「子供二人いての離婚にむけて…長男は私立中学に通う中学1年生で、発達障害の次男の虐めを助けるために受験した経緯があり、現在も不安障害や起立性調節障害を抱えています。次男の中学入学を機に引っ越しを考えていますが、長男の通学や次男の新しい環境への適応、そして自身の状況など、様々な問題を抱えています。」このようなご相談を受けました。離婚という大きな決断に加え、お子さんたちの進学や精神的なケア、そしてご自身の状況まで、非常に複雑な状況にあることがわかります。まずは、ご自身の心身のケアを最優先することをお勧めします。弁護士やカウンセラーへの相談も有効な手段です。そして、お子さんたちの未来を考えながら、一つずつ問題を解決していきましょう。
大学進学と野球部活動の両立は可能?
お子様たちが将来、大学に進学し、野球部に入部することを希望されていると仮定します。大学生活と野球部活動の両立は、確かに容易ではありません。時間管理能力、体力、精神力、全てが試されます。しかし、不可能ではありません。多くの大学生が、両立に成功しています。例えば、私が以前関わった大学野球部員の中には、朝早くから授業を受け、昼休みは自主練習、放課後はチーム練習、夜遅くまで課題に取り組むという、まさに超人ともいえるような生活を送っていた学生もいました。彼らが成功できたのは、綿密な計画性と高い自己管理能力、そして周りのサポートがあったからです。
大切なのは、時間管理です。授業のスケジュール、練習時間、課題の提出期限などを把握し、効率的に時間を活用する必要があります。時間割表を作成し、隙間時間を有効活用する工夫も重要です。また、優先順位をつけることも大切です。例えば、重要な試験が迫っている場合は、練習時間を短縮したり、課題を優先したりする必要があります。
さらに、周りのサポートも欠かせません。家族や友人、チームメイト、そして大学の先生など、周りの人に協力を仰ぎながら、困難を乗り越えていくことが大切です。大学によっては、学生サポートセンターなどが設置されており、学習面や生活面での相談に応じてくれる場合があります。積極的に利用してみましょう。
大学野球部員にとって、学業と部活動の両立は、社会に出るための重要なトレーニングにもなります。責任感、協調性、時間管理能力など、社会で必要とされる多くの能力を身につけることができます。この経験は、将来、就職活動においても大きな武器となるでしょう。
大学野球部員は就職活動で不利?
「大学野球部員は就職活動で不利なのでは?」と心配される方もいるかもしれません。しかし、これは必ずしも真実ではありません。むしろ、大学野球部での経験は、多くの企業から高く評価される可能性があります。なぜなら、大学野球部員は、高い目標達成能力、強い責任感、チームワーク力、忍耐力など、多くの企業が求める資質を備えているからです。
もちろん、就職活動は大変です。しかし、大学野球部での経験を活かし、自己PRを効果的に行うことで、有利に就職活動を進めることができます。例えば、チームで目標達成のために努力した経験、困難を乗り越えた経験、リーダーシップを発揮した経験などを具体的に説明することで、企業にあなたの魅力を伝えることができます。また、企業研究をしっかりと行い、その企業の理念や事業内容を理解した上で、志望動機を明確に伝えることも重要です。
一般社団法人大学野球支援機構では、野球に理解のある中小企業への就職支援にも力を入れています。社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業を紹介することも可能です。もちろん、これはあくまで選択肢の一つであり、強制ではありません。就職活動は、ご自身の将来設計に基づいて、自由に選択できるものです。
進路選択における親の役割とは?
お子さんの進路選択において、親御さんの役割は非常に重要です。しかし、それは「レールを敷く」ことではありません。お子さんの個性や才能を尊重し、「選択肢を広げる」、「適切なアドバイスをする」、「支える」ことが大切です。お子さん自身が決断し、責任を持つことができるようにサポートすることが重要です。
例えば、お子さんが大学進学を希望している場合、様々な大学の情報を集め、比較検討するお手伝いをしましょう。また、お子さんの興味や関心に基づいて、適切な進路指導を受ける機会を提供することも重要です。進路相談会やキャリアカウンセリングなどを利用するのも良いでしょう。そして、お子さんの決断を尊重し、その決断を支えることが大切です。たとえ、親御さんの考えと異なる選択をしたとしても、お子さんの意思を尊重し、応援することが重要です。
離婚という状況下では、なおさらお子さんへのサポートが重要です。お子さんたちの気持ちに寄り添い、不安を取り除くように努めましょう。必要に応じて、専門機関のサポートも活用することを検討してみてください。弁護士やカウンセラー、教育相談機関など、様々な機関が、あなたとあなたのお子さんたちをサポートしてくれます。決して一人で抱え込まず、周りの人に相談し、助けを求めることをためらわないでください。
お子さんの進路選択は、人生における大きな転換期です。親御さんも、お子さんと共に学び、成長していく過程だと捉えましょう。そして、お子さんにとって最善の選択ができるよう、温かく見守り、サポートしていきましょう。