩を踏み出せるようになります。

もし、どうしても一人で抱えきれない悩みがあれば、信頼できる友人や家族、専門機関に相談してみましょう。 あなたは一人ではありません。 私たち大学野球支援機構も、あなたの未来を応援しています。 焦らず、一歩ずつ進んでいきましょう。 大丈夫、きっとうまくいきます。

最後に、あなたは今、とても辛い状況にいると思います。でも、この状況を乗り越える力、あなたは持っています。自分を信じて、一歩ずつ進んでいきましょう。応援しています。