「自己PRを本気で悩んでます。今まで本当に塞ぎこんでました。やろうとしてもエントリーシートでまた塞ぎこんでの繰り返し…。もういい加減このループを抜け出したいんです。」というご相談をいただきました。アルバイトの応募にも失敗し、やりたいことや好きなことも見つからない、就職に向いていないのではないかと悩んでいらっしゃるようです。 確かに、自己PRを書くのは難しいですよね。でも、ご安心ください。経験がなくても、あなたの強みを活かした自己PRは必ず書けます。
経験がないと自己PRは書けない?実はそうじゃないんです!
「経験談を書け」とよく言われますが、「経験」の定義は意外と広いんです。アルバイトやサークル活動だけが経験ではありません。あなたがこれまで培ってきたスキル、知識、そして考え方、それらすべてがあなたの「経験」なのです。 例えば、あなたが長年続けてきたゲームやプログラミング、弓道、それらは単なる趣味ではなく、忍耐力や集中力、問題解決能力を養ってきた貴重な経験と言えるでしょう。
例えば、私が以前サポートした学生さんは、大学生活の大半を研究室で過ごし、華々しいサークル活動やアルバイト経験はありませんでした。しかし、彼が長年取り組んできた研究活動を通して培った論理的思考力や粘り強さを自己PRで効果的にアピールした結果、第一志望の企業から内定を得ることができました。彼の自己PRは、研究活動における具体的なエピソードを交えながら、自身の成長過程を丁寧に説明したものでした。 研究テーマの選定から実験、結果の分析、論文作成に至るまで、困難に直面しながらも粘り強く取り組んできた経験は、企業が求める「粘り強さ」や「問題解決能力」を明確に示すものでした。
あなたは、FLASHやJAVAを使わない程度のHP作成、オメガスペースとBLENDER、GIMP、C言語、R言語、アセンブラ、ビジュアルベーシックでのスロット作成、そして弓道の経験をお持ちです。これらは、ITスキル、クリエイティブな能力、そして集中力や忍耐力を証明する強力な材料になります。これらのスキルをどのように活かしたいのか、どのような目標を持っているのかを明確に示すことが重要です。
自己PRで何を伝えたいのか?あなたの「軸」を見つけよう
やりたいことや好きなことが見つからない、と悩んでいらっしゃるようですが、まずは「あなたは何をしたいのか?」ではなく「あなたはどんな人なのか?」を考えてみましょう。 あなたの個性、強み、価値観、これらを整理することで、自然と自己PRの内容が見えてくるはずです。 例えば、あなたがプログラミングが好きで、複雑な問題を解決することに喜びを感じるのなら、その情熱を自己PRで表現してみましょう。難しい課題にも臆することなく挑戦し、解決してきた経験を具体的に説明することで、あなたの能力と意欲を効果的にアピールできます。
また、弓道経験も自己PRに役立ちます。弓道を通して培った集中力、精神力、目標達成能力は、企業が求める重要な資質です。例えば、「弓道で培った集中力を活かし、仕事にも真剣に取り組みたい」といったように、具体的なエピソードを交えながら説明することで、説得力のある自己PRになります。 さらに、あなたがJavaの基本情報技術者試験の午後試験に合格できるレベルのスキルを持っていることは大きな強みです。これは、高い専門性と学習能力を証明するものです。午前試験が合格できなかったことは気にせず、その経験から学んだこと、そして今後の学習目標などを含めることで、成長意欲をアピールできます。
「やりたいこと」が見つからないのは、決してあなただけではありません。多くの学生が同じ悩みを抱えています。まずは、自分の強みや経験を客観的に見つめ、それらを活かせる仕事を探してみることから始めてみましょう。 もしかしたら、あなたがこれまで培ってきたスキルや経験は、思っている以上に多くの企業にとって魅力的なものかもしれません。
就職活動は「自分探し」の場でもある
アルバイトの応募に失敗した経験から、「自分はダメなやつだ」と落ち込んでしまう気持ち、よく分かります。私も過去に何度も失敗を経験し、自信を失いかけたことがあります。しかし、失敗は成長の機会です。そこから学び、次に活かすことができれば、それは貴重な経験となります。 就職活動は、企業に自分を売り込む場であると同時に、自分自身を見つめ直し、成長する機会でもあります。 焦らず、じっくりと自分と向き合い、自分の強みや価値観を理解することが大切です。
全国規模の企業への就職が難しいと感じるかもしれませんが、中小企業にも魅力的な企業はたくさんあります。特に、野球に理解のある企業は、部活動との両立をサポートしてくれる可能性が高いです。 中小企業は、大企業に比べて、社員一人ひとりの個性や能力を活かしやすい環境である場合が多いです。 あなたのスキルや経験を活かせる職場を見つけるためにも、視野を広げて色々な企業を見てみることをお勧めします。
自己PRは、あなたの「履歴書」ではなく「自己紹介」です。あなたの個性や魅力を伝える場として、自信を持って取り組んでください。 もし、自己PR作成に悩んだら、周りの人に相談してみるのも良いでしょう。友人や家族、大学のキャリアセンターなど、相談できる人はたくさんいます。 あなたの可能性を信じて、一歩ずつ進んでいきましょう。