「去年12月指定校推薦で法政大学法学部に合格した高校3年生の男子です。高校の偏差値は50~53くらいですが、評定だけは良かったので指定校推薦で合格しました。しかし、実力がないので(偏差値50以下)、一般受験は最初から考えておらず、高校の定期考査の勉強しかしてきませんでした。法政の試験問題を見ても全くわかりません。果たして無事卒業できるのでしょうか?周りの意見では「自分次第!」とか「普通に講義を受けていれば大丈夫。」などと言うのですが、イマイチ信憑性がないので相談しました。」 この相談、多くの大学生、特に指定校推薦で入学した学生さんや、部活動に打ち込んできた学生さんから寄せられる、よくある悩みです。大学生活、特に学業と部活動の両立に不安を感じるのは、決してあなただけではありません。一緒に考えていきましょう。
偏差値と大学の難易度って、本当に一致する?
まず、偏差値と大学の難易度が完全に一致するわけではないことを理解しておきましょう。偏差値はあくまで、受験者全体の学力分布における相対的な位置を示す指標です。一方、大学の難易度は、授業内容のレベル、課題の量、教授陣の厳しさなど、様々な要素が複雑に絡み合って決まります。あなたの高校の偏差値が50~53だからといって、法政大学法学部で学ぶことができないとは限りません。
例えば、私の友人で、高校時代は部活動に打ち込み、勉強はあまり得意ではなかったけれど、大学では熱心に授業に参加し、周りの学生と協力しながら課題に取り組むことで、見事に卒業した人がいます。彼は、自分の弱点を理解し、それを補う努力を怠らなかったのです。彼の場合、勉強方法を工夫したり、分からないところは積極的に教授や友人たちに質問したりしていました。
大切なのは、偏差値ではなく、あなたの学習意欲と努力です。 法政大学の授業についていけるかどうかは、あなたの努力次第で大きく変わります。不安な気持ちはよく分かりますが、まずは一歩踏み出してみましょう。
法政大学法学部で、勉強についていくための具体的な方法とは?
法政大学法学部で勉強についていくためには、いくつかの具体的な方法があります。まず、授業にきちんと出席し、講義内容をしっかり理解することが重要です。分からないところは、すぐに教授に質問したり、友人と教え合ったりしましょう。法政大学には、チューター制度や学習支援センターなどのサポート体制が整っているはずです。積極的に活用しましょう。
次に、予習と復習を習慣化しましょう。予習をすることで、授業内容をより深く理解することができます。復習をすることで、授業で学んだことを定着させることができます。予習・復習に使える時間は限られていますから、効率的な学習方法を見つけることが重要です。例えば、授業ノートを綺麗にまとめる、重要な箇所をマーカーで強調する、過去問を解くなど、自分に合った方法を見つけることが大切です。さらに、グループ学習も有効です。仲間と議論することで、理解を深めることができます。
そして、時間管理も重要です。大学生活は、高校生活よりも自由度が高くなります。その分、自分で時間管理をする必要があります。部活動との両立も大変でしょうが、時間割をきちんと立て、計画的に学習を進めるようにしましょう。もし、時間管理に不安があるなら、手帳やアプリなどを活用して、自分の時間を可視化してみるのも良いかもしれません。
大学生活と野球部活動の両立…そして将来のキャリアについて
大学生活と野球部活動の両立は、確かに大変です。しかし、不可能ではありません。多くの学生が、両立に成功しています。時間管理、優先順位付け、効率的な学習方法を身につけることが重要です。そして、周りのサポートも大切です。チームメイト、友人、家族、そして大学関係者など、周りの人に相談したり、協力を仰いだりするのも良い方法です。 相談できる人がいることは、大きな支えになります。
将来のキャリアについても、不安があるかもしれません。しかし、大学生活で得た経験や知識は、必ずあなたの将来に役立ちます。法政大学法学部で学んだ知識やスキルは、就職活動にも役立ちます。特に、論理的思考力やコミュニケーション能力は、多くの企業が求める能力です。そして、大学野球部での経験は、責任感、チームワーク、忍耐力などを養うのに役立ちます。これらの経験は、就職活動において大きな強みとなるでしょう。
もし、将来、野球に関連した仕事に就きたいと考えているのであれば、野球に理解のある企業を探すことも可能です。中には、社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業もあります。一般社団法人大学野球支援機構では、そうした企業との連携を強化し、学生の就職活動を支援しています。もちろん、就職活動は、あなたの努力次第で成功する可能性は十分にあります。まずは、自分の強みや弱みを理解し、それを活かす就職活動戦略を立てることが大切です。
大学生活は、人生において貴重な経験となるはずです。不安な気持ちを抱えながらも、前向きに大学生活を送り、充実した4年間にしてください。