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就職活動中の住所表記、どうすればいい?既卒で不安なあなたへ

  • 就職活動
2025年06月27日

この春、地方の私立大学を卒業された方から、既卒での就職活動における住所の記載方法や、友人宅への居候についてのお悩みのご相談がありました。「県外出身で、大学も県外卒業のため、事務職希望では書類選考で落とされることが多い」「現在、大阪の友人の家に居候しながら就職活動をしているが、履歴書の現住所欄にどちらの住所を書けば良いのかわからない」といった内容です。就職活動は本当に大変ですよね。私もかつて同じような経験をしましたので、お気持ちは痛いほどわかります。

履歴書の現住所欄、友人の住所を書いても大丈夫?

履歴書の現住所欄に、実家の住所と友人の住所、どちらを書けばいいのか悩まれていますね。これは本当に難しい問題で、多くの既卒の方が頭を悩ませているところです。ハローワークの方から「友人の住所を書いても問題ない」と言われたとのことですが、正直なところ、一概に「大丈夫」とは言えません

企業によっては、連絡先として記載された住所に、実際に居住していることを確認するケースがあります。もし、実家住所を記載し、連絡先を友人の住所にしている場合、面接の際に「なぜ住所が異なるのか?」と質問される可能性があります。その際に、正直に居候していることを説明すれば問題ない場合も多いですが、説明に詰まってしまうと、マイナスの印象を与えてしまう可能性も否定できません

一方、友人の住所を現住所として記載する場合も、「住所不定」と判断されるリスクがあります。住民票が実家にあるにも関わらず、友人の住所を現住所として記載することは、事実と異なる情報を記載することになり、企業によっては問題視される可能性があります。採用担当者によっては、嘘をつかれたと捉え、不採用となるケースも考えられます。

では、どうすれば良いのでしょうか? 一番良いのは、正直に現状を説明することです。履歴書には、住民票のある実家の住所を記載し、連絡先欄には友人の住所を記載します。そして、面接の際に、現状の居住状況を簡潔に説明しましょう。「現在、就職活動のため大阪の友人宅に居候しており、就職が決まり次第、住民票を移転し、一人暮らしをする予定です」といった具合です。正直に話すことで、あなたの誠実さが伝わり、好印象を与えられる可能性が高いです。

例えば、私の友人で、地方から上京して就職活動をしていた人がいました。彼は、実家から通える範囲に安いアパートを借りていましたが、履歴書には実家の住所と連絡先を記載し、面接の際に「現在はアパートを借りて生活していますが、実家から通える距離なので、実家の住所を記載しました」と説明していました。彼は、この方法で内定を得ることができました。

居候は就職活動に不利?企業の印象は?

「友人宅に居候していることは、採用に際し印象が悪いのでは?」と心配されているとのこと。わかります。私もそうでした。しかし、必ずしも居候が不利になるわけではありません。むしろ、状況をきちんと説明し、前向きな姿勢を示すことが重要です。

企業は、あなたの能力や人となり、仕事への熱意を見極めようとしています。居候の事実よりも、あなたがどのような人物で、どのような仕事ぶりをするのかという点の方が、はるかに重要視されます。

面接では、居候している理由を明確に説明しましょう。「就職活動に集中するため、家賃を抑え、生活費を節約するために友人の家に居候しています」といったように、ポジティブな理由を伝えれば、むしろあなたの計画性や経済的な自立心といった点を評価してもらえる可能性があります。

また、就職活動中は、「無職で部屋を借りている」という状態も、必ずしも好ましいとは言えません。経済的に不安定な印象を与えかねません。居候は、就職活動に集中できる環境を確保するための合理的な選択として、説明できるはずです。

大切なのは、正直に、そして前向きに説明することです。あなたの努力と誠実さが伝われば、企業はきっと理解を示してくれるでしょう。

既卒の就職活動、成功するためのポイント

既卒での就職活動は、新卒とは異なる難しさがありますよね。私もそうでしたから、お気持ちはよく分かります。しかし、既卒だからといって、就職できないわけではありません。多くの既卒の方が、努力と工夫によって内定を獲得しています。

  • 自己分析を徹底する:自分の強みや弱みを深く理解し、それを活かせる仕事を見つけることが重要です。自己PRや志望動機を効果的に作成するために、自己分析は不可欠です。
  • 情報収集を怠らない:企業の求める人物像や業界の動向を把握し、それに合わせた対策を立てることが大切です。企業ホームページや就職情報サイトを積極的に活用しましょう。中小企業に特化した求人情報サイトも有効です。中には、野球経験者を歓迎する企業もあります。
  • 積極的に行動する:応募書類の作成や面接対策はもちろん、企業説明会やインターンシップにも積極的に参加しましょう。多くの企業と接することで、自分の適性や興味関心を発見し、就職活動を進めていく上で役立つ多くの経験ができます。
  • 周囲の力を借りる:就職活動は一人で抱え込まず、友人や家族、キャリアカウンセラーなどに相談しましょう。客観的な視点を得ることで、新たな気づきが得られることもあります。

もし、野球経験を活かしたいと考えているなら、野球に理解のある中小企業への就職支援も検討してみてはいかがでしょうか。社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業もあります。そういった企業の情報収集も、就職活動の一環として取り組んでみてください。

就職活動は本当に大変ですが、諦めずに努力を続ければ、必ず道は開けます。焦らず、一歩ずつ着実に進んでいきましょう。応援しています!

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