こんにちは。大学野球支援機構です。「福祉系の4年制大学に通う2年生で、来年度の夏休みに社会福祉援助技術現場実習を控えている。地元で実習を行い、特養以外の施設で実習したいと考えているが、社会福祉協議会と福祉事務所のどちらが良いか、また、一か所にするか二か所にするか悩んでいる」というご相談をいただきました。野球部員として忙しい日々を送る中で、実習先選びに迷う気持ち、よく分かります。この記事では、実習先選びのポイントや、野球部活動との両立についてもご紹介します。

社会福祉協議会と福祉事務所、どっちを選べばいいの？

社会福祉協議会（社協）と福祉事務所、どちらも福祉に関わる重要な機関ですが、役割や業務内容に違いがあります。社協は民間組織で、地域住民の福祉向上を目的とした様々な活動を行っています。一方、福祉事務所は公的な機関で、生活保護や障害福祉サービスなどの行政サービスを提供しています。 どちらも福祉に関わる仕事をしているので、一見似ているように見えますが、実際にはかなり異なる部分があります。

例えば、社協では、地域住民の相談支援、ボランティア活動の支援、地域包括ケアシステムの推進など、幅広い活動を行っています。一方、福祉事務所では、生活保護の申請受付や審査、障害福祉サービスの利用調整、児童福祉サービスの提供など、主に行政サービスの提供に力を入れています。 提携して業務を行うこともあるため、一見同じように見える場面もありますが、それぞれの組織の特性を理解した上で実習先を選ぶことが重要です。

あなたの将来の目標が特養での勤務であることを考えると、両方の機関で実習を行うことで、より幅広い知識と経験を得ることができるでしょう。社協では、地域住民との関わり方や、地域課題への取り組み方などを学ぶことができます。福祉事務所では、行政サービスの提供方法や、制度の運用方法などを学ぶことができます。これらの経験は、将来、特養で働く際に役立つはずです。例えば、私の友人で、大学時代に社協で実習をした学生は、地域住民とのコミュニケーションスキルを向上させることができました。その経験が、現在の仕事で非常に役立っていると話していました。

実習期間は、一か所23日間？それとも二か所？

実習期間については、一か所23日間、または15日間と8日間の二か所という選択肢がありますね。どちらが良いかは、あなたの目標や学習したい内容によって異なります。一か所23日間であれば、一つの機関の業務を深く理解することができます。じっくりと一つの機関で学びたい、特定の業務に集中して経験を積みたいという方にはおすすめです。例えば、介護業務に特化した実習を希望するなら、一か所の施設でじっくりと学ぶ方が良いでしょう。

二か所（15日間と8日間）に分ける場合は、社協と福祉事務所の両方で実習を行うことで、それぞれの機関の業務内容の違いを比較検討し、より多くのことを学ぶことができます。異なる環境での実習は、視野を広げ、多様な福祉サービスへの理解を深める上で非常に有効です。ただし、短い期間で多くのことを吸収するには、計画性と効率性が求められます。 野球部活動との両立を考えると、二か所の実習はスケジュール管理が難しくなる可能性もあります。 時間管理能力を高める良い機会にもなりますが、しっかりとした計画を立てて臨む必要があります。

野球部活動との両立は可能？時間管理のコツ

大学野球部員として忙しい日々を送る中で、実習を行うのは大変ですよね。わかります。私もかつては野球部員でしたから、その大変さは身にしみています。しかし、時間管理を工夫すれば、野球部活動と実習の両立は可能です。 まず、実習先の選定と日程調整を早めに行いましょう。春休み中に実習先を決める必要があるとのことですが、早いうちに候補先を絞り込み、担当者と連絡を取り、日程調整を進めることが重要です。 そして、実習期間中は、野球部の練習時間や試合日程を考慮し、実習内容を調整する必要があります。 例えば、練習時間や試合が集中する時期は、実習時間を短縮したり、休日に実習を行うなど、柔軟に対応することが重要です。 また、実習期間中にレポート作成や試験勉強など、他の課題を抱えている場合は、時間管理アプリなどを活用して、効率的に時間を使うように心がけましょう。

さらに、周囲への協力を得ることも大切です。チームメイトや監督に状況を説明し、理解と協力を得ることで、負担を軽減することができます。 また、家族や友人にも協力してもらい、家事や生活面でのサポートを受けることも検討してみましょう。 そして、何よりも大切なのは、自分自身のモチベーションを高く保つことです。 目標を明確にし、計画的に行動することで、困難な状況でも乗り越えることができます。

例えば、○○大学の野球部員だったAさんは、実習と練習の両立に苦労していましたが、チームメイトや監督の理解と協力、そして綿密な時間管理によって、見事に両立させることができました。彼は、実習を通して得た経験が、将来のキャリアに大きく役立つと語っていました。 彼の経験からもわかるように、適切な計画と周囲の協力を得ることで、野球部活動と実習の両立は実現可能です。

中小企業の中には、社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業もあります。 大学野球支援機構では、そうした企業との就職支援にも力を入れています。 実習を通して得た経験や、野球部活動で培った経験を活かせる企業を見つけるお手伝いができれば幸いです。もちろん、就職活動は実習後でも十分可能です。まずは、実習に集中し、貴重な経験を積むことに注力しましょう。