「去年まで大学に通っていましたが、何となく入った大学だったので通うのが億劫になり中退してしまい、現在はフリーターです。もともと絵を描くのが好きで、ゲーム会社で2Dグラフィックの仕事をしたいと思い始めました。地元に高卒でも中途採用をしている会社があるのですが、今の実力では採用はありえないと思い、専門学校に行こうと考えています。23歳から通い始め、卒業したら27歳、早生まれなので実質28歳になります。学校に通い、その道で必要な技術が身についても、この年齢では就職は難しいでしょうか?」 この相談、多くの若者、特に大学を中退した方から寄せられる悩みを反映しています。年齢を気にする気持ち、よく分かります。でも、諦めるのはまだ早いですよ。
20代後半からのゲーム業界就職は本当に難しいの?
「28歳でゲーム業界に就職するのは難しい」と感じる気持ち、とてもよく分かります。確かに、新卒採用は年齢制限があることが多く、競争率も高いです。しかし、年齢が全てではないということをまず理解しておきましょう。ゲーム業界は、技術力や作品ポートフォリオ、そしてあなたの情熱を重視する傾向があります。
例えば、私の知人のAさんは、大学卒業後に全く別の業界で働いていましたが、30歳を過ぎてから独学でプログラミングを学び、ゲーム開発会社に転職しました。彼は、独学で培った技術と、前職での経験を活かした独自の視点を持つことで、採用担当者の心を掴んだのです。年齢はハンデになるかもしれませんが、それを上回る魅力をあなた自身が持っていれば、必ず道は開けます。
専門学校でしっかりとスキルを磨けば、年齢はむしろ経験と成熟度として評価される可能性もあります。23歳から専門学校に通うという決断は、あなたの強い意志と目標達成への熱意を示しています。これは、企業にとって大きな魅力になります。
専門学校で何を学ぶべき?就職活動で有利になるポイントとは?
ゲーム業界の2Dグラフィックデザイナーを目指すなら、専門学校では実践的なスキルを身につけることが重要です。ただ授業を受けるだけでなく、積極的に作品制作に取り組み、ポートフォリオを充実させることを心がけましょう。企業が求めるのは、教科書通りの知識ではなく、実際に作品を作れる力です。
具体的には、以下のスキルを習得することをお勧めします。
- デジタルペイントソフト(Photoshop、Clip Studio Paintなど)の高度な操作スキル
- アニメーション制作スキル
- ゲームエンジン(Unity、Unreal Engineなど)の基本的な知識
- チームでの開発経験
さらに、就職活動において有利になるためには、自分の強みを明確にすることが重要です。例えば、得意な絵柄、制作スピード、コミュニケーション能力など、あなただけの個性と強みをアピールしましょう。そして、それらを効果的に伝えるための自己PRを磨くことも大切です。専門学校では、就職活動のサポートも充実していることが多いので、積極的に活用しましょう。
また、インターンシップに参加することもおすすめです。企業の雰囲気を肌で感じ、社員の方々と交流することで、就職活動に役立つ貴重な経験が得られます。さらに、インターンシップで良い成果を残せれば、内定獲得に繋がる可能性も高まります。
就職活動の戦略:中小企業への就職も視野に
大企業だけでなく、中小企業も視野に入れて就職活動を行うことをお勧めします。中小企業では、大企業に比べて、年齢による採用基準が厳しくないケースも多くあります。また、アットホームな雰囲気で、社員一人ひとりの意見を尊重する企業も多いです。あなたの個性や才能を活かしやすい環境と言えるでしょう。
特に、大学野球支援機構が支援しているような、野球に理解のある中小企業は、あなたの経験や人となりも評価してくれる可能性が高いです。社会人野球クラブチームへの所属や現役選手としての活動に配慮のある企業も多いので、そういった企業を探してみるのも良いかもしれません。もちろん、これはあくまで選択肢の一つであり、あなたのキャリアプランに最適な企業を見つけることが一番重要です。
就職活動は、自分探しの旅でもあります。色々な企業を見て、自分に合った企業を見つけることが大切です。焦らず、じっくりと準備を進めていきましょう。そして、自信を持って、あなたの魅力を企業に伝えましょう。
年齢を理由に諦めるのではなく、あなたの情熱とスキルを武器に、ゲーム業界で活躍することを目指しましょう!応援しています!