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英語が苦手でも商社に就職できる?大学野球部員の就活戦略

  • 就職活動
2025年06月27日

「生まれつきの英語下手です。大学入試レベルの英語はなんとかこなせますが、会話は全くできません。他の外国語もダメです。商社を希望していますが、英語力がないと門前払いされるって本当ですか?総合商社は海外取引が多いですが、国内取引もあるし、英語が不要な部署もあるのでは?営業職を希望するなら英語は必須ですか?」

このご相談、多くの大学野球部員、特に将来、グローバルな活躍を志望する皆さんから寄せられる、非常にリアルな悩みですよね。わかります。私も学生時代、英語には苦労しましたから。

英語力は本当に商社の就職活動で必須条件?

結論から言うと、「英語力は必須」と断言はできません。 確かに、総合商社は国際的な取引が多いので、英語力が高い方が有利なのは事実です。TOEIC何点以上といった明確な基準を設けている企業も多いでしょう。しかし、「英語が話せない=就職できない」とは限りません。

例えば、国内事業に特化した部署や、営業以外の部署(人事、経理、総務など)では、英語力は必須ではないケースも多くあります。また、近年は、英語以外の語学力(中国語、スペイン語など)や、専門知識、問題解決能力、コミュニケーション能力などを重視する企業も増えています。

さらに重要なのは、企業が求める「英語力」のレベルです。ビジネスレベルの流暢な会話力が必要なケースもあれば、簡単なメールのやり取りができれば十分なケースもあります。企業によって求めるレベルは大きく異なるため、一概に「TOEIC○○点以上」と決めつけるのは危険です。募集要項をよく確認し、企業が求める能力を正確に理解することが大切です。

私の友人で、大学時代は野球に打ち込み、英語は苦手だった人が、国内営業の部署に就職した例があります。彼は、誠実さや粘り強さ、チームワークを重視する企業文化に魅力を感じ、その点をアピールすることで内定を獲得しました。英語力は決して高くありませんでしたが、他の能力でカバーし、見事に就職に成功しています。

野球経験を活かせる就職活動戦略とは?

野球部員は、「努力」「粘り強さ」「チームワーク」「責任感」など、企業が求める多くの能力を既に身につけています。これらの経験を効果的にアピールすることで、英語力不足を補うことが可能です。

具体的には、

  • 自己PRや面接で、野球部での経験を通して培った能力を具体的に説明する
  • 企業研究を徹底し、企業理念や事業内容に共感していることを明確に示す
  • 志望動機を明確に伝え、なぜその企業で働きたいのかを熱意をもって説明する
  • ガクチカ(学生時代に頑張ったこと)で、野球部活動以外に努力した経験を伝える(例えば、資格取得やボランティア活動など)

といった戦略が有効です。英語力以外の強みを明確に示すことで、企業はあなたのポテンシャルを見抜いてくれるでしょう。

また、中小企業の中には、野球に理解のある企業も多く存在します。社会人野球クラブチームとの連携があったり、現役選手としての活動を支援してくれたりする企業もあります。そういった企業は、人としての魅力や潜在能力を重視する傾向があります。もし、そのような企業に興味があれば、積極的に調べてみるのも良いかもしれません。

英語力向上のための現実的な対策とは?

もちろん、英語力を向上させる努力をすることは重要です。しかし、短期間で劇的に英語力を伸ばすのは難しいのも事実です。そのため、現実的な対策を立てることが大切です。

例えば、

  • TOEIC対策講座を受講する
  • 英会話スクールに通う
  • 英語学習アプリを活用する
  • 英語のニュースや映画を視聴する
  • 英語で日記を書く

など、自分に合った学習方法を見つけることが重要です。無理なく続けられる方法を選び、着実に英語力を向上させていきましょう。焦らず、継続することが大切です。

さらに、英語学習は就職活動が終わった後も継続していくことが大切です。グローバル化が進む現代社会において、英語力は社会人として必須のスキルと言えるでしょう。将来のキャリアを考える上で、英語学習を継続することは大きなメリットになります。

大学野球部員としての経験と、地道な努力によって、必ず道は開けます。焦らず、一歩ずつ着実に進んでいきましょう。応援しています!

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