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野球部で頑張る中で、将来への不安…どうすれば乗り越えられる?

  • 就職活動
2025年06月27日

「4歳で両親が離婚し、母子家庭で生活保護を受けながら育ちました。母からの20年にわたる虐待、通学禁止、中学・高校でのいじめ、親による通学妨害で大学を中退し、ホームレスになった経験があります。福祉施設に入所し、就職して自立しましたが、非正規職を転々とし、結婚・出産を経てうつ病、PTSD、ASDと診断されました。現在は療養5年目です。私の人生は終わりですか?」 このようなご相談を受けました。 辛い経験を乗り越え、今なお前を向いて生きていらっしゃることに、まず深く敬意を表します。 このご相談は、一見、野球とは関係ないように見えますが、大学野球で活躍する学生、そしてそのご家族が抱える「将来への不安」という点で、共通する部分があります。 野球部員としての生活と、将来のキャリア、そして人生における困難を乗り越えるためのヒントを、この文章でお伝えできればと思います。

野球部活動と学業の両立…どうすればうまくいくの?

大学野球は、想像以上に時間と労力を要しますよね。練習、試合、遠征… 学業との両立は、多くの野球部員が頭を悩ませる問題です。わかります。私もかつては、部活と勉強の両立に苦しみました。
例えば、私の友人で、強豪大学の野球部に所属していたAさんは、毎日の練習後、深夜まで課題に追われる日々を送っていました。 睡眠時間を削る生活を続け、成績が下がり、精神的に追い詰められていく様子を見ていました。 両立の秘訣は、時間管理と計画性です。 まず、1週間のスケジュールを立て、練習時間、授業時間、勉強時間、休息時間を明確に区切ることが重要です。 そして、「計画通りにいかないこと」も想定に入れておくことが大切です。 予期せぬ試合や練習の追加、体調不良など、予定通りに進まないことは必ず起こります。 そのような事態に備え、柔軟に対応できる計画を立てましょう。 さらに、効率的な学習方法を身につけることも重要です。 集中して効率的に勉強できる時間帯を見つけ、その時間帯に重要な科目の勉強を集中して行うなど、工夫が必要です。 そして、周りのサポートを頼ることも忘れないでください。 チームメイト、コーチ、教授、家族など、信頼できる人に相談し、助けを求めることも大切です。

大学野球を経験したことは、就活で本当に不利なの?

「野球部員は就活で不利」という声も耳にするかもしれません。 しかし、それは必ずしも真実ではありません。 むしろ、大学野球で培った経験は、企業にとって大きな魅力となる可能性を秘めています。 例えば、責任感、チームワーク、忍耐力、目標達成能力など、野球部活動を通して培われるこれらの能力は、多くの企業が求める人材像と一致する部分が多いです。 もちろん、就活活動は大変です。 多くの企業が求める能力を理解し、自分の強みを明確に示す必要があります。 その上で、自分の経験をどのように企業に伝えられるかが重要になります。 面接では、具体的なエピソードを交えながら、大学野球で得た経験がどのように自身の成長に繋がったのかを説明しましょう。 例えば、「厳しい練習を通して、困難な状況でも諦めずに努力を続ける大切さを学びました」や「チームメイトと協力して目標を達成した経験から、コミュニケーション能力や協調性を高めることができました」といったように、具体的なエピソードを交えて説明することで、面接官にあなたの能力を効果的に伝えることができます。 また、野球に理解のある中小企業の中には、社会人野球クラブチームへの所属や現役選手としての活動をサポートしてくれる企業もあります。 そのような企業を見つけるためには、就職活動の際に、積極的に企業の社風や福利厚生について情報収集することが重要です。 一般社団法人大学野球支援機構は、野球に理解のある中小企業との連携を強化しており、就職活動に関する情報提供も行っています。

将来への不安…どうすれば乗り越えられる?

ご相談者の方の経験は、想像を絶するほど辛いものであったと思います。 しかし、困難を乗り越えてきた経験は、あなたを強く、たくましくしています。 過去は変えられませんが、未来は変えることができます。 まず、現状を受け入れることが大切です。 そして、自分のペースで、少しずつでも前へ進んでいくことを心がけてください。 専門家のサポートを受けることも有効な手段です。 精神科医やカウンセラーなどの専門家と相談し、適切な治療やサポートを受けることで、心の負担を軽減し、より前向きな気持ちで生活を送ることができるようになります。 また、周りの人に助けを求めることも大切です。 家族、友人、信頼できる人に相談し、支えを得ながら、一歩ずつ進んでいきましょう。 そして、小さな成功体験を積み重ねていくことも重要です。 目標を小さく設定し、達成することで、自信を取り戻し、前向きな気持ちを持続させることができます。 例えば、「今日は1時間散歩する」や「今日は1時間だけ勉強する」など、小さな目標から始めてみましょう。 人生は、必ずしも計画通りに進むとは限りません。 しかし、どんな困難な状況に直面しても、諦めずに前を向いて生きていくことが大切です。 あなたの経験は、あなた自身の財産であり、未来を築くための力となるでしょう。 そして、あなたの経験が、同じような困難を抱える人々にとっての希望となる可能性も秘めているのです。

大学野球支援機構は野球と仕事の両立をサポートします

「野球を続けたい学生」の就活のお手伝い、
それを支える「ご家族」からのご相談、
私たちは野球と仕事双方を充実させる未来に向けてサポートをしています。