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29歳からの就職活動、本当に絶望的?経験ゼロでも希望を見つける方法

  • 就職活動
2025年06月27日

28歳で音楽の道を諦め、就職活動を始められたとのこと、ご相談ありがとうございます。29歳目前、職歴がない状態からの就職活動は確かに不安ですよね。ご友人からの様々なアドバイスも、それぞれにメリット・デメリットがあり、迷われるのも当然です。一つずつ、一緒に考えていきましょう。

「履歴書は多少詐称してもいい?」友人からのアドバイスと現実

ご友人のアドバイスにあるように、履歴書に事実と異なることを記載することは、絶対に避けるべきです。採用後、発覚すれば、解雇は当然のこと、場合によっては法的責任を問われる可能性もあります。これは、どんなに状況が厳しくても、絶対にやってはいけないことです。わかります、今すぐにでも仕事に就きたい気持ち、すごくよくわかります。でも、その場しのぎの嘘で得た仕事は、長くは続きません。将来のキャリアにも大きな悪影響を及ぼします。

例えば、私の知人で、過去にアルバイト経験を偽って就職した人がいました。最初はうまくいっていたものの、会社の研修で過去の経歴がバレ、結局解雇されてしまいました。彼はその後、就職活動に苦労し、信頼を取り戻すのに何年もかかりました。一時的な解決策は、長期的な視点で見ると、大きなリスクを伴うということを、彼の経験は教えてくれています。

もちろん、ご友人が現在アルバイトとして働いていることは事実でしょう。しかし、その方法が全ての人にとって正しいとは限りません。彼なりの事情や、彼だからこそできた方法かもしれません。他人の成功例をそのまま真似することが、必ずしも成功を保証するわけではないことを覚えておきましょう。

「グレーなゾーンに飛び込むべき?」リスクと倫理

「グレーなゾーン」の仕事は、一見魅力的に見えるかもしれませんが、大きなリスクを伴います。法律に触れる可能性もあるため、慎重に検討する必要があります。また、倫理的に問題がある仕事に携わることで、将来、後悔する可能性も高いでしょう。もちろん、どんな仕事にもリスクは伴いますが、そのリスクとリターンを冷静に比較検討することが重要です。

「仕事を選んでいられない」という気持ちも理解できます。しかし、自分の価値観や倫理観に反する仕事を選ぶことは、長期的に見て幸せにつながるとは限りません。まずは、自分がどんな仕事に就きたいのか、どんな働き方をしたいのかを改めて考えてみましょう。そして、その上で、リスクとリターンを比較検討し、自分にとって最適な選択肢を選び取る必要があります。

「資格取得が近道?」本当に必要な資格とは?

資格取得は、就職活動に有利に働く可能性があります。しかし、どんな資格を取得するかが重要です。就職したい業界や職種に関連した資格であれば効果的ですが、関係のない資格を取得しても、効果は限定的です。まずは、自分がどんな仕事に就きたいのかを明確にしてから、それに必要な資格を検討しましょう。

例えば、事務職を目指したいのであれば、パソコンスキルに関する資格や簿記の資格などが有効です。一方、営業職を目指したいのであれば、コミュニケーション能力に関する資格や、特定の業界に関する資格などが有効です。資格取得は、就職活動の戦略の一つとして位置づけることが重要です。

また、資格取得には時間と費用がかかります。アルバイトをしながら資格取得を目指すのであれば、時間管理をしっかり行う計画性が必要です。無理のない範囲で、着実に資格取得を目指しましょう。焦らず、一つずつステップを踏んでいくことが大切です。

「ハローワークや職業訓練は有効か?」公的機関の活用

ご友人からのアドバイスにあるように、ハローワークや職業訓練は有効な手段です。ハローワークでは、求人の紹介だけでなく、履歴書の書き方や面接対策などのサポートを受けることができます。職業訓練では、専門的なスキルを習得することができます。公的機関を活用することで、就職活動の成功確率を高めることができるでしょう。

ハローワークでは、あなたの状況を丁寧にヒアリングし、あなたに合った求人を紹介してくれるでしょう。また、面接対策についても、具体的なアドバイスをもらえるはずです。積極的に相談し、サポートを活用しましょう

職業訓練は、短期間で専門スキルを習得できるため、就職活動に有利に働く可能性があります。ただし、訓練の種類や期間は様々なので、自分の状況や目標に合わせて適切な訓練を選びましょう。職業訓練を受ける前に、しっかりと計画を立てることが重要です。

「面接数をこなす?」質より量?

面接数をこなすことも重要ですが、質も重視する必要があるでしょう。ただ数をこなすだけでは、効果は期待できません。それぞれの面接で、企業の求める人物像を理解し、自分の強みを効果的に伝える努力をしましょう。質の高い面接を繰り返すことで、内定獲得の可能性が高まります

面接の練習は、鏡の前で行うだけでなく、友人や家族に協力してもらい、フィードバックを受けるのも有効です。また、面接官の立場になって、自分がどのような点を評価するのかを考えてみるのも良いでしょう。面接対策は、綿密に行うことが重要です。

そして、忘れてはいけないのは、あなたの強みです。29歳という年齢、そして音楽を志した経験は、必ずしもマイナスではありません。これらの経験から得られたスキルや、あなたの人となり、そしてこれからどんな仕事をして、どんな人間になりたいのかを、しっかりと伝えましょう。あなたの個性と経験を活かして、あなたにぴったりの仕事を見つけてください

就職活動は、長く険しい道のりになるかもしれません。それでも、諦めずに、一歩ずつ進んでいけば、必ず希望の光が見えてきます。応援しています!

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