野球部出身で説明が苦手…でも大丈夫!就活で成功するための秘訣

  • 就職活動
2025年06月27日

「お世話になります。現在就職活動中の20代の男性です。自分はどちらかと言うと天才肌の人間だと思います。それなりに人からすごいねと言って頂けるような成功体験もいくつか持ち合わせているのですが、確かに後から整理してみるとしっかりと事業がセグメンテーションやマーケティングができていて分かりやすい成功例になっているものの、実際感覚的にやっている部分がほとんどで、説明能力というものが壊滅的に欠落しています。例えば私は英語をそれなりに不自由なく話し、先日初めて受験したTOEICでも高得点と呼ばれるであろう900オーバーの点数を獲得することができたのですが、英語も感覚的に話している(もちろん参考書や単語帳は手垢で真っ黒になるくらい使い込んで勉強しましたが、言葉に直して覚えられない)ので、いざ人に仮定法を説明しろ、教えろと言われても全くできないというのが現状です。そんな私なので、現在就職活動をしていても、どう頑張っても論理的な話し方というものがうまくできず非常に苦戦しています。頑張って論理的に話しているつもり(PDCAをまじえて)ですが、実務で同じように結果を出せと言われた場合に、順を追ってやれと言われてもできる自信がありません。私のような先天的に説明や論理的な考え方の苦手な人間は説明能力は伸ばせば伸びるものなのでしょうか?仮に伸ばすことができたとしても、その際に自分のセンスや勘のようなもの(動物的だとしばしば言われます)が落ちてしまわないか不安です。また、将来部下などができて教える立場に立った時に自分がこんな性質で、部下を育てたりすることができるのだろうか?とも不安になります。現在は営業職での就労を考えているのですが、私が一端の社会人、営業マンになるためには、どの部分を伸ばしてどの部分を伸ばせばいいのでしょうか?社会人基礎力と呼ばれるようなチームワークや協調性、論理的思考能力が致命的に欠けているので、むしろ芸術家や漁師にでもなった方がいいのではないかと考えています。こんな私に適正のありそうな職業も教えて頂けたら幸いです。よろしくお願いします。」 この相談、よく耳にするんです。野球部出身で、結果を出せるのに、その過程を説明するのが苦手な方、本当に多いんですよ。わかります、その気持ち。

野球部の経験は就活で本当に不利なの?

結論から言うと、野球部の経験は必ずしも就活で不利ではありません。むしろ、多くの企業は、野球部で培った粘り強さ、チームワーク、目標達成能力などを高く評価してくれます。 しかし、あなたの相談のように、自分の強みを効果的に伝えられない、論理的に説明できないという点が課題になっているんですね。これは、野球部出身者だけでなく、多くの就活生が抱える共通の悩みです。例えば、私が以前相談を受けた学生さんは、大学時代に主力選手として活躍し、チームを勝利に導いた経験がありました。しかし、面接でその経験を聞かれた際、「なんとなくうまくいった」としか説明できず、面接官に強い印象を与えることができませんでした。もったいないですよね。

大切なのは、経験を「結果」だけでなく「過程」も説明できるようにすることです。あなたの場合は、感覚的に物事を進めて成功してきた経験が豊富です。それを、面接官が理解できるよう、論理的に整理して伝える練習が必要です。例えば、TOEIC900点という素晴らしいスコアをどのように獲得したのか、具体的な学習方法や工夫を説明することで、あなたの学習能力や努力をアピールできます。英語を「感覚的に話せる」という表現も、あなたの才能を伝える上で有効な武器になります。その感覚をどうやって磨いてきたのか、具体的なエピソードを交えて説明すれば、面接官はあなたの能力をより深く理解してくれるでしょう。

説明能力は後天的に伸ばせる?センスは失われない?

「先天的に説明が苦手」と悩んでいらっしゃいますが、ご安心ください。説明能力は後天的に十分に伸ばすことができます。 大切なのは、「なぜそう思ったのか」「どのように行動したのか」「どのような結果になったのか」を明確に説明する練習です。PDCAサイクルを意識することは素晴らしいですが、それをただ暗記するのではなく、自分の経験に当てはめて、具体的に説明できるように練習することが重要です。例えば、あなたが成功した事業を振り返り、セグメンテーションやマーケティングの過程を、誰にでも理解できる言葉で説明してみましょう。最初は難しく感じるかもしれませんが、練習すれば必ず上達します。最初は友人や家族に説明してみるのも良いでしょう。

そして、センスや勘が失われる心配はありません。論理的な説明ができるようになることは、あなたの「感覚」を否定するものではありません。むしろ、あなたの「感覚」を裏付ける論拠を明確にすることで、より説得力のある説明ができるようになります。 あなたの「動物的勘」は、優れた直感力や洞察力として、ビジネスシーンでも大きな武器となります。それを論理的に説明できるようになれば、さらに強力な武器になるでしょう。 例えば、ある企業の採用担当者の方から聞いた話ですが、直感的に市場のニーズを捉え、それを的確に説明できる人材は、非常に高く評価されているそうです。

営業職に向いている?他に適した職業はある?

営業職は、コミュニケーション能力や交渉力が求められる仕事です。あなたの「感覚的な理解力」は、顧客のニーズを的確に捉える上で大きな強みとなります。しかし、論理的な説明能力も不可欠です。顧客に商品やサービスのメリットを明確に伝え、納得してもらうためには、論理的な説明が不可欠です。そのため、営業職を目指すのであれば、説明能力の向上に積極的に取り組む必要があります。ただ、営業職だけが選択肢ではありません。あなたの能力を活かせる仕事は他にもたくさんあります。

  • コンサルタント:顧客の課題を分析し、解決策を提案する仕事。あなたの「感覚的な理解力」と「問題解決能力」は、コンサルタントとして非常に役立ちます。
  • 商品開発:新しい商品やサービスを生み出す仕事。あなたの「直感力」と「創造性」は、革新的な商品開発に貢献するでしょう。
  • マーケティング:市場調査や広告戦略などを立案する仕事。あなたの「感覚的な理解力」は、市場のニーズを的確に捉える上で役立ちます。
  • 研究開発:新しい技術や製品を開発する仕事。あなたの「感覚的な理解力」は、新しい発想を生み出す上で役立ちます。

もちろん、これらの仕事も、論理的な説明能力は必要です。しかし、営業職に比べて、「感覚」を重視する部分も多いでしょう。 もし、営業職にどうしても抵抗がある場合は、これらの職種も検討してみてください。 そして、大切なのは、自分の強みと弱みを理解し、それを活かせる仕事を選ぶことです。 あなたには、素晴らしい才能があります。それを活かせる仕事を見つけ、成功を掴んでください!

ちなみに、当機構では、野球に理解のある中小企業への就職支援も行っています。社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業を紹介することも可能です。もし興味があれば、お気軽にお問い合わせください。(※ただし、機構の活動はあくまで就職活動の支援を目的としており、強制や勧誘は一切行いません。ご自身の判断で最適な道を選んでください。)

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