「高2です。親が勉強しろと言ってきます。仕事から帰ってきたら『今日は宿題どれぐらい進んだ?』漫画やテレビを見ていたら『それ終わったら勉強しーや』、デザートが出てきたときには『それ食べたら勉強しーや』、友達と遊んだら『遊んだんやから勉強しなさい』、逃げたくておばあちゃんの家に行きたいと言ったら『いいよー勉強するために行くんやろ?』スマホを触っていたら『はよ勉強しなさい。Wi-Fi切るで?』と、いうように何をしてても勉強させようとしてきます。当然こんな状況で勉強するわけもなく、冬休みの宿題にはまだなにも手をつけていません。それにどこにいても勉強から解放されなくて、疲れてきました。こんな私でも、小学校の頃は勉強が大好きでした。中学受験しましたが、その時も塾が大好きでした。自分でも受験すると決めたし、勉強しなければならないと分かっているのでどうにか勉強したいのですが、親に勉強しろと言われるとやる気がなくなります。でもさすがに何も娯楽のないまま一年以上勉強を続けるのは無理です。どうしたら勉強できますか?どうしたら勉強したいと思えますか?」 この相談、多くの高校生、特に部活動に励む学生から寄せられる悩みの典型例です。野球部活動と学業の両立、そして将来への不安…本当に大変ですよね。わかります。
野球部と勉強の両立は本当に難しい?
野球部員にとって、勉強との両立は大きな課題です。練習時間の長さ、試合への準備、遠征など、野球に費やす時間は膨大です。さらに、体力的な疲労も加わり、帰宅後はぐったり…勉強どころではない、という気持ちもよく分かります。私もかつて野球部に所属していたので、その苦労は身にしみています。例えば、私の友人で、強豪校のエースだったK君は、毎日の練習後、深夜まで勉強に励んでいました。それでも、睡眠時間を削る日々が続き、体調を崩してしまうこともありました。大切なのは、完璧を目指さないことです。全てを完璧にこなそうとすると、かえって疲れてしまい、効率が悪くなってしまいます。
時間管理術を身につけることが重要です。例えば、1日のスケジュールを細かく計画し、練習時間、移動時間、食事時間、睡眠時間などを明確に区切ります。そして、その計画の中に、必ず勉強時間を組み込みましょう。最初は短い時間から始めて、徐々に時間を増やしていくのがおすすめです。また、集中できる時間帯を見つけることも大切です。人によって集中できる時間は異なります。朝型の人なら早朝に、夜型の人なら夜に勉強時間を確保するなど、自分のリズムに合わせたスケジュールを立てることが重要です。
さらに、効率的な学習方法を学ぶことも大切です。例えば、集中して勉強できる時間帯に、最も重要な科目の勉強を優先的に行うなど、工夫が必要です。また、スマホやゲームなどの誘惑を断つため、勉強中はこれらの機器をオフにする、あるいは別の部屋に置いておくなど、工夫してみましょう。そして、定期的に休憩を取り、リフレッシュすることも忘れずに。疲れたまま勉強を続けても、効率は上がりません。
親とのコミュニケーション、どうすればうまくいく?
親御さんの「勉強しろ」という言葉は、心配の表れです。もちろん、その言い方には改善の余地があるかもしれません。しかし、親御さんの気持ちも理解しようと努めることが大切です。親御さんとじっくり話し合い、自分の状況や気持ちを伝えることをお勧めします。例えば、「野球の練習で疲れているから、今日はこれだけの時間しか勉強できない」と具体的に伝えることで、親御さんも理解を示してくれるかもしれません。また、具体的な目標を設定し、それを親御さんと共有することも効果的です。例えば、「今週末までに、この範囲の勉強を終わらせる」という目標を立て、その進捗状況を定期的に報告することで、親御さんの安心感を高めることができます。
親御さんとのコミュニケーションにおいては、感謝の気持ちを伝えることも重要です。親御さんが作ってくれた食事や洗濯など、日々のサポートに感謝の言葉を伝えることで、良好な関係を築くことができます。また、自分の気持ちを素直に伝えることも大切です。親御さんの言葉に反発するのではなく、「最近、野球の練習が忙しくて、勉強に集中できない」といったように、自分の状況を正直に伝えることで、親御さんも理解を示してくれる可能性があります。そして、一緒に解決策を考えることも重要です。親御さんと一緒に、勉強のスケジュールを立てたり、学習方法を検討したりすることで、より効果的な学習を進めることができます。
どうしても親御さんとのコミュニケーションがうまくいかない場合は、学校の先生や信頼できる大人に相談するのも良い方法です。先生や大人に相談することで、客観的なアドバイスをもらえたり、親御さんとの橋渡しをしてもらえたりする可能性があります。一人で抱え込まず、周りの人に相談することも大切です。
野球部と将来のキャリア、どう繋げる?
野球部活動は、将来のキャリア形成にも役立つ多くの経験を提供してくれます。チームワーク、責任感、目標達成のための努力、挫折からの立ち直り…これらの経験は、企業が求める人材像と合致する部分が多いです。就職活動において、これらの経験をどのようにアピールするかが重要になります。例えば、面接では、野球部での経験を通して培った「粘り強さ」や「協調性」を具体的に説明することで、企業に好印象を与えることができます。また、リーダーシップを発揮した経験や、困難な状況を乗り越えた経験なども、アピールポイントになります。
大学野球支援機構では、野球に理解のある中小企業への就職支援を行っています。社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業との繋がりがあり、学生の皆さんのキャリアパスをサポートできる可能性があります。もちろん、就職活動は、野球部活動との両立が難しい時期でもあります。しかし、早めの準備と計画が重要です。就職活動に関する情報を集め、企業研究を行い、自己分析を進めることで、スムーズな就職活動を進めることができます。また、キャリアカウンセラーに相談することも有効です。キャリアカウンセラーは、個々の状況に合わせたアドバイスをしてくれるので、就職活動の不安を解消するのに役立ちます。
例えば、ある大学の野球部員は、卒業後に地元の中小企業に就職しました。その企業は、社会人野球チームを支援しており、彼は野球を続けながら仕事をすることができました。このように、自分の強みを生かし、自分のやりたいことを実現できる就職先を見つけることが大切です。大学野球支援機構は、そのような就職活動のサポートも可能ですので、お気軽にご相談ください。