「就職活動中の大学４年生です。来週どうしても内定を頂きたい第一志望の会社の最終面接があります。しかし心配な点が１つあります。面接を受ける時間が一番最後の夕方なんです。もっと早い時間帯にしたかったのですが、予約がいっぱいでそこしか空いてなかったんです。１番最後だと、面接官の方が疲れていて不利になるんじゃないかと心配です。というのも、少し前に受けた面接がまさにそうだったからです。遅い時間帯の面接で、初めから面接官の方が疲れていて、すこしイライラしていました。会話をする前から、なんだか投げやりな態度で、すごくやりづらかったです。３０分の面接が５分くらいで終わってしまい、１度も目を合わせてくれませんでした。結果は不合格。私の話の内容が陳腐でイライラしたのなら納得できますが、どうもそれ以前の問題のようで、ちょっと納得いきませんでした。だから、また同じ目に合うんじゃないかとすごく不安です。面接は夕方に受けるのは不利なのでしょうか？がんばって早目に変更できるよう問い合わせるべきでしょうか？？」 このご相談、多くの就活生が抱える不安ですよね。わかります。私も就活をしていた頃、似たような経験をしました。
面接時間帯は本当に不利？
結論から言うと、面接時間帯が不利になるかどうかは、一概には言えません。確かに、遅い時間帯の面接では、面接官が疲れている可能性はあります。あなたの経験のように、残念ながら、面接官の疲労が面接の雰囲気や結果に影響を与えるケースもあるのも事実です。しかし、それは必ずしも時間帯だけが原因とは限りません。
例えば、面接官のその日の予定や、直前の面接の内容、個人の性格など、様々な要因が考えられます。 私の友人で、朝一番の面接で非常に厳しい態度を取られた人がいました。その面接官は、その日最初の面接から非常に厳格な対応をしていたそうで、時間帯とは関係なく、その方の面接スタイルだったようです。逆に、夕方でも非常に熱心に話を聞いてくれる面接官もいます。
大切なのは、時間帯に左右されない、あなた自身の準備と対応です。
面接官の疲労を軽減するあなたの戦略
では、夕方という時間帯を少しでも有利に働くにはどうすれば良いでしょうか？ いくつか具体的な対策を考えてみましょう。
- 面接官への配慮を示す：面接開始前に「本日は一日お疲れ様でした。お忙しいところ、ありがとうございます。」と一言添えることで、好印象を与えられる可能性があります。疲れている面接官に、あなたの気遣いが伝わるかもしれません。
- 明るく元気な態度で臨む：面接官の疲労を察知しても、萎縮せずに、明るく元気な態度で臨むことが大切です。あなたの積極的な姿勢は、面接官の雰囲気を明るくする力になります。笑顔を忘れずに、ハキハキとした声で話しましょう。
- 簡潔で分かりやすい説明を心がける：時間がない中で、面接官にあなたの魅力を伝えるためには、簡潔で分かりやすい説明が重要です。事前にしっかりと準備を行い、要点を押さえた説明を心がけましょう。話が長すぎると、面接官の疲労感を増幅させてしまう可能性があります。
- 熱意を伝える：時間帯に関係なく、あなたの熱意を伝えることが最も重要です。企業への理解度、仕事への意欲、自己PRなどを、熱意をもって伝えましょう。あなたの熱意は、時間帯による疲労感を上回る可能性があります。
さらに、事前に企業について徹底的に調べ、質問を用意しておくことも重要です。 企業への深い理解を示すことは、面接官の印象を大きく左右します。 また、準備万端で臨むことで、自信を持って面接に臨むことができます。自信に満ちた態度は、面接官の疲労感よりも強い印象を与えます。
それでも不安なら…できることを最大限に
それでも不安が残る場合は、できる限りのことを行い、自分自身を納得させることが大切です。 時間帯変更の問い合わせは、企業の事情によっては難しいかもしれませんが、一度問い合わせてみるのも良いでしょう。 しかし、変更ができない場合でも、上記の対策をしっかりと行えば、面接官の疲労感に左右されることなく、あなたの能力を最大限にアピールできるはずです。
例えば、○○大学の先輩は、最終面接が夕方だったにも関わらず、事前に企業の事業内容を深く理解し、熱意のこもった自己PRで面接官を魅了し、見事内定を獲得しました。彼の経験からもわかるように、時間帯は結果を左右する絶対的な要因ではありません。あなたの努力と準備次第で、必ず良い結果が得られると信じてください。
大学野球支援機構では、就職活動に悩む学生をサポートする様々な取り組みを行っています。中小企業への就職支援にも力を入れており、野球経験を活かせる企業の紹介なども行っています。もし、就職活動で行き詰まった際は、お気軽にご相談ください。（※ただし、本記事は時間帯に関する相談への回答であり、機構の就職支援活動の紹介はあくまで参考情報です）