大学野球「主務(マネージャー)」「学生コーチ」「アナリスト」を対象にしたアワード開催中!

野球部員だけど就活で全然ダメ…一次面接で落とされまくりなんですけど、どうすればいいですか?

  • 就職活動
2025年06月27日

「就職活動を始めて、面接は既に10社ほど受けてきました。そのうち、8割は一次で落とされました。ESや筆記試験はだいたい通るのですが、どうしても理由がわかりません。一次で落ちているようじゃ、箸にも棒にもかかってないということなのではないかと考え、どこかに致命的な問題点があるのでは?と思っています。…」。このように、就職活動で苦戦されている大学野球部員の相談を受けました。一次面接で落とされる原因を分析し、改善策を一緒に考えていきましょう。

面接で落とされる原因は、本当に「質問の意図が読めないこと」だけ?

一次面接で8割が落とされるというのは、確かに深刻な状況ですよね。わかります。私も就活当時は本当に悩みました。しかし、原因を「質問の意図が読めないこと」だけだと決めつけるのは、少し早計かもしれません。確かに、質問の意図を汲み取れないと、的外れな回答になってしまい、面接官に良い印象を与えられません。ですが、ご自身が挙げられている他の要因も、決して無視できるものではありません。

例えば、「自信なさげ」「声が小さい」「ずーっと目を見続けられない」「入室・退室時のマナー」などは、第一印象を大きく左右する要素です。面接官は、あなたの能力だけでなく、人となりや社会人としての適性も見ています。これらの点が弱いと、たとえ回答の内容が良くても、採用には繋がりにくいでしょう。また、「理系の院生で、専攻とは関係のない業界・業種だから」という点も、面接官によってはマイナスに働く可能性があります。しかし、これは必ずしも不利ではありません。専攻とは異なる分野への挑戦意欲や、その分野への適性などをアピールすることで、むしろプラスに転じる可能性もあります。

さらに、「質問のポイントに即した答えができてない(長ったらしい、もしくは、短すぎる)」という点も重要です。面接官は、限られた時間の中で、あなたの能力や人となりを見極めなければなりません。話が長すぎたり、短すぎたりすると、要点が伝わらなかったり、質問にきちんと答えていないと判断される可能性があります。質問への回答は、簡潔で要領よく、かつ、熱意が伝わるように心がけましょう。

これらの要因は、それぞれ独立して問題になっているのではなく、互いに関連し合って、面接官にネガティブな印象を与えている可能性が高いです。例えば、自信がないと声が小さくなったり、目を見ることができなかったり、質問の意図を理解できなくなったりするかもしれません。ですから、一つひとつの問題点を個別に解決していくことが重要です。

一次面接で好印象を与えるための具体的な対策は?

では、具体的にどのような対策をすれば良いのでしょうか?まず、自己分析を行い、自分の強みや弱みをしっかりと把握することが大切です。自分の経験やスキルを客観的に評価し、面接でどのようにアピールするかを考えましょう。例えば、大学野球部での経験を通して培ったチームワーク力責任感忍耐力などは、多くの企業で高く評価される資質です。これらの経験を、具体的なエピソードを交えながら説明することで、面接官にあなたの魅力を効果的に伝えることができます。

次に、面接練習を行いましょう。友人や家族に面接官になってもらったり、大学のキャリアセンターを利用したりして、実践的な練習を行いましょう。面接練習では、以下の点を意識してみましょう。

  • 姿勢:背筋を伸ばし、自信に満ちた姿勢を心がけましょう。
  • 声の大きさ:相手に聞き取りやすい声の大きさを意識しましょう。普段より少し大きめに話すことを意識すると良いでしょう。
  • 視線:面接官の目を見て話すことを心がけましょう。ただし、ずっと見つめ続ける必要はありません。自然な視線を心がけましょう。
  • マナー:入室時と退室時は、きちんと挨拶をしましょう。また、身だしなみにも気を配りましょう。
  • 回答:質問の意図を理解し、簡潔で要領よく、かつ熱意が伝わるように回答しましょう。事前に想定される質問をリストアップし、それぞれに対する回答を準備しておくと安心です。

さらに、企業研究も重要です。企業の事業内容や理念、求める人物像などを理解することで、より効果的な自己PRや志望動機を述べることができます。企業のウェブサイトや説明会などで情報を集め、企業の特性に合わせた回答を準備しましょう。特に、あなたが興味を持っている企業であれば、より熱意のこもった回答ができるはずです。

そして、忘れてはいけないのがメンタルケアです。就活は精神的に辛い時期ですが、一人で抱え込まず、友人や家族、大学のキャリアセンターなどに相談してみましょう。相談することで、新たな視点が得られたり、気持ちが楽になったりするかもしれません。中小企業の中には、野球に理解のある企業も多くあります。もし、そのような企業に興味があれば、積極的に探してみるのも良いかもしれません。大学野球支援機構では、野球に理解のある企業との就職支援も行っていますので、必要であれば、お気軽にご相談ください。

野球部経験を活かした就職活動のポイント

最後に、大学野球部での経験をどのように活かすかについても考えてみましょう。野球部での経験は、チームワーク責任感忍耐力目標達成力など、多くの企業が求める能力を養うのに役立ちます。面接では、これらの経験を具体的に説明し、企業が求める人物像と結びつけることが重要です。例えば、「厳しい練習を乗り越えてきた経験から、困難な課題にも果敢に挑戦できる」といったように、あなたの経験を企業の求める能力と関連付けることで、面接官にあなたの能力を効果的に伝えることができます。

例えば、私の友人で、大学時代に野球部に所属していた人がいます。彼は、就職活動で苦労しましたが、野球部での経験を活かして、目標達成能力やチームワーク力をアピールすることで、最終的に希望の企業に内定を得ることができました。彼は、面接で具体的なエピソードを交えながら、自身の経験がどのように企業に貢献できるかを説明していました。その熱意と誠実さが、面接官の心を掴んだのだと思います。

就活は長く、辛い道のりですが、決して諦めないでください。一つひとつの面接を経験として捉え、改善を繰り返していくことで、必ず良い結果が得られるはずです。応援しています!

大学野球支援機構は野球と仕事の両立をサポートします

「野球を続けたい学生」の就活のお手伝い、
それを支える「ご家族」からのご相談、
私たちは野球と仕事双方を充実させる未来に向けてサポートをしています。