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製薬業界への就職は学部卒でも可能?理系就職の不安と希望を叶える道

  • 就職活動
2025年06月27日

21歳、大学3年生の女性の方から、農学部の有機合成研究室に所属し、製薬業界への就職を目指しているものの、学部卒での就職可能性や、就職活動の方向性に悩んでいるというご相談がありました。「製薬業界は修士卒がほとんど」「学費の都合で大学院進学は難しい」といった不安を抱えながら、理系就職への強い希望をお持ちです。そこで、学部卒でも製薬業界や関連業界で活躍できる道を探り、就職活動のヒントを一緒に考えていきましょう。

学部卒でも製薬業界で働けるの?実際はどうなの?

「製薬業界は修士卒がほとんど」というお話を聞くと、学部卒の皆さんは不安になりますよね。わかります。私もそうでした。確かに、研究職や開発職の中核を担うには高度な専門知識が求められ、修士課程修了者が多いのは事実です。しかし、学部卒でも製薬業界で活躍できる道は、決して閉ざされているわけではありません

例えば、製造部門や品質管理部門では、学部卒の採用も多くあります。これらの部門では、有機合成の知識を活かしつつ、製品の製造プロセスや品質管理に携わることができます。また、営業職やMR(医薬情報担当者)なども、学部卒で十分に目指せる分野です。これらの職種では、科学的な知識に加え、コミュニケーション能力や顧客対応能力が求められますが、あなたの研究室での経験は、説得力のある説明や丁寧な対応に役立つでしょう。

さらに、中小企業では、学部卒の研究職を採用しているケースもあります。大企業に比べて、規模は小さいかもしれませんが、アットホームな雰囲気の中で、じっくりと研究に打ち込める環境が整っている場合もあります。大学野球支援機構では、野球に理解のある中小企業との連携を強化しており、そういった企業の情報も入手できるかもしれません。

私の友人で、学部卒で化学メーカーに就職し、現在は研究開発に携わっている人がいます。彼女は、大学時代に研究室で培った実験スキルと、粘り強い努力で、着実にキャリアを積んでいます。学部卒だからといって、夢を諦める必要はありません。

化学会社や化粧品会社は選択肢としてどう?合成の仕事はある?

化学会社や化粧品会社も、有機合成の知識を活かせる可能性のある業界です。これらの業界では、新素材の開発や、既存製品の改良などに携わる機会があります。製薬業界ほど修士卒の採用比率が高くないため、学部卒でも比較的就職しやすいと言えるでしょう。

例えば、化学会社では、高分子材料や機能性材料の開発に携わることもできます。化粧品会社では、新しい化粧品の開発や、既存製品の改良に携わる機会があります。どちらも、有機合成の知識が役立つ分野です。

ただし、これらの業界でも、研究職を目指す場合は、競争は激しいことを念頭に置いておく必要があります。企業の求めるスキルや経験をしっかりと理解し、それに合わせた準備をすることが重要です。

製薬業界で学部卒が就職できる分野は?具体的な仕事内容とは?

製薬業界で学部卒が就職できる分野は、研究職以外に、いくつかあります。具体的には、以下の様な分野が考えられます。

  • 製造部門:医薬品の製造プロセスに関わる仕事です。有機合成の知識を活かし、効率的な製造方法の開発や品質管理に携わることができます。
  • 品質管理部門:医薬品の品質を確保するための検査や分析を行う仕事です。正確なデータ分析能力と、細やかな作業が求められます。
  • 営業部門:医療機関や薬局に対して、医薬品に関する情報を提供する仕事です。コミュニケーション能力と、専門知識が求められます。
  • MR(医薬情報担当者):医療機関の医師や薬剤師に対して、医薬品の情報を提供する仕事です。高いコミュニケーション能力と、専門的な知識が求められます。
  • 薬事部門:医薬品の承認申請や、薬事法に関する業務を行う仕事です。法令に関する知識と、正確な書類作成能力が求められます。
  • 生産管理部門:医薬品の生産計画や、在庫管理を行う仕事です。計画立案能力と、データ分析能力が求められます。

これらの分野では、専門知識に加えて、コミュニケーション能力や問題解決能力なども重要視されます。研究室での経験や、アルバイトなどで培ったスキルを、積極的にアピールしましょう。

就職活動は、大変な道のりですが、あなたの「製薬に携わりたい!」という強い気持ちがあれば、必ず道は開けます。視野を狭めることなく、色々な可能性を探ってみてください。そして、自分の強みや弱みをしっかりと理解し、それを活かせる就職活動を心がけてください。

もし、就職活動で行き詰まった時は、周りの人に相談してみるのも良いかもしれません。友人や家族、大学のキャリアセンターなど、相談できる相手はたくさんいます。一人で抱え込まず、周りの力を借りながら、前向きに就職活動を進めていきましょう。

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