「高卒ニート19歳です。学校にもまともに通えず、ひきこもり気味で、死にたいと思うことばかりです。車の免許も取れていません。どうすればいいのでしょうか？なぜ皆さんは淡々と学校に通ったり、仕事ができるのでしょうか？」　このようなご相談を、私たち大学野球支援機構にも、少し形を変えて届くことがあります。大学野球という枠組みからは離れて見えるかもしれませんが、「将来への不安」「自分自身への自信のなさ」「一歩を踏み出す勇気の欠如」といった悩みは、大学野球部員も、そうでない若者も、皆が抱える可能性のある普遍的なものです。このご相談をきっかけに、多くの若者たちが抱える葛藤と、そこから抜け出すためのヒントを、一緒に考えていきましょう。

まず、あなたの「死にたい」という気持ちに寄り添います

「死にたい」と思う気持ち、本当に辛いですよね。わかります。自分を責めてしまう気持ちも、痛いほどよくわかります。あなたは決して一人ではありません。同じように苦しんでいる人は、あなたの想像以上にたくさんいます。そして、その苦しみから抜け出した人も、たくさんいます。

まず、あなたの今の気持ちを肯定したいです。「死にたい」と思うのは、決して悪いことではありません。それは、あなたが今、とても辛い状況にいて、心の支えを失っているというサインです。そのサインに気づけたことは、とても素晴らしいことです。自分を責めるのではなく、まずはその辛い気持ちを認めてあげましょう。

私の友人で、かつて似たような経験をした人がいます。彼は高校卒業後、アルバイトを転々とし、将来への不安から毎日をただ何となく過ごしていました。「このままじゃダメだ」と感じながらも、一歩踏み出す勇気が持てず、深い絶望感に苛まれていました。しかし、彼は小さな一歩から始めました。まずは、近所の図書館に通い始め、そこで出会ったボランティア活動に参加したのです。最初は戸惑いもありましたが、人との繋がりを通して、少しずつ自信を取り戻していきました。

車の免許取得は、未来への第一歩

車の免許取得、確かに億劫ですよね。教習所に通うのも、試験を受けるのも、大変なことです。でも、それは「未来への第一歩」を踏み出すための、大切なステップなのです。免許を取得することで、行動範囲が広がり、新たな出会いや経験の機会が増えるかもしれません。それは、あなたの自信を取り戻す大きな力になるはずです。

教習所に通うのが不安なら、まずは教習所の説明会に参加してみるのもいいかもしれません。雰囲気を知り、どんなことを学ぶのかを事前に把握することで、不安が少し減るかもしれません。また、教習所には、あなたと同じように免許取得を目指している人がたくさんいます。彼らと話すことで、励まし合える仲間が見つかるかもしれませんよ。

もし、教習所に通うのがどうしても難しいと感じたら、無理強いする必要はありません。まずは、できる範囲から始めてみましょう。例えば、公共交通機関を利用して、近所の散歩に出かけてみたり、図書館に行ってみたり。小さな一歩でも、前に進むことによって、自信が少しずつ育まれていきます。そして、その自信が、いつか車の免許取得への一歩を踏み出す勇気をくれるはずです。

「自立した人間になりたい」という気持ち、素晴らしいです！

「自立した人間になりたい」というあなたの気持ち、本当に素晴らしいと思います。それは、あなたが成長したい、より良い未来を望んでいるという証です。その気持ちを持ち続けることが、あなたを前に進ませる原動力になります。

自立するためには、まず「自分と向き合う時間」を持つことが大切です。自分の強みや弱み、好きなこと、嫌いなことをじっくりと見つめ直してみましょう。そして、将来どんな人間になりたいのか、どんな人生を送りたいのかを具体的にイメージしてみましょう。そのイメージが、あなたの行動の指針となり、困難な時にもあなたを支えてくれるはずです。

お金を貯めてイベントに行ったり、素敵な景色を見に行ったりしたいという気持ちも、とても素敵です。それは、あなたの「未来への希望」を表しています。その希望を胸に、一歩ずつ前に進んでいきましょう。そして、その過程で出会う人々や経験が、あなたの成長をさらに後押ししてくれるはずです。

「なぜ皆さんは淡々と学校に通ったり、仕事ができるのですか？」という疑問についてですが、それは人それぞれです。才能や努力はもちろん、周りの環境やサポート、そして何よりも「自分自身の目標」の有無が大きく影響します。あなたは今、その目標を見つけるために、苦しんでいる最中かもしれません。焦らず、ゆっくりと、自分らしいペースで探していきましょう。

大学野球支援機構では、大学野球部員だけでなく、多くの若者たちが抱える様々な問題について、相談を受け付けています。もちろん、就職活動に関するご相談も承っております。野球に理解のある企業への就職支援も、機構の活動の一つです。社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業との繋がりもありますので、もし将来のキャリアについてお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。ただし、あくまで相談は任意です。あなたのペースで、一歩ずつ進んでいきましょう。