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40歳からのキャリアチェンジ…設計・製図の道は開ける?

  • 就職活動
2025年06月27日

40歳男性の方から、長年プログラマーとして働いてきたものの、年齢とともに管理業務が増え、本来好きだった設計・製図の仕事に転職したいというご相談がありました。CAD未経験で年齢的な不安もあるとのことですが、このご相談を受けて、大学時代の経験や、現在の状況を踏まえた上で、キャリアチェンジの可能性を探っていきたいと思います。

CAD未経験でも設計・製図の仕事に就ける?

40歳で、しかもCAD未経験から設計・製図の仕事に就くのは、確かに容易ではありません。年齢がネックになるという不安は、多くの転職希望者が抱くものです。わかります。私もそうでしたから。しかし、不可能ではありません。 重要なのは、あなたのこれまでの経験とスキル、そして強い意志です。

長年プログラマーとして培ってきた論理的思考力や問題解決能力は、設計・製図の仕事にも十分に活かせます。プログラミングと設計・製図は一見異なる分野ですが、どちらも緻密な作業と正確性が求められる点で共通しています。 例えば、プログラミングで培ったアルゴリズム構築のスキルは、設計図の作成における効率的な手順の検討に役立ちますし、デバッグ能力は設計図の誤りを発見し修正する能力に繋がります。

さらに、大学時代の機械科での専門知識も大きな武器になります。基礎的な力学や材料力学、機械設計の知識は、設計・製図の仕事において必須となるものです。これらの知識を活かすことで、未経験者であっても、短期間で一定レベルのスキルを習得できる可能性があります。

CADの操作スキルについては、独学や専門学校に通うなど、様々な学習方法があります。年齢を理由に諦めるのではなく、積極的に学習に取り組む姿勢を示すことが重要です。学習内容をポートフォリオとしてまとめ、面接でアピールすることで、採用担当者の印象を大きく変えることができます。

年齢を武器に変えるには?

年齢は確かにデメリットにもなり得ますが、同時に大きなメリットにもなります。長年の経験から培われた責任感やコミュニケーション能力、問題解決能力は、若い世代にはない強みです。

例えば、ある機械メーカーの採用担当者の方とお話した際、経験豊富なベテラン社員の重要性を強く訴えていらっしゃいました。「若い社員はやる気はあるが、経験が浅いため、どうしてもミスが多い。ベテラン社員は、そのミスを未然に防ぎ、チーム全体をまとめる力がある」と仰っていました。これは、年齢を重ねたからこそ得られる経験の価値を物語っています。

面接では、年齢をデメリットとしてではなく、長年の経験と実績を活かすための武器としてアピールしましょう。これまでのキャリアで培ってきたスキルや経験を具体的に説明し、それらがどのように設計・製図の仕事に活かせるのかを明確に伝えれば、年齢を懸念する企業側の不安を払拭できる可能性があります。

  • 具体的な実績を提示する:過去のプロジェクトでどのような成果を上げたのか、具体的な数字やエピソードを交えて説明しましょう。
  • 自己成長への意欲を示す:CADの学習計画や、設計・製図のスキル向上のための具体的な取り組みを説明しましょう。
  • チームワークを重視する姿勢を示す:年齢や経験を活かし、チームをまとめ、若手社員を育成する役割を担うことをアピールしましょう。

中小企業への就職の可能性は?

大企業よりも、中小企業の方が年齢による壁が低い傾向があります。大企業では、若手育成に重点を置く傾向がありますが、中小企業では、即戦力となる人材を必要としているケースが多いです。 特に、野球に理解のある中小企業の中には、社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業も存在します。これは、年齢や経験を重視する傾向にある企業の特性とも合致すると言えるでしょう。

もちろん、すべての企業がそうではありませんが、ニッチな分野に特化した中小企業を探してみるのも良いかもしれません。 例えば、特定の機械部品の設計に特化した企業であれば、あなたの機械科での専門知識が大きく役立ちますし、長年のプログラミング経験も、設計図の作成における効率化に貢献できるでしょう。

また、中小企業は、大企業に比べて柔軟な対応をしてくれる可能性が高いです。年齢や経験、スキルを考慮した上で、あなたに合った働き方を提案してくれる企業もあるかもしれません。

転職活動は大変ですが、あなたの経験とスキル、そして強い意志があれば、必ず道は開けます。焦らず、一つずつ着実にステップを踏んでいきましょう。応援しています!

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