進学校に通う高校2年生の方から、将来は看護師を目指したいけれど、担任の先生から進路に関して反対されている、というご相談を受けました。「看護師は専門学校でもなれる」「進学校に進学した意味がない」といったご意見に、ご本人さんは納得できないものの、どうすればいいのか分からずお悩みとのことです。 このお気持ち、とてもよく分かります。将来の夢に向かって頑張ろうとしているのに、大切な先生から反対されると、本当に辛いと思いますよね。
看護師になるには大学と専門学校、どちらが良いの?
まず、先生がおっしゃる「看護師は専門学校でもなれる」というのは事実です。専門学校と大学、どちらを選んでも看護師になることは可能です。しかし、「どちらが良いか」は、あなたの将来のビジョンや、学びたいことによって大きく変わってきます。 専門学校は実践的なスキル習得に特化していることが多い一方、大学ではより基礎的な知識を幅広く学ぶことができます。例えば、大学では研究活動に参加する機会があったり、より高度な医療現場で活躍するための専門性を深めたりすることも可能です。
例えば、私の友人で、大学で看護学を学び、卒業後に大学病院で研究活動に携わりながら看護師として働いている人がいます。彼女は、専門学校では得られないような高度な知識や研究スキルを活かし、患者さんのケアだけでなく、医療の発展にも貢献したいと考えていました。一方、専門学校を卒業してすぐに現場で活躍している友人もいます。彼女は、患者さんと直接関わり、迅速な対応が求められる現場で、実践的なスキルを活かしてやりがいを感じているようです。
大切なのは、あなたがどのような看護師になりたいか、そしてどのような学び方をしたいかということです。先生のおっしゃる通り、偏差値の高い大学に入学することだけが全てではありません。あなたの夢を実現するための最適な道を選ぶことが重要です。
進学校に進学した意味は?自分の能力を最大限に活かすには?
進学校に進学した意味がない、と先生がおっしゃったこと、ショックだったと思います。わかります。せっかく努力して進学校に入ったのに、そう言われると、これまでの努力が否定されたように感じてしまいますよね。でも、進学校で培った学習能力や思考力は、看護師としてのキャリアにおいても大きな武器になります。例えば、複雑な医療情報を理解したり、論理的に考え、問題解決を図ったりする能力は、看護師として不可欠です。また、進学校での経験は、将来、大学院に進学したり、専門性の高い分野で活躍したりする際の土台にもなります。
先生は、あなたの能力をもっと別の分野で活かせるのではないかと考えているのかもしれません。しかし、あなたの能力は、あなたが何を選択するかによって、様々な形で発揮できるものです。看護師という道を選んだとしても、あなたの能力は十分に活かすことができます。むしろ、看護師という仕事は、高いコミュニケーション能力や共感力、そして問題解決能力など、多くの能力を必要とする、やりがいのある仕事です。
例えば、大学で看護学を専攻しながら、ボランティア活動に参加したり、医療現場でインターンシップをしたりすることで、自分の能力がどのように活かせるのか、具体的なイメージを持つことができます。まずは、自分の興味や適性、そして将来のビジョンを明確にすることから始めてみましょう。
看護師の道に進むための具体的なステップ
では、看護師を目指していくために、具体的にどのようなステップを踏んでいけば良いでしょうか?
- 自分の興味や適性を知る: 看護師の仕事内容について、より深く調べてみましょう。病院や介護施設への見学、看護師へのインタビューなどを通して、現場のリアルな様子を知ることは非常に大切です。
- 大学と専門学校の比較検討: それぞれのメリット・デメリットを比較し、自分の学び方に合った方を選びましょう。カリキュラム内容、入学難易度、学費なども考慮する必要があります。大学の場合は、看護学部のある大学をいくつかピックアップし、それぞれの研究内容や教授陣、卒業生の進路などを調べてみましょう。
- 先生との話し合い: 先生の意見をきちんと聞き、あなたの考えをしっかりと伝えましょう。先生は、あなたの将来を真剣に考えているからこそ、そのようなアドバイスをしているはずです。あなたの夢や将来像を具体的に説明することで、先生との理解を深めることができるでしょう。
- 進路相談: 学校の進路指導の先生や、信頼できる友人、家族などにも相談してみましょう。多角的な視点からアドバイスをもらえることで、より良い決断ができます。
- 情報収集: 大学や専門学校のパンフレットを入手したり、オープンキャンパスに参加したりして、より詳細な情報を集めましょう。インターネットを活用するのも良い方法です。大学野球支援機構は、野球に理解のある企業の就職支援も行っています。もし、将来、看護師としてのキャリアを築きながら、社会人野球にも関わりたいと考えているのであれば、将来の選択肢の一つとして検討してみるのも良いかもしれません。
あなたの夢を叶えるために、まずは一歩ずつ進んでいきましょう。 先生との話し合い、そして自分自身の探求を通して、あなたにとって最適な道を見つけてください。 応援しています!