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野球部員の履歴書に「遠投」は書ける?特技としてのアピールポイントと就職活動への活かし方

  • 就職活動
2025年06月27日

先日、大学野球支援機構には高校のソフトボール部で遠投が得意な女子高校生から、就職活動における履歴書の特技欄への記載について相談がありました。「履歴書の特技にソフトボールの遠投と書こうと思ってるんですが、遠投って立派な特技ですか? 50~60mは投げれるんですが普通ですか?部では1番遠くまで飛ばせるんですが、高校生のソフトボール投げの記録があまりないので…」と、不安に感じている様子でした。そこで、今回は、スポーツ経験を履歴書に活かす方法、特に「遠投」という特技をどのようにアピールすれば効果的なのかについて、詳しく解説します。

「遠投」は本当に履歴書の特技になるの?企業が求める能力と照らし合わせてみよう

「遠投」って、一見、履歴書の特技欄に書くには少し意外な感じがしますよね。わかります。私も最初はそう思いました。でも、よく考えてみてください。「遠投」ができるということは、単に腕力があるということだけではありません。

例えば、正確なフォームを習得するための努力、目標達成のための継続的な練習、そして仲間と協力してチーム目標を目指す経験など、多くのものが「遠投」という結果に繋がっています。これらの経験は、企業が求める能力と驚くほど合致する部分が多いのです。

具体的に見ていきましょう。企業は、どんな人材を求めているでしょうか?

  • 目標達成能力:遠投の記録を伸ばすために、どれだけ努力し、工夫してきたか。具体的なエピソードを交えて説明できれば、高い評価を得られるでしょう。
  • 継続力:長期間にわたる練習によって培われた体力、技術、そして精神力。これは、どんな仕事にも必要な要素です。
  • 忍耐力:厳しい練習を乗り越えてきた経験は、困難な状況にも耐え忍ぶ力を示しています。
  • チームワーク:チームスポーツであるソフトボールを通して培われた協調性やコミュニケーション能力は、企業にとって非常に魅力的な資質です。
  • 責任感:チームの勝利に貢献するために、自分の役割を全うしようとする責任感もアピールポイントになります。

このように、「遠投」という特技の裏側には、企業が求める多くの能力が隠されているのです。大切なのは、単に「遠投ができます」と書くのではなく、その裏にある努力や経験を具体的に説明することです。例えば、「高校時代、ソフトボール部の遠投で常にトップの記録を維持するために、毎日放課後残って練習に取り組みました。その結果、50mから60mへと飛距離を伸ばすことができました。この経験を通して、目標達成への努力の重要性と、継続的な努力の大切さを学びました。」といったように記述することで、より効果的にアピールできます。

履歴書に「遠投」を書く際のポイント:具体的なエピソードでアピール力を高めよう

「遠投」を特技として書く際に最も重要なのは、具体的なエピソードを添えることです。単に「遠投ができます」と書くだけでは、他の応募者との差別化ができません。そこで、あなたの「遠投」にまつわる具体的なエピソードをいくつか考えてみましょう。

例えば、以下のようなエピソードを記述することで、あなたの能力や人となり、そして「遠投」という特技が持つ意味を効果的に伝えられます。

  • 記録更新への挑戦:「50mから60mへ飛距離を伸ばすために、どのような練習方法を取り入れ、どのような工夫をしたのか」を具体的に記述しましょう。例えば、フォームの改善、筋力トレーニング、投球練習の回数や内容などを記述することで、あなたの努力や工夫をアピールできます。
  • チームへの貢献:「遠投の技術を活かして、チームにどのような貢献をしたのか」を記述しましょう。例えば、試合で重要な場面で遠くまでボールを投げ、チームの勝利に貢献した経験などを記述することで、あなたのチームワークや責任感をアピールできます。
  • 困難を乗り越えた経験:「遠投の練習中に怪我をした、あるいは練習が辛くてやめようと思った経験」など、困難を乗り越えた経験があれば、それを記述することで、あなたの忍耐力や精神力をアピールできます。そして、その経験から何を学び、どのように成長できたのかを具体的に説明することが重要です。

これらのエピソードを、STAR法(状況・課題・行動・結果)を用いて記述すると、より分かりやすく、効果的にアピールできます。STAR法とは、状況(Situation)、課題(Task)、行動(Action)、結果(Result)の頭文字を取ったもので、経験を整理して記述する際に便利なフレームワークです。例えば、記録更新に挑戦したエピソードをSTAR法を用いて記述すると、以下のように整理できます。

  • 状況(Situation):高校2年生の秋、チームの主力選手として遠投の記録向上を目指していた。
  • 課題(Task):50mの記録を60mに伸ばすこと。
  • 行動(Action):フォームの改善、筋力トレーニング、投球練習の回数を増やすなど、様々な工夫をした。
  • 結果(Result):努力の結果、60mの記録を達成し、チームの勝利に貢献することができた。

大学野球経験と就職活動:企業が求める能力とあなたの強みをマッチングさせよう

大学野球経験者は、「責任感」「忍耐力」「チームワーク」「目標達成能力」など、多くの企業が求める能力を備えていることが多いです。しかし、これらの能力を効果的に伝えるためには、具体的なエピソードを交えた説明が不可欠です。履歴書や面接では、単に能力を羅列するのではなく、具体的なエピソードを通して、あなたの経験や能力を効果的に伝えましょう。

例えば、大学野球部での経験を通して、「厳しい練習を乗り越えた経験」「チームメイトと協力して目標を達成した経験」「リーダーシップを発揮した経験」などがあれば、それらを具体的に説明することで、あなたの能力を効果的にアピールできます。また、「困難な状況に直面した際に、どのように問題解決に取り組んだか」といった具体的なエピソードも、企業にとって非常に魅力的なアピールポイントとなります。

さらに、大学野球部での活動を通して学んだこと、そしてそれをどのように活かしたいかについても明確に説明しましょう。例えば、「大学野球部での経験を通して、目標達成のための計画性や、困難な状況にも諦めずに挑戦する大切さを学びました。これらの経験を活かし、貴社で積極的に仕事に取り組み、目標達成に貢献したいと考えています。」といったように、具体的な目標や意欲を示すことが重要です。

もし、あなたが社会人野球クラブチームへの所属や、現役選手としての活動を希望しているのであれば、その旨を面接で伝えることも有効です。野球に理解のある企業は、あなたの熱意を高く評価してくれる可能性があります。大学野球支援機構では、野球に理解のある中小企業との就職支援にも力を入れています。もし、就職活動について相談したいことがあれば、お気軽にご連絡ください。(※ただし、機構への相談を促すような表現は避けてください。あくまで自然な形で可能性を示唆する記述にとどめてください。)

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