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野球部員は将来、どんな仕事に就けるの?夢と現実のギャップと、賢いキャリアプラン

  • 就職活動
2025年06月27日

「ある場所で聞いた話ですが、『薬剤師ほど楽で、高給取りで薬学部卒業すればいいだけの仕事なんてうらやましい。資格なんて薬大いけばだれでも合格するし』と聞きました。確かに私の知人は薬局に勤めてますが、残業無し(18時には真っ暗)で、初任給が手取り30万前後あったと聞きました。そう考えたら、高給で楽だなーっておもいます。医者の処方した薬を出すだけだし。学費が払える家庭環境で頭がよければいいだけだなーって思うようになりましたが、知らない苦労も微塵はあると思います。(1)薬剤師独特のストレスで辞めたいとかあるのですか?(会社員なら安い給料の上、コキ使われて、残業当たり前ですが)会社員とは違うストレスありますか?(2)薬剤師試験ってやはり薬大とか出たら楽に合格できるのですか?また、何年も合格できずに挫折する人もいるのですか?教えてください。」 この相談、一見、野球とは関係ないように見えますが、大学生活における時間管理や将来設計という点で、野球部員が抱える課題と共通点が多いと感じました。薬剤師の仕事への憧れから、大学生活におけるキャリア形成への不安が垣間見えます。そこで、野球部員が抱える「野球と学業・キャリア」に関する悩みを解決するヒントを、この相談をきっかけに考えてみましょう。

野球部と学業の両立は本当に難しい?時間管理のコツは?

野球部活動と学業の両立、本当に大変ですよね。練習時間の長さ、遠征、試合… 学業に割ける時間は限られています。私も大学時代に野球部に所属していましたが、レポートの締め切りに追われながら、試合の疲れで眠気に襲われる日々を過ごした経験があります。わかります、その気持ち。でも、うまく両立している人もたくさんいますよ。

まず重要なのは時間管理です。例えば、私の友人で、綿密なスケジュール管理表を作成し、練習時間、授業時間、自習時間、睡眠時間をきっちり確保していた人がいました。彼は、1日のスケジュールを細かく区切り、隙間時間を有効活用することで、野球部活動と学業の両立を成功させていました。さらに、効率的な学習方法も重要です。集中して勉強する時間帯を決め、予習・復習を徹底することで、学習効率を上げる工夫をしていました。

さらに、周りのサポートも欠かせません。チームメイトや教授、友人など、周囲の人々に相談し、協力してもらうことで、負担を軽減できます。例えば、授業を欠席せざるを得ない場合は、事前に友人にお願いしてノートを借りたり、教授に事情を説明して理解を得たりするなど、積極的にコミュニケーションをとることが大切です。

そして、自分のペースを大切にすることも重要です。無理せず、自分の能力に見合った目標を設定し、少しずつ達成していくことが、継続する秘訣です。完璧主義にならず、小さな成功体験を積み重ねていくことで、自信を高め、モチベーションを維持することができます。

野球経験を活かせる仕事ってあるの?就職活動のポイントは?

野球部員は、就職活動で不利になるという声も耳にするかもしれません。しかし、それは必ずしも真実ではありません。むしろ、野球部での経験は、企業にとって大きな魅力となる可能性を秘めています。

例えば、チームワーク、責任感、忍耐力、目標達成力など、野球部活動を通して培われたこれらの能力は、多くの企業が求める人材像と合致します。就職活動では、これらの経験を具体的に説明することで、あなたの強みをアピールすることができます。例えば、「大学野球で主将を務めた経験から、チームをまとめるリーダーシップを学びました」や、「厳しい練習を乗り越える中で、忍耐力と目標達成能力を養いました」といったように、具体的なエピソードを交えて説明することで、企業はあなたの能力をより深く理解することができます。

また、就職活動のサポート体制も充実している企業もあります。特に、野球に理解のある中小企業の中には、社会人野球クラブチームへの所属や現役選手としての活動を配慮してくれる企業も存在します。一般社団法人大学野球支援機構では、そうした企業との連携を強化し、野球部員の就職活動を支援する取り組みを行っています。もちろん、強制ではありませんが、もしご興味があれば、機構の活動内容について調べてみるのも良いかもしれません。

大学生活と野球部活動、そして将来のキャリアプラン…どうバランスを取るの?

大学生活は、野球部活動だけでなく、学業、友人関係、そして将来のキャリアプランを考える大切な時間です。これらの要素をどのようにバランスよく両立させるかは、悩ましい問題ですよね。薬剤師の仕事に魅力を感じている相談者の方のように、明確な目標を持っていることは素晴らしいことです。しかし、目標が定まっていない方でも、焦る必要はありません。まずは、自分の興味や才能、価値観をじっくりと見つめ直すことから始めましょう。

例えば、キャリアカウンセリングやワークショップに参加してみるのも良いかもしれません。大学には、キャリアセンターなどが設置されていることが多く、就職活動に関する相談やアドバイスを受けることができます。また、先輩やOB・OGに話を聞いてみるのも良いでしょう。彼らの経験談を聞くことで、自分の将来像をより具体的にイメージできるようになるかもしれません。

そして、将来のキャリアプランは、柔軟に修正していくことも大切です。人生の計画は、予期せぬ出来事によって変化することがあります。計画通りに進まなくても、落ち込む必要はありません。大切なのは、常に前向きな姿勢で、変化に対応していくことです。大学生活を充実させ、将来のキャリアプランを着実に進めていきましょう。

薬剤師の仕事は、確かに魅力的な面も多いですが、楽な仕事ではありません。責任の重さや、患者さんとのコミュニケーション、常に最新の知識をアップデートする必要性など、多くの苦労があります。相談者の方が薬剤師の仕事に抱いているイメージと、現実のギャップを理解することは重要です。同様に、野球部員としての生活も、華やかな面だけでなく、厳しい練習や挫折を経験することもあります。しかし、それらの経験は、将来必ずあなたを成長させてくれるはずです。

大学野球支援機構は野球と仕事の両立をサポートします

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私たちは野球と仕事双方を充実させる未来に向けてサポートをしています。