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野球部員は浪人したら損?将来の年収と健康寿命、どっちが大切?

  • 就職活動
2025年06月27日

先日、大学野球部の学生からこんな相談を受けました。「1年浪人したら、生涯年収が1年分減るから、数百万円損をする」とよく聞きますが、私は「その1年間は働いてないのだから、損ではない」と思っています。生涯年収を気にするなら、浪人よりも健康寿命を気にするべきではないでしょうか?

浪人すると本当に生涯年収が減る?損得勘定だけで決めていいの?

「浪人したら生涯年収が減る」というのは、確かに統計上はそうなるケースが多いかもしれません。早期に大学を卒業して社会に出れば、それだけ長く働くことができ、キャリアアップのチャンスも増えます。 しかし、損得勘定だけで人生の大きな決断を下すのは危険です。 例えば、進路に迷い、焦って大学に進学し、結果的に大学生活に満足できず、中退してしまうケースもあります。 そうした場合、浪人期間を含めても、満足度の高い人生を送れたとは言えないかもしれませんよね。

大切なのは、自分の将来像をしっかり描き、その目標達成のために最適な道を選ぶことです。 浪人してじっくりと将来について考え、本当にやりたいことを見つけ、目標とする大学に進学できたとしたら、それは決して無駄な1年ではありません。 むしろ、充実した大学生活を送るための重要な準備期間になったと言えるでしょう。 私の友人で、1年間浪人して、目標としていた大学の野球部に入り、そこで素晴らしい仲間と出会い、将来の夢を明確にできた人がいます。彼は現在、その経験を活かして、社会で活躍しています。

また、大学進学後も、部活動と学業の両立に苦労する学生は少なくありません。 浪人期間中に体力や学習習慣を整え、大学生活をよりスムーズにスタートできるよう準備できたとしたら、それは大きなメリットと言えるでしょう。 将来の年収だけを気にするのではなく、充実した大学生活を送ること、そして、自分らしい人生を送ることを優先順位の高い目標に据えることも重要です。

健康寿命を重視するってどういうこと?野球部員にとって健康は?

相談者の方の「健康寿命を気にするべき」という意見、とても共感できます。 野球部員は特に、身体への負担が大きいです。 激しい練習や試合の繰り返しは、将来的な健康に影響を与える可能性があります。 無理な練習で怪我を負い、競技生活を続けられなくなる、あるいは、慢性的な痛みを抱えることにもなりかねません。 健康寿命を意識することは、野球部員にとって非常に重要です。

健康寿命を長く保つためには、日頃から適切なトレーニング、栄養管理、休息を心がけることが大切です。 また、怪我の予防にも意識的に取り組む必要があります。 大学野球を引退した後も、健康な体で社会生活を送れるように、今から健康管理の習慣を身につけておくことは、生涯の幸福度を高める上で大きな意味を持ちます。 例えば、定期的な健康診断を受けたり、適切なストレッチや筋トレを行うこと、バランスの良い食事を摂ることを心がけましょう。

さらに、メンタルヘルスのケアも重要です。 部活動のプレッシャーや、将来への不安など、ストレスを抱える機会も多いでしょう。 信頼できる友人や家族、そして必要であれば専門家などに相談し、適切なサポートを受けることも大切です。 自分の心と体の声をよく聞き、無理をしないことが、健康寿命を長く保つ秘訣です。

野球部員が将来、仕事と野球を両立するには?

大学野球を続けながら、将来のキャリアを築くことは、容易ではありません。 しかし、不可能ではありません。 多くの企業が、大学野球部員の高い体力、精神力、チームワークを評価しています。 特に、野球に理解のある中小企業の中には、社会人野球クラブチームへの所属や、現役選手としての活動を支援する企業もあります。

就職活動においては、自分の強みを明確に示すことが重要です。 大学野球で培った経験、例えば、目標達成への粘り強さ、チームワーク力、責任感、時間管理能力などを、企業が求める能力と結びつけて説明しましょう。 また、将来のキャリアプランを具体的に示すことも効果的です。 例えば、「大学卒業後は、社会人野球で経験を積み、将来的には指導者として野球に関わりたい」といった明確なビジョンを示すことで、企業からの評価を高めることができます。

  • 自己PRで野球部での経験を活かす:具体的なエピソードを交えて、リーダーシップや責任感、忍耐力などをアピールしましょう。
  • 企業研究を徹底する:野球部員を積極的に採用している企業や、野球部活動に理解のある企業を重点的に研究しましょう。
  • 面接対策をしっかり行う:野球部での経験を踏まえ、自分の強みや将来のビジョンを明確に伝えられるように練習しましょう。

もし、就職活動で悩んだら、周りの人に相談してみるのも良いでしょう。 友人、家族、大学のキャリアセンター、そして、必要であれば、専門家のサポートを受けることも検討してみてください。 多くの選択肢があり、最適な道は一つとは限りません。

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