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野球部員として、海外留学と日本の大学進学…どっちが将来に繋がる?

  • 就職活動
2025年06月27日

先日、機構にはこんな相談がありました。「中国、フィリピン、インドネシアなどから数多くの留学生が日本に来ていますが、勉学に関しては海外の方がレベルが高く、日本に学びに来る意味があるのでしょうか?もちろん日本の文化を学びたく来る方は分かりますが、その他の方はなぜ日本を選ぶのでしょうか?教育レベルなどは日本など海外に及ばず、海外のレベルは高い。低いレベルの日本に何を学びに、なぜ日本に来るのでしょうか?」と。確かに、世界には優れた教育システムを持つ国々が数多く存在します。日本の教育システムが必ずしも全てにおいて優れているとは言い切れません。しかし、日本の大学で野球を続けながら学業とキャリアを築くという選択肢は、海外にはない魅力的なものかもしれません。この相談をきっかけに、日本の大学野球と将来設計について、深く考えてみたいと思います。

野球と学業の両立…本当に可能?

「野球部員として、学業との両立は本当に可能なのか?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか?わかります。練習時間の長さ、試合への遠征、そしてレポートや試験…想像するだけで頭が痛くなってきますよね。私も大学時代、野球部に所属しながら、学業との両立に悩んだ経験があります。正直、毎日睡眠時間を削って勉強したり、レポート提出ギリギリまで練習と両立したりと、大変な時期もありました。

しかし、不可能ではありません。大切なのは、時間管理術効率的な学習方法を身につけることです。例えば、私の友人で、毎朝早起きして授業前に予習復習を済ませ、練習後はカフェで集中して課題に取り組む学生がいました。また、チームメイトと協力して、お互いに勉強を教え合ったり、課題の進捗状況を共有したりする工夫をしている学生もいました。このように、工夫次第で両立は可能です。そして、大学によっては、部活動と学業の両立を支援する制度が整っている場合もあります。大学事務局や指導教官に相談してみるのも良いでしょう。

さらに、目標設定も重要です。漠然と「両立したい」と思うのではなく、「この学期はGPAを○○にする」「この資格を取得する」など、具体的な目標を設定することで、モチベーションを維持しやすくなります。そして、目標達成のために、具体的な計画を立て、それを実行していくことが大切です。

日本の大学野球で得られるものとは?

「日本の大学で野球を続けるメリットって、一体何ですか?」と疑問に思う方もいるかもしれません。確かに、海外にはプロ野球を目指せる素晴らしいリーグもあります。しかし、日本の大学野球には、それ以外の魅力もたくさんあります。例えば、高いレベルの指導を受けられること、チームメイトとの強い絆を築けること、厳しい環境の中で成長できることなどです。

日本の大学野球は、プロ野球を目指す選手だけでなく、野球を通して人間性を磨きたいと考えている学生にとっても、素晴らしい環境です。厳しい練習や試合を通して、責任感忍耐力協調性など、社会で必要とされる多くの能力を身につけることができます。これらの経験は、将来、どのような仕事に就くにしても、必ず役に立つでしょう。

また、大学生活を通じて得られる人脈も大きなメリットです。チームメイト、監督、コーチ、そして大学の友人たち…様々な人たちとの出会いを通して、広い視野豊かな人間関係を築くことができます。これらの繋がりは、将来、キャリア形成においても大きな力となるでしょう。

野球部員のための就職活動…成功への道筋

「野球部員は就職活動で不利なんじゃないか…」と不安に思っている方もいるかもしれません。確かに、練習や試合で忙しい日々を送る中で、就職活動に十分な時間を割くのは難しいかもしれません。しかし、適切な準備戦略を立てれば、野球部員でも十分に就職活動に成功することができます。

まず、早期からの準備が重要です。就職活動は、決して短期間でできるものではありません。大学生活の早い段階から、自己分析を行い、将来のキャリアプランを立てておくことが大切です。また、インターンシップに参加したり、企業説明会に参加したりすることで、企業研究を進め、自分の適性や興味に合った企業を見つけることができます。

さらに、野球部での経験を活かすことも重要です。野球部での活動を通して培ってきたチームワーク力責任感忍耐力などは、企業にとって非常に魅力的な資質です。面接では、これらの経験を具体的に説明し、企業が求める人材であることをアピールしましょう。一般社団法人大学野球支援機構では、野球に理解のある中小企業への就職支援にも力を入れています。社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業を紹介することも可能です。もちろん、就職活動は個人の努力が最も重要ですが、もし困ったことがあれば、相談できる窓口があることを知っておいてください。

例えば、A大学野球部のBさんは、就職活動において、チームメイトとの協力を通して培ったコミュニケーション能力や、厳しい練習を通して鍛えられた粘り強さをアピールすることで、希望する企業から内定を得ることができました。彼の成功事例は、野球部員が就職活動で成功できることを証明しています。

就職活動は、決して楽なものではありません。しかし、適切な準備戦略、そして前向きな姿勢を持って取り組むことで、必ず成功を掴むことができるでしょう。そして、自分の可能性を信じることが、何よりも大切です。

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