「高校一年生です。もう学校に行きたくないです。」というご相談をいただきました。人見知りで、友達関係に悩み、学校生活が辛いとのこと。部活動では楽しい時間を過ごせているものの、一人になることが不安で、学校祭の練習なども怖く感じているようです。親御さんには学校での孤独な状況が伝わっているものの、「学校に行きたくない」と素直に言えずに悩んでいるとのこと。 本当に辛い状況だと思います。 この状況、多くの高校生が抱える悩みと共通する部分が多く、決してあなただけではありません。一緒に考えていきましょう。

学校で一人ぼっち…この気持ち、よくわかります

人見知りで、友達と深く関わることが難しい、というのは、とても繊細な心の持ち主である証です。 誰かといると疲れてしまう、でも、一人でいると寂しい…この葛藤、本当にわかります。 私も学生時代、似たような経験をしました。 周りの友達が楽しそうに話しているのを横目に、自分だけ取り残されているような感覚に陥ったこともありました。 「みんなは私をどう思っているんだろう？」「私、一人ぼっちなのかな？」と、ぐるぐるとネガティブな思考に囚われてしまうんですよね。

特に、部活動では楽しい時間を過ごせているのに、学校全体では孤独を感じている、という状況は、さらに複雑な感情を生み出しているかもしれません。部活動仲間とは、共通の目標や興味があるからこそ、自然なコミュニケーションがとれるのでしょう。しかし、学校全体では、その共通項が少なく、人との距離を縮めるのが難しいと感じているのではないでしょうか。

学校祭の体育祭練習が怖い、というお気持ちもよくわかります。 集団行動の中で、一人だけ浮いているような気がして、不安になるのは当然のことです。 しかし、大切なのは、あなた自身が「一人ぼっち」だと決めつけてしまうことではないのです。周りの生徒は、あなたが思っているほど、あなたのことを気にしていないかもしれません。

学校生活を乗り越えるための具体的なステップ

まずは、小さな一歩から始めてみましょう。 いきなり友達を作ることを目指すのではなく、まずは「挨拶をする」「笑顔でいる」といった、簡単なことから始めてみてください。 最初はぎこちなくても大丈夫。 少しずつ、周りの人と接する機会を増やすことで、心の距離も縮まっていくはずです。

• 朝の挨拶を積極的にする： 廊下ですれ違う生徒に「おはようございます」と挨拶をするだけでも、良い変化をもたらします。最初は難しいかもしれませんが、繰り返すうちに自然とできるようになります。
• 授業中に積極的に質問する： わからないことがあれば、先生に質問してみましょう。 質問することで、先生や他の生徒との接点を持つことができます。
• 部活動以外でも、部活の友達と少しだけ話す： 部活動で仲の良い友達がいるとのことですが、部活以外でも、少しだけ話しかけてみるのはいかがでしょうか？ 共通の話題から始めれば、自然な会話ができるかもしれません。「今日の練習、大変だったね」など、簡単なことから始めてみましょう。
• 相談できる先生やカウンセラーを探す： 学校の先生やスクールカウンセラーに相談してみるのも良い方法です。 専門家のアドバイスを受けることで、具体的な解決策が見えてくるかもしれません。 誰にも相談できない、という気持ちも分かりますが、信頼できる大人に話を聞いてもらうことで気持ちが楽になることもあります。

また、「一人でいる時間」をポジティブに捉えることも大切です。 一人でいる時間は、自分自身と向き合う時間、そして心を落ち着かせる時間でもあります。 読書をしたり、音楽を聴いたり、好きなことをして、心を満たしてみましょう。 一人でいることが、必ずしも悪いことではありません。

例えば、私の友人で、大学時代に似たような悩みを抱えていた人がいました。彼女は、最初は誰とも話さず、授業が終わるとすぐに帰宅していました。しかし、少しずつ勇気を出して、図書館で勉強する際に隣の席の人と軽く会話をしたり、サークル活動に参加したりするうちに、少しずつ友達が増え、大学生活を楽しめるようになりました。時間はかかりますが、少しずつ変わっていくこと、そしてその変化は必ずあなたを幸せにしてくれます。

親御さんへの伝え方、そして就職活動への備え

親御さんへの伝え方については、いきなり「学校に行きたくない」と言うのではなく、今の気持ちを少しずつ伝えることから始めましょう。 例えば、「最近、学校でちょっと辛いことがあるんだ」とか、「一人でいる時間が多くて寂しい」といった、具体的な状況を伝えることで、親御さんもあなたの気持ちを理解しやすくなります。 そして、親御さんにも相談できることを伝えてみましょう。 親御さんは、あなたのことを心配しているはずです。 あなたの気持ちを理解してもらうことで、より良い解決策が見つかるかもしれません。

そして、将来の就職活動についても考えてみましょう。 大学野球を続けるにしても、そうでないにしても、あなたの強みは「粘り強さ」と「繊細さ」です。 部活動で培った経験は、就職活動でも必ず活かせます。 責任感、チームワーク、目標達成への努力…これらの経験は、多くの企業が求める人材像に合致します。 また、繊細なあなたは、周囲の気持ちに寄り添い、細やかな配慮ができる人材になれるでしょう。 これらの強みを活かして、あなたに合った企業を見つけることができれば、きっと充実した社会人生活を送ることができるはずです。 大学野球支援機構では、野球に理解のある企業への就職支援も行っています。 将来のキャリアプランを考える際に、選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

高校生活は、人生の大きな転換期です。 辛い時期もあるかもしれませんが、決して一人で抱え込まず、周りの人に助けを求めながら、一歩ずつ前に進んでいきましょう。 あなたの未来は、必ず明るいものになります。