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野球部員として、将来に役立つ資格って?夢と現実を両立するためのヒント

  • 就職活動
2025年06月27日

先日、18歳になる男子大学生からこんな相談がありました。「来年から商学部に通うことになりました。将来の就職活動や人生に役立つ資格ってどんなものがありますか?FP、税理士、会計士くらいしか思いつきません…」 確かに、これらの資格は社会で役立つことは間違いありませんが、大学生活と野球部活動と両立しながら取得を目指すとなると、ハードルも高そうですよね。そこで、野球部員として、そして将来のキャリアを考える上で、本当に役立つ資格選びのポイントを、具体的な例を交えながらご紹介します。

野球部活動と両立できる資格選びって、どうすればいいの?

まず、大切なのは現実的なスケジュール管理です。野球部活動は想像以上に時間と体力を奪います。週に何回練習があるのか、試合の頻度はどれくらいか、合宿はどれくらいあるのか… これらの予定を把握した上で、資格取得のための勉強時間を確保できるのかを冷静に判断することが重要です。例えば、週に3回、3時間以上の練習がある上に、土日はほぼ試合や練習に費やしてしまうような状況だと、時間のかかる資格試験の勉強は非常に困難になります。

そこでおすすめしたいのは、短期間で取得できる資格や、オンライン学習に対応している資格です。例えば、簿記検定やTOEICなどは、比較的短期間での取得を目指せる上に、オンライン学習教材も豊富です。また、自分のペースで学習を進められるため、野球部活動との両立がしやすくなります。私の友人で、地方大学野球部所属の学生が、オンライン講座を活用して簿記3級を取得し、就職活動で有利に働かせたという例もあります。もちろん、資格取得はゴールではなく、あくまで手段です。取得した資格をどのように活かすのか、将来のキャリアプランと照らし合わせて考えることが大切です。

さらに、自分の興味や強みと関連する資格を選ぶことも重要です。会計士や税理士に興味があるなら、簿記検定から始めるのも良いでしょう。一方、コミュニケーション能力に自信があるなら、ビジネス実務に関する資格に挑戦してみるのも良いかもしれません。将来のキャリアプランを明確にすることで、資格取得のモチベーションも維持しやすくなりますよね。

就職活動で有利になる資格って、具体的にどんなものがあるの?

就職活動で有利になる資格は、業界や企業によって異なりますが、基本的なビジネススキルを証明する資格は多くの企業で評価されます。例えば、前述の簿記検定やTOEICに加え、Microsoft Office Specialistなどの資格は、企業が求める基本的なスキルを証明する上で非常に有効です。特に、データ分析やExcelスキルは、どの業界でも重宝されるため、これらのスキルを証明する資格を取得しておくことはおすすめです。

また、業界特有の資格も有効です。例えば、金融業界を目指すなら、証券外務員やFP資格が役立ちます。IT業界を目指すなら、プログラミング関連の資格が有利に働くでしょう。ただし、これらの資格は取得に時間がかかる場合が多いので、大学生活と野球部活動との両立をしっかり考慮する必要があります。

さらに、コミュニケーション能力や問題解決能力を証明する資格も注目されています。例えば、コミュニケーション能力を測る検定試験や、プロジェクトマネジメントに関する資格などは、チームワークやリーダーシップを重視する企業から高く評価される可能性があります。

重要なのは、資格取得自体が目的ではなく、企業が求める能力を身につけることが目的であるということです。資格取得は、その能力を証明する一つの手段に過ぎません。そのため、資格取得と並行して、インターンシップやボランティア活動などを通して、実践的な経験を積むことも大切です。

大学野球と就職活動の両立…本当にできるの?

大学野球と就職活動の両立は、確かに大変です。時間的な制約はもちろん、体力的な負担も大きいですよね。わかります。私もそうでしたから。しかし、不可能ではありません。多くの先輩たちが、野球部活動と学業、そして就職活動を両立させてきました。

成功の鍵は、綿密な計画と時間管理、そして周囲のサポートです。まず、自分の時間の使い方を分析し、野球部活動、学業、就職活動、そして資格取得のための勉強時間をどのように配分するのかを明確にしましょう。そして、スケジュール管理ツールを活用し、計画通りに進められるように工夫することが大切です。

また、チームメイトや監督、コーチ、教授、そして家族など、周囲のサポートを積極的に活用しましょう。困ったことがあれば、相談し、助けを求めることをためらわないでください。周囲の理解と協力が、両立を成功させる上で大きな力になります。 例えば、ある大学の野球部では、就職活動中の部員のために、練習時間の見直しや、就職活動に配慮したスケジュール調整が行われているそうです。

さらに、就職活動に有利な情報を積極的に収集しましょう。企業説明会や就職セミナーに参加したり、OB・OG訪問を通じて、企業の雰囲気や仕事内容を理解することは、就職活動成功の近道です。

そして、忘れてはいけないのが自分の強みと弱みを知るということです。野球部活動で培った経験やスキルは、就職活動において大きな武器になります。チームワーク、責任感、忍耐力、そして目標達成能力…これらの経験を、面接などで効果的にアピールしましょう。

大学野球支援機構では、野球に理解のある中小企業との就職支援にも力を入れています。社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業を紹介するなど、野球部員が安心して就職活動を進められるようサポート体制を整えています。もし、就職活動について不安や悩みがあれば、相談してみるのも良いかもしれません。

大学野球支援機構は野球と仕事の両立をサポートします

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