先日、当機構に「30歳を過ぎてから大学に入学することは、社会的に見ておかしいことでしょうか?野球を続けながら大学生活を送りたいと考えているのですが…」というご相談がありました。年齢を理由に夢を諦めるのは、あまりにももったいないですよね。この記事では、30歳からの大学生活、そして野球部員としての経験を活かしたキャリア形成について、具体的な事例を交えながらお話しします。
30歳で大学入学は本当に遅すぎるのでしょうか?
「30歳で大学なんて…」「周りに合わせる事ができるだろうか」と不安に思う気持ち、よく分かります。私もかつて、年齢を理由に夢を諦めかけた経験があります。しかし、年齢はただの数字に過ぎません。大切なのは、今、何をしたいか、何を成し遂げたいかということです。30歳で大学に入学する人が少ないのは事実ですが、決して「おかしい」ことではありません。
例えば、以前当機構が支援した方には、社会人経験を経てから大学に進学し、野球部で活躍しながら、専門性を活かしたキャリアを築いた方がいらっしゃいました。彼は、社会人生活で培った経験と知識を大学生活に活かし、周囲の学生とも良好な関係を築きながら、充実した日々を送っていました。年齢が壁になることはありません。むしろ、社会経験を活かすことで、大学生活をより深く、豊かにすることができます。
もちろん、年齢による不安は尽きないかもしれません。学業と野球の両立、人間関係など、様々な課題が出てくるでしょう。しかし、それらは年齢に関わらず、多くの大学生が直面する問題です。大切なのは、前向きな姿勢と具体的な計画です。周りの人に相談したり、サポート体制を整えたりすることで、これらの課題を乗り越えることは十分可能です。
野球部経験を活かせる就職活動って?
大学野球部で培った経験は、就職活動において大きな武器になります。体力、精神力、チームワーク、責任感…これらの能力は、多くの企業が求める人材像と一致しています。しかし、その経験をどのようにアピールするかが重要です。
例えば、就職活動では、具体的なエピソードを用いて説明することが大切です。単に「チームワークを学んだ」と言うのではなく、「〇〇の試合で、チームが劣勢に立たされた時、私は〇〇を行い、チームを勝利に導きました」のように、具体的な状況、行動、結果を説明することで、企業はあなたの能力をより具体的に理解することができます。また、野球部での経験を通して学んだこと、成長したことを明確に伝えることも重要です。例えば、困難な状況を乗り越えた経験、リーダーシップを発揮した経験、目標達成のために努力した経験などを、就職活動に活かすことができます。
さらに、当機構では、野球に理解のある中小企業への就職支援を行っています。社会人野球クラブチームへの所属や現役選手としての活動を配慮してくれる企業も多くあります。これらの企業は、野球部員の経験を高く評価し、その経験を活かせる仕事を提供してくれる可能性が高いです。もちろん、企業選びは、自分のキャリアプランと照らし合わせて慎重に行う必要がありますが、選択肢の一つとして知っておくことは重要です。
大学生活と野球の両立は可能?
30歳で大学生活と野球部活動を両立させることは、確かに容易ではありません。時間管理能力、体力、精神力、全てにおいて高いレベルが求められます。しかし、不可能ではありません。多くの大学生が、学業と部活動、アルバイトなどを両立させています。重要なのは、計画性と効率性です。
例えば、時間割を綿密に計画し、効率的に学習を進めること、練習時間や休養時間を確保すること、そして、周りの人に協力を求めることも大切です。また、自分のペースを理解し、無理をしないことも重要です。必要に応じて、休む勇気を持つことも大切です。大学や野球部のサポート体制を最大限に活用し、周りの人に相談しながら、自分のペースで進めていきましょう。
私の友人で、大学院に通いながら社会人野球チームでプレーし、さらにアルバイトもしている人がいます。彼は、綿密なスケジュール管理と、周りの人々からのサポートによって、見事に両立させています。彼のように、周囲の協力を得ながら、計画的に進めていくことで、大学生活と野球の両立は実現可能です。
30歳からの大学生活、そして野球部員としての経験を活かしたキャリア形成は、決して簡単な道ではありません。しかし、あなたの努力と周りのサポートがあれば、必ず実現できます。年齢を理由に夢を諦めることなく、前向きに進んでいきましょう。そして、もし何か困ったことがあれば、いつでも相談してください。私たちは、あなたの挑戦を応援しています。