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将来の夢と現実…理系から経済学へ? 大学進路とキャリアを考える

  • 就職活動
2025年06月27日

高校2年生の理系生徒さんから、進路に関するご相談をいただきました。「宇宙への興味から東大理Iを目指していたが、先生から理系は儲からないと言われ、東工大の金融工学や京大の経済学部も考えるようになった。東大、東工大、京大のそれぞれの学部、理系の将来性、就職の幅について悩んでいる」とのことです。将来の夢と現実、そしてキャリアへの不安…まさに多くの高校生が直面する悩みですよね。一緒に考えていきましょう。

理系から経済学への転向は可能?それぞれの学部の魅力とは?

「東工大の金融工学」や「京大の経済学部(理系入試)」に興味を持たれたとのこと、素晴らしいですね!理系出身者が経済学を学ぶことは、むしろ大きな強みになる可能性を秘めています。数学や統計の基礎がしっかりしているので、経済学の高度な理論を理解し、応用する上で有利に働くからです。例えば、金融工学は数学モデルを駆使して金融市場を分析する分野なので、理系のバックグラウンドはまさにうってつけと言えるでしょう。京大の経済学部理系入試は、数学に強い理系学生を積極的に受け入れようという大学の姿勢の表れでもあります。

一方、東大にももちろん経済学部があり、金融工学に関連する研究も盛んです。ただ、東大理Iと経済学部は全く異なる分野なので、単純に「東大だから」という理由で選ぶのは危険です。自分の興味や適性、将来のキャリアプランをしっかり見極めることが大切です。それぞれの大学、学部にはそれぞれ魅力があります。じっくりとパンフレットを読み、オープンキャンパスに参加して、雰囲気を感じてみることをお勧めします。

私の友人で、高校時代は物理に没頭していた人が、大学で経済学に転向し、現在は金融機関で活躍している人がいます。彼は、物理で培った論理的思考力や問題解決能力が、経済分析にも役立っていると話していました。理系から文系、あるいは理系の中でも異なる分野への転向は、決して珍しいことではありません。大切なのは、自分の興味と能力を活かせる道を見つけることです。

理系(工学系)は本当に儲からない?収入面はどうなの?

「理系は儲からない」という先生の言葉、少し極端な印象を受けますね。確かに、華やかな成功を収める人が多くいる分野は限られています。しかし、理系、特に工学系は社会の基盤を支える重要な分野であり、安定した需要があります。収入面に関しても、必ずしも文系の方が有利とは限りません。企業や職種、個人の能力によって大きく異なります。

例えば、高度な専門知識や技術を持つエンジニアは、高収入を得る可能性が高いです。また、研究開発に携わる人材も、企業にとって貴重な存在です。もちろん、努力やスキル、市場の状況など、収入に影響する要素はたくさんあります。「儲かる」という視点だけでなく、やりがい、社会貢献、将来の展望などを総合的に考えて進路を決めることが重要です。

さらに、近年注目されているのは、理系と文系の融合です。例えば、データサイエンティストは、統計学やプログラミングなどの理系スキルと、ビジネスの知識やコミュニケーション能力といった文系スキルを兼ね備えた人材が求められています。このように、異なる分野の知識やスキルを組み合わせることで、新たな価値を生み出し、高い付加価値を持つ仕事に就くことも可能です。

東大のネームバリューは?就職活動における大学名の影響とは?

東大のネームバリューは確かに高いです。しかし、大学名だけで就職が決まるわけではありません。企業は、学力、経験、個性、そして人間性を総合的に評価します。東大出身者であっても、能力や意欲がなければ、内定を得られない可能性もあります。逆に、実力と熱意があれば、他の大学出身者でも一流企業に就職することは十分可能です。

就職活動では、自己分析、企業研究、面接対策など、多くの準備が必要です。大学名に頼るのではなく、自分の強みや個性、将来のビジョンを明確にし、それを企業に伝えることが大切です。大学野球支援機構では、野球経験者を優遇する企業との繋がりもあります。もし、社会人野球クラブチームへの所属や現役選手としての活動に配慮のある企業への就職を考えているのであれば、相談してみるのも良いかもしれません。

例えば、A君は地方の大学出身でしたが、熱意あふれる自己PRと、大学時代に培ったリーダーシップを高く評価され、大手企業に内定を得ました。一方、B君は有名大学出身でしたが、自己分析が不足しており、面接で自信なさげな態度を取ったため、不合格となってしまいました。このように、大学名よりも、個人の能力や努力が重要であることを示す例は数多くあります。

進路選択は人生における大きな決断です。焦らず、じっくりと時間をかけて、自分の気持ちと向き合い、最適な道を見つけてください。そして、どんな選択をしたとしても、その選択に責任を持ち、努力を続けることが大切です。応援しています!

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