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野球部生活と将来への不安…燃え尽き症候群の可能性も?

  • 就職活動
2025年06月27日

高校球児の皆さん、そして保護者の皆様、大学野球支援機構です。最近、高校野球部員のA君(仮名)から、このような相談を受けました。「最近何もする気が起きず、頭が働かない日が続いています。勉強も成績も下がり、コミュニケーション能力も低下し、友達にも指摘されるようになりました。以前はできた気配りや気遣いもできなくなり、大切な彼女にもそっけなく接してしまいます。このままでは彼女にも嫌われてしまうのではないかと不安です。どうしたら以前の自分に戻れるのでしょうか?」と。A君のような状態は、もしかしたら燃え尽き症候群の可能性があります。今回は、A君のような悩みを抱える学生さん、そしてご家族のために、その原因と対処法、そして将来への展望についてお話しします。

燃え尽き症候群?まずは自分の状態を客観的に見てみましょう

A君のように、以前はできていたことが急にできなくなったり、やる気がなくなったりする状態は、燃え尽き症候群(バーンアウト)の可能性があります。これは、長期間にわたって強いストレスやプレッシャーを受け続けた結果、心身ともに疲弊してしまう状態です。高校野球は、厳しい練習や試合、進学・就職へのプレッシャーなど、多くのストレスを抱える環境です。わかりますよね、その大変さ…。

A君のケースでは、学業、部活動、そして人間関係といった複数のストレス要因が重なっているように感じます。毎日学校に通い、いじめもなく問題なく生活しているとのことですが、表面上は問題なくても、心の中では大きな負担を抱えていることは十分に考えられます。成績の低下やコミュニケーション能力の低下は、燃え尽き症候群の典型的な症状です。また、彼女への態度変化も、心身が疲弊しているサインかもしれません。

まずは、自分の状態を客観的に見てみましょう。下記のチェックリストで、当てはまる項目が多い場合は、燃え尽き症候群の可能性があります。

  • やる気が出ない
  • 集中力が続かない
  • 疲れやすい
  • 眠れない、または眠りすぎる
  • イライラしやすくなった
  • 食欲不振、または過食
  • 身体の不調(頭痛、胃痛など)
  • 人間関係がうまくいかない
  • 以前は好きだったことが好きではなくなった
  • 将来への不安を感じている

もし多くの項目に当てはまるようでしたら、一人で抱え込まずに、信頼できる先生や友人、家族などに相談してみましょう。誰かに話すだけでも、気持ちが楽になることがあります。

野球と学業、両立の秘訣は?時間管理と休息の重要性

高校野球と学業の両立は、本当に大変ですよね。私もかつてはそうでした。多くの学生が、時間管理に苦労しているのではないでしょうか。時間管理のコツは、まず「何にどれだけの時間を使っているか」を把握することです。1週間のスケジュールを書き出してみて、自分の時間の使い方を分析してみましょう。部活動にどれだけの時間を使っているのか、勉強にどれだけの時間を使っているのか、そして自分のための時間はどれくらいあるのか…。

例えば、私の友人は、毎朝早起きして勉強時間を確保し、放課後は効率的に部活動と勉強を両立していました。また、週末はしっかりと休息を取り、リフレッシュすることで、平日の集中力を高めていました。休息は、決して無駄ではありません。むしろ、質の高い学習や部活動を行うためには、必要な時間です。効果的な時間管理と休息によって、野球と学業の両立をスムーズに行うことができるでしょう。

さらに、優先順位をつけることも重要です。どうしても時間内に終わらない場合は、何が一番重要なのかを考え、優先順位をつけてタスクをこなしていくことが必要です。例えば、テスト期間中は勉強を優先し、部活動は練習時間を調整するといった柔軟な対応も必要です。

将来への不安…大学進学や就職活動への具体的な対策

将来への不安は、誰しもが抱えるものです。特に、高校球児は、進路選択において大きなプレッシャーを感じることが多いのではないでしょうか。大学進学を希望する場合は、大学選びの基準を明確にすることが大切です。学力だけでなく、野球部活動の環境、将来のキャリアパスなども考慮して、自分に合った大学を選びましょう。大学によっては、野球部活動と学業の両立を支援する制度が整っているところもあります。

就職活動については、早期準備が重要です。大学生活が始まったら、すぐに就職活動の準備を始めましょう。企業研究や自己分析、面接練習など、地道な努力を積み重ねることが大切です。大学野球支援機構では、野球に理解のある中小企業への就職支援も行っています。社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業を紹介することも可能です。もちろん、これはあくまで選択肢の一つであり、強制ではありません。ご自身の将来設計に合った道を選んでください。

また、キャリアカウンセリングを受けるのも良いでしょう。キャリアカウンセラーは、あなたの強みや弱みを客観的に分析し、将来のキャリアプランを一緒に考えてくれます。一人で悩まず、専門家の力を借りるのも一つの方法です。そして、大切なのは、自分自身の将来像を明確に持つことです。将来どのような人間になりたいのか、どのような仕事がしたいのか、しっかりと考え、目標に向かって努力していくことが大切です。

A君、そして同じような悩みを抱えている皆さん。あなたは一人ではありません。多くの学生が、同じような悩みを抱え、乗り越えています。まずは、自分の状態を認め、誰かに相談することから始めましょう。そして、時間管理、休息、将来への計画を立て、一歩ずつ前に進んでいきましょう。きっと、以前のあなた以上に輝く未来が待っています。

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