「銀行や信用金庫で働いている方、または内定を頂いた方というのはどういったお人柄なのでしょうか?」というご相談をいただきました。私立大学の3年生で、銀行・信用金庫を第一志望に就活をされているとのこと。筆記試験や書類選考は通過するものの、面接でなかなか選考が進んでいないとのこと。第二志望の企業では最終面接まで進んでいる状況の中、第一志望の選考がうまくいかないことに悩んでいらっしゃる、というご相談です。わかります、その気持ち、すごくよくわかります。
面接で落とされる原因は「人柄」?本当にそうでしょうか?
「私という人柄が銀行・信用金庫の雰囲気と合っていないのでは?」という結論にたどり着かれたとのことですが、本当にそうでしょうか? 周りの方から「銀行に居そう」と言われるということは、外見や第一印象は銀行員のイメージに合致しているということですよね。ということは、面接で評価されているのは「人柄」だけではない可能性が高いです。もしかしたら、面接で求められている回答や、面接官が求める情報と、あなたの伝え方がズレているのかもしれません。
例えば、面接官は「あなた自身の強み」や「なぜ銀行・信用金庫を志望するのか」といった、具体的なエピソードを交えた回答を求めているかもしれません。単に「真面目です」「明るいです」といった抽象的な表現では、あなたの個性や能力が伝わりにくく、他の応募者との差別化が難しくなりますよね。面接官は、あなたの人となりを深く理解し、その人が銀行・信用金庫でどのように活躍できるのかを判断しようとしています。
私の友人で、大手銀行の内定を得た人がいます。彼女は、学生時代にボランティア活動で培った経験や、アルバイトで学んだ顧客対応のスキルを具体的に説明し、それらが銀行業務にどう活かせるかを明確に説明していました。また、銀行の理念や社会貢献活動への強い関心を熱意をもって語っていました。彼女は「真面目」や「明るい」といった言葉だけでなく、具体的な行動や実績を通して、自分の個性と能力をアピールしていたのです。
銀行・信用金庫の面接で評価されるポイントとは?
では、銀行・信用金庫の面接で具体的にどのような点が評価されているのでしょうか?いくつか重要なポイントを挙げてみましょう。
- コミュニケーション能力:円滑な人間関係を築き、顧客や同僚と良好なコミュニケーションを取れるか。
- 問題解決能力:複雑な問題に対処し、適切な解決策を提案できるか。
- 責任感:業務を遂行する上で、責任感を持って行動できるか。
- 向上心:常に学び続け、スキルアップを図ろうとする姿勢があるか。
- 社会貢献への意識:銀行・信用金庫の社会的な役割を理解し、貢献したいという意欲があるか。
これらの能力は、面接での回答だけでなく、あなたのこれまでの経験や活動を通して示すことが重要です。例えば、学生時代の部活動やサークル活動、アルバイト経験などを振り返り、これらの経験を通してどのような能力を身につけ、どのように成長してきたのかを具体的に説明しましょう。 また、銀行・信用金庫の事業内容や社会貢献活動について深く理解し、あなた自身のキャリアプランと結びつけて説明することで、熱意と誠意を伝えることができます。
さらに、自己分析も非常に重要です。自分の強みや弱みを客観的に分析し、それらをどのように活かし、どのように克服していくのかを明確に説明することで、面接官の信頼を得ることができます。 もしかしたら、あなたの強みは、あなたが気づいていない部分にあるかもしれません。客観的な視点を持つ友人や家族に相談してみるのも良い方法です。
第二志望が順調だからこそ見直せること
第二志望の企業では最終面接まで進んでいるとのこと。これは、あなたの能力の高さを証明しています。第二志望の面接でうまくいった点を振り返り、第一志望の面接に活かすことはできないでしょうか? 例えば、自己PRの内容や質問への回答方法、面接官とのコミュニケーションなど、具体的な点を比較分析してみるのも有効です。もしかしたら、第一志望の面接では、伝え方が少し足りなかったり、面接官の求める情報とズレがあったりしているのかもしれません。
また、企業研究も徹底的に行いましょう。銀行・信用金庫は、それぞれ企業文化や求める人材像が異なります。企業のホームページや説明会などで情報を集め、その企業が重視する価値観や理念を理解し、それに合わせた自己PRや志望動機を準備することが大切です。 企業の理念に共感し、その企業で働くことで自分がどのように貢献できるのかを明確に示すことができれば、面接官の心を掴むことができるでしょう。
明後日の面接、不安でしょうが、これまで培ってきた経験と能力を信じて、自信を持って臨んでください。そして、面接官との会話を楽しみ、あなた自身の魅力を最大限にアピールしてください。 あなたの努力は必ず報われると信じています。
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