履歴書とエントリーシート、内容が被る場合どうすればいい?両方の書き方を徹底解説!

  • 就職活動
2025年06月27日

先日、機構にはこんな相談がありました。「今度、履歴書とエントリーシートを同時に提出する会社があります。で、履歴書にある質問項目とエントリーシートにある質問項目で、内容がほぼ被ってしまうものがあるのですが、この場合、記入する量が多少違うという差はありますが、基本的に履歴書とエントリーシートには同じ内容、同じ文章を書くべきなのでしょうか?」 確かに、履歴書とエントリーシートの質問項目が重なることはよくある悩みですよね。両方の書類で同じ内容を書いても大丈夫なのか、それとも違う内容にするべきなのか、迷ってしまいますよね。この記事では、この疑問を解決し、効果的な履歴書とエントリーシートの書き方を解説します。

履歴書とエントリーシート、同じ内容で大丈夫?

結論から言うと、履歴書とエントリーシートは完全に同じ内容で書く必要はありません。ただし、完全に別々の内容にする必要もありません。両者の役割の違いを理解した上で、それぞれに最適な情報を記述することが重要です。 履歴書は、あなたの基本的な個人情報と経歴を正確に伝えるための書類です。一方、エントリーシートは、企業が求める人物像に合致するかどうかを判断するための書類であり、あなたの個性や能力、志望動機などをアピールする場です。 同じ質問項目であっても、履歴書では事実を簡潔に、エントリーシートではそれを踏まえた上であなたの考えや経験を具体的に記述することで、より効果的に自己PRができます。

例えば、「学生時代に最も力を入れたこと」という質問があったとしましょう。履歴書では、活動内容や期間、結果を簡潔に記述するだけで十分です。しかし、エントリーシートでは、その活動を通して何を学び、どのような成長を遂げたのかを具体的に説明する必要があります。例えば、「大学野球部で主将を務めた経験」について、履歴書では「大学野球部主将 ~年~年」と簡潔に記述するのに対し、エントリーシートでは、チームを勝利に導いた具体的なエピソードや、その経験から得られたリーダーシップや責任感について詳細に記述することで、あなたの能力を効果的にアピールできます。 つまり、同じテーマでも、記述の深さや視点を変えることで、両方の書類を効果的に活用できるのです。

エントリーシートで「野球経験」を活かすには?

大学野球経験者は、その経験をエントリーシートでどのように活かせば良いか悩む方も多いのではないでしょうか? わかります。私もかつてそうでした。 ただ、野球経験を「ただ野球をしていた」と書くだけでは、企業側はあなたの能力を理解できません。具体的なエピソードを交え、そこから得られた能力を明確に示すことが重要です。 例えば、チームを勝利に導いた経験、困難を乗り越えた経験、チームメイトと協力して目標を達成した経験など、具体的なエピソードを挙げ、そこから得られた責任感、協調性、忍耐力、問題解決能力などをアピールしましょう。

さらに、企業の求める人物像とあなたの野球経験を結びつけることも効果的です。企業の採用情報やホームページをよく読み、企業が重視する能力や価値観を理解し、あなたの野球経験がどのようにその能力や価値観と合致するのかを説明しましょう。例えば、企業が「チームワークを重視する」という価値観を持っている場合、大学野球部でのチームメイトとの協力やコミュニケーションについて具体的なエピソードを交えて説明することで、企業の求める人物像に合致していることを効果的にアピールできます。 また、野球を通して培った体力や精神力もアピールポイントになります。厳しい練習や試合を通して培われた体力や精神力は、社会人生活においても大きな強みとなるでしょう。

さらに、社会人野球クラブチームへの所属や、現役選手としての活動に配慮のある企業を探してみるのも良いかもしれません。一般社団法人大学野球支援機構では、そうした企業の情報提供も行っています。もちろん、就職活動の全てを機構に頼る必要はありませんが、選択肢の一つとして知っておくことは、あなたの就職活動の幅を広げることに繋がるでしょう。

履歴書とエントリーシート、提出前に必ずチェック!

履歴書とエントリーシートを書き終えたら、必ず見直しを行いましょう。誤字脱字はもちろんのこと、内容の矛盾や不自然な表現がないか、丁寧にチェックすることが大切です。 可能であれば、友人や家族、大学のキャリアセンターなどに添削をお願いしてみるのも良いでしょう。客観的な視点からアドバイスをもらえることで、より質の高い書類を作成することができます。 また、提出期限を守り、きちんと封筒に入れて提出することも忘れずに。 企業への第一印象は、書類から始まります。丁寧な書類作成と提出は、選考過程におけるあなたの印象を大きく左右する可能性があります。

特に、エントリーシートは、あなたの個性や能力をアピールする重要な書類です。企業が求める人物像を理解し、あなたの経験や能力を効果的に伝えられるように、何度も修正を重ねて、最高の仕上がりを目指しましょう。 焦らず、じっくりと時間をかけて作成することで、自信を持って提出できる書類が完成するはずです。 就職活動は大変ですが、あなた自身の努力と準備によって、必ず良い結果が得られると信じています。

私の友人で、地方大学出身で野球部に所属していた学生がいました。彼は、エントリーシートで野球部での経験を詳細に記述し、リーダーシップや責任感、粘り強さをアピールすることで、大企業への内定を獲得しました。彼の成功例からもわかるように、適切な準備と工夫で、大学野球経験を就職活動の大きな武器に変えることが可能です。

大学野球支援機構は野球と仕事の両立をサポートします

「野球を続けたい学生」の就活のお手伝い、
それを支える「ご家族」からのご相談、
私たちは野球と仕事双方を充実させる未来に向けてサポートをしています。